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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

グレーの革

今日は、時々お世話になっている革問屋さんのセールということで、ほかの用事もかねてひとっ走り浅草まで行ってきました。 ちなみに、革のセールと言っても売れ残った時代遅れの革を売っているようなセールではなく、一般的に革問屋さんのセールというのは、毎期ごとに大量に入荷する新商品のサンプルなどを格安で販売するというケースが多く、 さらに言えばサンプルの革というのは、革問屋さんがちょっとグレードの高いものを仕入れて靴メーカーさんに買ってもらおうとする見本なので、基本的に良いものがたくさんあります。 また、まれに何年か前のものもあったりしますが、ちゃんとわかっていて選ぶのであれば、思いのほか掘り出し物もあったりします。   今回は、日頃からお世話になっているトンリョウの安達さんと、京都で靴工房をやっている靴工房源の清原さんも同じ革問屋さんに行くということだったので、一緒に行ってきました。 革問屋さんのセールは13時オープンでしたが、入り口の前では10分前くらいからチラホラとセール目的の人たちが列を作っていました。 どんな革を買ったかは、後ほどご紹介します。 革を買って、川沿いのタリーズでちょっとばかり休憩。 最近の浅草は、アジア系の観光客の方が本当に多いです。   そして、今回仕入れた革(前編)です。 ちょっとおもしろいシボの革です。 色味的にはベーシックな茶色ですが、革の質感がなかなか面白いです。 そして、おそらくタンニンが入っているようですので、履きこむごとに風合いが増してきそうな革です。 革自体がそんなに大きくない上に若干傷が多いので使える部分はちょっと少なく、ざっと見たところでややぜいたくに使って2足分といったところですね。 こういう革は、キャップなどのないベーシックなデザインがキレイにまとまると思います。 プレーンのギブソンブーツ、ギブソンシューズ、チャッカブーツなど、デニムに合わせたりカジュアルなパンツに合わせるようなことを考えて、カジュアルテイストでありつつ少々上品な雰囲気というところを狙った靴が良いのではないかと思います。 Lストームのウェルトを使って、ソールも厚くして、全体的にボリュームを出してラフな感じに仕上げるのも良さそうですね。   もうひとつは、なかなか珍しいグレーとモスグリーンの中間色のような色の革です。 「モスグレー」ですね。 この革も、カジュアルな服に合わせるブーツ用にと思って選びました。 こういうモスグレーでしたら先ほどの革とはちょっと志向が違って、例えばツイードのジャケットに合わせるようなフルブローグのブーツとか、もしくはワンウォッシュのデニムに合わせるチャッカブーツなんて格好良さそうです。 私もそうなのですが、あまりキレイな雰囲気の靴だと、カジュアルなジャケットやジャンパーなどに合わせにくくなってしまうので、こういうラフな感じの革で作った靴を持っていれば、上着に対して幅広く対応できるように思います。 この革も、雰囲気はザックリとした感じです。 色の雰囲気がつかみにくいかと思いまして、黒い革のサンプルと比較してみました。 こうして比べてみると、やっぱりモスグレーです。 こちらのモスグレーの革は、6足分の入荷になります。 ぜひ、実物をご覧になって下さい。 いわゆるボックス調のため息の出るような革とは全然違って、革だけでみると若干迫力に欠けるかもしれませんが、靴になるとかなり映えると思います。 このモスグレーは、私個人的にもちょっと興味があります。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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