先日ご案内しました革が、昨日入荷しました。
すでに前もって革のスワッチを頂いていたので、おおよそどんな革なのかわかっていましたが、やはりスワッチと大きな革とでは全く違います。
とにかく1枚の大きな革は、ぱっと見た時の迫力が違います。
ともあれ、ご覧ください。
コチラが#ワイン。
写真ではちょっと色味がうすく見えますが、じつは実物もワインというほど深い色ではありません。
でも、これはまだ何もしていない状態でして、靴が完成した時にはしっかりと仕上げをするので、もう少し深みのあるワインに仕上がる予定です。
全色共通でまだらな色合いです。
厚さは2ミリとなっていますが、測ってみたら実際にはもう少し薄いようでした。
オイルを含んでいる革ということでELBAMATTと比較すると、ELBAMATTは厚さが1.6ミリでやや薄いながらもっと厚く感じられる作りでカッチリしているのに対して、
今回入荷したプルアップオイルは厚さが1.8ミリ強ですがパリッとした印象で、それでいて一度シワが入ると柔らかくなるような印象があります。
ですので、履き始めはプルアップオイルのほうが硬く感じるかもしれませんが、数回履いて履きこんでいけば似たような履き心地になると思います。
あとは、大きな違いが発色です。
ELBAMATTは比較的はっきりした色なのに対し、プルアップオイルはボヤ〜っとした色合いで、実はそんなところも私が気に入った特徴のひとつです。
次に#チョコです。
この色が、私が思っていたよりもはるかに良かった色です。
正直なところ、茶系も欲しいというお客様がいるだろう程度であまり期待していなかったのですが、開けてみてビックリ。
写真の左のほうが少し色が褪せていて、これは劣化しているわけではなく、オイルを含んでいるためにこのようになっているのです。
その薄くなった色合いがなんともステキで、多分量産靴メーカーではリジェクトされてしまいそうですが、私は特にこの部分を上手に活かしたギブソンブーツをおすすめしたいと思っています。
少しだけミリタリーのテイストを入れても良いですし、とにかくかしこまった靴ではなく、ザックリした雰囲気の服に合うような靴を仕立てるのに最適な素材です。
最後にネイビーです。
このネイビーは、発注時に最後まで黒にしようなネイビーにしようかと悩んだ結果、コチラにした色です。
その理由は、暗いところで見るとこの革は黒なのかネイビーなのかわからないくらい暗い色で、それでもって太陽の下ではしっかりとネイビーに見えるという、なかなか趣きのある色だったからです。
TWさんの名言のとおり、黒は非常にニュートラルな色であり、このような遊び心がある革で作るなら、色も遊び心があって欲しいと思います。
それでいて、この革は主張をし過ぎないので、実際には使い勝手が非常に良い靴になると思います。
今回の入荷は、3色とも7足分ずつです。
7足って、微妙ですよね。
そんなに早くなくならないだろうと思っていたら、あっという間になくなってしまうかもしれません。
これから寒くなって、ダウンジャケットに合わせるようなブーツや、とってもカジュアルな服にツイードのコートという組み合わせに合わせるブーツとして、ぜひご検討ください。
きっとみなさんは、もっとステキな合わせ方をイメージしていらっしゃることでしょう。
次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
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