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ギブソンブーツ

こちらは、私が三宮のSUNさんにお邪魔するようになった頃によく履いていたと思われるギブソンブーツです。 その頃、とっても気に入っていてよく履いていました。 履きこんでいくとどんどん雰囲気が出てくる革で、永く履きたいと思ってこの革を使って作りました。 今は、時々メンテナンスをしつつ、工房に展示してあります。   そして、こちらは私が今気に入って使っている携帯電話です。 スペック的にはネットにも繋がるようですが、私は電話だけの単機能として使っています。 以前はスマホを使っていた時期もありましたが、この電話機は通話のみと割りきって使っているためにバッテリーの減りが少なく、充電は月に2〜3回で済んでしまうという高い利便性や、 プッシュボタンがあることで、しっかりと確実に発信できることが、私にとってとても使いやすいのです。   こちらは、普段完成したお客様の靴を撮るためのカメラです。 もう今では、更に新しいモデルが出ていますが、私にはこれで十分なので気に入って使っています。 以前に使っていた一眼レフからこのカメラに買い換えた時に、ほんの数年ではありますが技術の進歩を実感しました。   おまけで、こちらは私が普段使っているフォークです。 気に入ったものを永く使いたいと思って、ちょっと高かったのですが丈夫でしっかりとしたものを選びました。 普通に使って、このフォークはどれくらい持つのでしょう? ステンレスの耐久性は、非常に興味があります。   私は、何か物を選ぶときには永く使うということを前提に選んでいます。 もちろん、100円ショップやファストファッションのお店で買うこともありますが、永く使えるものは永く使いたいと思っています。 でも、実際に使ってみて「永く使うこと」は「永遠」ではないということを感じました。 私が生まれる前や子供の頃は、ジャンジャン消費することが美徳という時代だったのが、最近になって気に入ったものを永く使いましょうみたいなことが美徳の世の中になっています。 時代が変わって、そうあるべきことが求められているので、時代の流れに従うことはそれで良いと思っています。 でも、よくよく考えいてみると、たとえば私が使っている携帯電話は、私が80歳になるまで使えるかというとほぼ間違いなく無理です。 予備のバッテリーを2つ持っていますが、話にならないでしょう。 多分、何年かすると携帯電話の電波の規格が変わったり、もしくは新たに優れた規格のものが登場して、必然的にそちらへ移行することになることでしょう。 実際に、VoLTEなるものが登場していて、きっと使ったらとても良いのだろうなぁって思ったりしています。 私のペンタックスのカメラだって、昔のカメラのように何十年も使えるかというとそれは無理で、多分液晶やシャッターユニット、そして内部の回路の寿命が来て、永く持って10年くらいなのではないかと思います。 おそらく修理することができたとしても、修理して使う価値があるのかどうか、ちょっと微妙な状況になっているのではないでしょうか。 そう考えると、現代において永く愛用するということは、ある程度の期間を見越したうえで大切に使うということなのだろうと感じています。 であるなら、その期間内にたくさん使ってあげたほうがモノはきっと喜ぶはず。 大切ではなく過保護にしていて、結局はあまり使わずに寿命を迎えさせてはいけません。   靴がどれくらい持つのかということに関して、実はこれは扱い方で大きく異なります。 ポイントだけしっかりと押さえて扱っていれば、おそらく15〜20年くらい、場合によってはそれ以上履くことができます。 でも、やはり永遠ではありません。 永遠ではないからこそ、靴も上手に履いてあげるのが良いと思います。 人間だって、若いうちはちょっとくらい無理をしても大丈夫ですが、ある程度の年令になったら体をいたわる必要がありますよね。 モノも同じです。 永遠ではないところが、とってもステキなのです。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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