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クリームとオイル

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

デリケートクリーム

今日お客様と話していて、なるほどと感じたことがありました。 それが、靴クリームのこと。 通常、私たちシューリパブリックでお勧めしているのはこのようなガラス瓶に入った乳化性の靴クリームですが、 どうやら革に塗るということでこちらとごっちゃにされているケースがあるようなのです。 それが、 ミンクオイルです。 乳化性のクリームとミンクオイルは全く異なるもので、 乳化性のクリームの目的は革に栄養とツヤを与えることなのに対し、ミンクオイルの目的は油分を与えてしなやかにしたり防水の役割を果たすこととなります。 ということは、ミンクオイルを塗るのは主に初めからオイルを含んでいるようなグリッシーレザーなどに限られるわけで、一般的な革靴には通常は塗りません。 もし塗るとするなら、一時的に防水の目的くらいですが、普段からミンクオイルを塗っていると革質によっては革が柔らかくクタクタになってしまったり、もしくはオイルが乾燥したときにパキパキになってしまう可能性もあるため、あまり好ましいとは言えないのです。 さらに、もうひとつこのようなものがあります。 デリケートクリームです。 デリケートクリームは、主に革の保湿を目的としたもので、成分のほとんどが水分と言われています。 もし、防水目的ではなく、一般的な革靴に、もしくはお財布などに栄養補給を目的として何かを塗るのであれば、このデリケートクリームが良いでしょう。 その他にもラナパーとかコロニルとかサフィールとかいろいろありますが、革のメンテナンスを目的とする用品にはそれぞれの特徴がありますので、その目的に合ったものを使うことが大切です。 ちなみに、私はあまりいろいろなものを使ったことがないのですが、基本的にはこのデリケートクリームだけで用が済んでいます。 ちょっと大きめの業務用がひとつあると、だいたいのものに使えるので非常に便利です。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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