ここ最近は、急に涼しくなりましたね。
早朝はちょっと寒いほどです。
やっと過ごしやすい季節になったような気がします。
さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。
今回の革は、こちら。
ちょっと濃い目のキャメル、もしくは明るいブラウンのキップです。
少し前の革で、ビンテージと言えなくもない、今ではもう絶対に入手困難な、なかなか貴重な革になります。
以前はこのような生地のクオリティの高いボックス調の革が簡単に入手できましたが、今では価格の問題もありますが、まず革屋さんにもほとんどない状態です。
今見ると、この生地はこんなに良かったんですね。
革のシワの入り方はこんな感じで、キメの細かさがよくわかります。
色に関しては、デジカメがなかなか思うように色を出してくれないので、私の手と一緒に撮ってみました。
さほど大きな差はないかもしれませんが、実物の方が少し落ち着いた色です。
革の裏側はこんな感じで、やはり生地の厚さが十分にあり、キメがそろっていて良い生地であることがわかります。
断面はこんな感じ。
革の厚さを測ってみたところ、1.4㎜でした。
もう少し厚く感じましたが、それは生地がしっかりしているからかもしれません。
ビジネスシューズを作るにはちょうどよい厚さですし、カントリー風のブーツやシューズを作るのにもちょうど良さそうです。
ちなみに、写真の写り方でツヤがあるように見えますが、実際にはこの革は素上げのもので、靴の仕上げ次第で光らせることも可能です。
では、この革でどんな靴を作りましょうか。
もし、シュッとしたビジネスシューズを作るのであれば、3穴のギブソンシューズや5穴の普通のギブソンシューズ、もしくはチャッカブーツなども格好良いかもしれませんね。
また、カジュアルの靴を作るのであれば、モンキーブーツやフルブローグブーツ、またはフルブローグシューズなども使い勝手が良さそうです。
もしくは、全然違うところでサイドゴアブーツというのも良いかもしれません。
詳しい仕様は以下の通りです。
〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。
〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。
〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。
〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。
〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。
〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。
〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。
この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。
皆さまからのご連絡をお待ちしております。
こちらの革は完売しました。
★★★お知らせ★★★
★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はそろそろ終了になります(やまぶき色の革は完売)。
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。