聲期間限定でインソールをリフレッシュさせるメンテナンスを受け付けていました。
今日は、そんなメンテナンスパックをご希望されたお客様の靴をご紹介いたします。
ハンドソーンウェルテッドの靴は、言ってみればインソールが要です。
インソールがダメになったらもう修理をする事が出来ません。
なので、インソールを大切にしていただきたいのです。
ではどうしたらインソールがダメになってしまうのか、もしくはどうしたらインソールを良い状態に保つ事が出来るのかということですが、インソールが黒くなって硬くなったら危険信号で、インソールが明るいベージュ色、もしくはちょっと濃いベージュ色くらいであれば良い状態と言えます。
こちらが今回お預かりしたお客様のインソール。
まだ比較的新しい靴なので、インソールがひどく硬くなったり汚れているということはないものの、やっぱり履いていれば少しずつ汚れますし少しずつ固くなります。
そこで、#180番のサンドペーパーを使ってインソールの表面を少しだけ削ります。
インソール自体がかなり厚いので、ちょっとくらい削ったところで何の問題もありません。
作っている本人が言うので、間違いありません。
一度インソックを外して特殊工具を使ってつま先の方までキレイに削りました。
半分から後ろ側はインソックが乗っていたので色が新品の時のままなのですが、その部分とほとんど変わらない色になっています。
これでまたしばらく良い状態で履いていただくことができます。
このあと、カカトのトップピース交換も一緒にご依頼されていたので修理をし、アッパーのメンテナンスや靴ヒモの交換もしてキレイに仕上がりました。
このようなちょっと厄介なメンテナンスはお客様ご自身でやるよりも私どもにお任せいただいた方が良いと思います。
そして、お客様には普段からクリーナーでインソールのお掃除をやっていただきたいと思います。
このステインクレンジングウォーターは、インソールのお掃除もできるそうなので、1本常備しておくと良いでしょう。
私たちシューリパブリックでも在庫しています。
必要であれば、お越しいただいたついでにお買い求めください。
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