Archives

茶色のお勧めの革

カテゴリー: Leather:革入荷情報

アリゾナ

余談ですが、皆さんはバナナ最中ってご存知ですか? こちらは、ABS秋田放送の番組「ぼなぺてぃ。」でも紹介された煉屋バナナというお菓子で、一言で言ってしまえばバナナ最中です。 秋田県大館市にある煉屋さんで売られている地元の銘菓なのですが、似たようなものが青森県の弘前市周辺にもあって、 こちらがその中のひとつで、いなみやさんのバナナ最中です。 私が食べたのはこの2種類だけなのですが、違いといえばいなみやさんのバナナ最中の方がやや硬い感じで、でも味はほぼ同じといってよいでしょう。 このバナナ最中の中にはバナナ餡が入っていますが、実際にバナナが入っているわけではなく香料にバナナエッセンスを含んでいるだけだそうです。 ですが、これがなかなかおいしくて絶対に一度は食べてみる価値ありと断言します。 でも、なぜこの秋田や青森など東北の地でバナナ最中が銘菓として存在しているのかということなのですが、何やら聞くところによると、昭和初期の頃に当時は高価だったバナナを多くの人たちに楽しんでもらいたいということからできたらしく、 今となってはバナナよりもずっと高価な最中ですが、これはこれで存在意義のあるものだと思います。 ちなみに、菅前首相もこの煉屋バナナを食べていましたね。 写真が飾ってありました。 そんなこんなで家族でこのバナナ最中を食べていたところ、私が住んでいる加須市には「ゆず最中」という銘菓がありまして、それなら日本中にはどんな果物の最中があるのだろうということになり、調べていった結果、あるわあるわたくさんの果物の最中が存在しました。 私たちが定義する果物の最中は、果物のエキスや香料などを使った餡が入っているという前提で、いちご大福のように果物が丸ごと入っているのはNGとしてみました。 日本国内にはたくさんの果物の最中が存在していて、パイナップル、スイカ、メロン、みかん、イチジク、リンゴ、アンズなどなど、おそらくまだ発見できていない果物の最中が存在していると思われますが、ちょっと探しただけでこんなにたくさんありました。 なので、今度旅行に行くときにはこれらを食べることをひとつのテーマとして行ってみようということになり、新たな楽しみができました。 富山に梨の最中があるそうですが、これはどんな感じのものなのかネットで調べた限りではよくわからず、一度行って食べてこないといけないなって思っているところです。 さて、今日はこんな革をご紹介したいと思います。 イタリアのシュリンクの革で、アリゾナといいます。 過去に1度ご紹介したことがあると思いますが、最近またご注文があってこの革を使って靴を製作したところ、やっぱりこれは素晴らしいと思いまして改めてご紹介させていただきます。 この革はやや多めにオイルを含んでいるシュリンクの革で、かなりざっくりとした雰囲気の仕上がりになっています。 なので、この革を使ってプレーンの靴を作った場合でも決して寂しい感じになることなく、なかなか良い雰囲気に仕上がりそうです。 チャッカブーツでもOKですし、ギブソンシューズやギブソンブーツなどでも格好良く仕上がりそうです。 また、生地は比較的厚めでしっかりしていますがイイ感じにオイルを含んでいてしなやかなので、履き込んでいくうちにどんどん足に馴染んできそうな感じです。遭えてこれくらいのシボなので、敢えてにぎやかなフルブローグやセミブローグなどを作ってみるのも格好良さそうですし、さらにはギリーでフルブローグという、ごちゃごちゃの極致を狙ってみるのも良いかもしれません。 革の裏側はこんな感じです。 あまり端っこの方は使えませんが、普通に使う部分はしっかりとしていて良い革です。 シュリンクの革は、型押しの革と違って場所によってシボの大きさが変わってきます。 これも天然の革ならではのことなのです。 最近は茶系でもあまり濃い色よりもこれくらいの色が人気のようで、お仕事でもカジュアルな服装が多くなったことも関係しているのかもしれませんね、 お仕事でもオフでもどちらでも使えますので、ある意味使い勝手の良い色だと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

   |  

↑トップへ