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オールソール交換修理の話

カテゴリー: Message:伝えたいこと


シューリパブリックは、日々を快適に過ごし、足元から健康になることを目的とした日常仕様のオーダーメイド靴を作っています。

しっかりとした作りを基本にしつつ、こだわり過ぎない85%のクオリティを目標とし、価格とクオリティのバランスを考えたモノづくりを進めていきます。

さて、先日あるお客様からオールソール交換修理のご依頼を受けました。

その靴は、完成してから15年くらい経っているもので、何年か前に修理屋さんでオールソール交換をしているとのことでした。

現状を見る限りではまだ2度目のオールソール交換修理をするタイミングではなかったのですが、修理屋さんでオールソール交換修理をしてからなんとなくしっくりこないとのことで、ちょっともったいないけれどお預かりしてオールソール交換をすることになりました。

靴をバラしてみると、お客様がしっくりこないとおっしゃっている意味がよく分かりました。

というのも、私たちシューリパブリックの靴は普通からすればちょっと違う素材を使っていたり、ちょっと手の込んだ作りになっていたりして、一度オールソールのためにバラシてしまうと再使用できないパーツをもう一度使わなければいけなかったり、代わりのパーツを使わなかったり、もしくは入手できないパーツはナシのままにするという方法しかないのです。

結果、履き心地は硬くなり、カカトの傾斜は変わり、靴自体のねじれ剛性と足のホールドは下がり、いろいろな点で落ち着きのない靴になってしまいます。

そう言えば、かつて他のお客様が近所の修理屋さんでダイナイトのトップピースがないからということで他のパーツをつけたところ、履き心地が全然変わってしまったため、元に戻してほしいとお持ちいただいたこともありました。

そうは言っても、それって気にする方もいれば全く気にならない方もいるので、全員に当てはまることではないのですが、気になるという方は本当に気になると思います。

多分私も気になると思います。

私たちシューリパブリックでは、ダイナイトソールに合わせて靴全体をセッティングしていまして、その中でねじれ剛性やホールド力をしっかりと上げることで快適に履いていただけるように製作しています。

なので、修理とは言えバラして内部のパーツが変わってしまうと履き心地が全然違ってしまうと思います。

ただ、誤った理解がないように言うと、今回の修理屋さんの仕事は決して手を抜いていたわけでもなく、悪意があったわけでもなく、むしろ一般的には正しい修理方法であり結構がんばってくれたというものでした。

もし、オリジナルの履き心地がお好みであれば、オールソール交換修理は私たちシューリパブリックにお持ちください。

お送りいただいても結構です。

repair

カカトの積み上げの素材の違いで、履き心地も大きく左右されます。

必要であれば、こちらから修理屋さんにパーツをお送りすることも可能ですので、一度お声がけください。


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