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ダイナイト

今日の午前中に、ダイナイトソールが到着しました。 月曜日に日通さんの国際貨物営業部から電話がありまして、すでに週末に成田に到着していたそうなのですが、その後諸々の手続きを経て火曜日に通関を通って、そして今日私たちの工房に運ばれて来ました。 いつもなら混載で来るのですが、今回はなぜか成田から直接チャーター便です。   毎度のことながら、ダイナイトが到着すると、もう大変です。 すべての箱を開けて、ひとつひとつ数が合っているか数えなくてはいけません。 ソールはまだ簡単に数えられますが、トップピースは箱に60足分(120個)がバラバラに入っているので、それだけで半日仕事です。   そんなダイナイトソールは、もう10年以上も私たちシューリパブリックのメインのソールとして君臨しています。 これだけ永く使っていると、その性格がいろいろと見えてきたりして、なかなか奥が深いソールだということがわかります。 まれに、ダイナイトは滑りやすいということを聞きますが、それはまだダイナイトを使いこなしていない証拠です。 ダイナイトソールは、まだ新しいうちはつま先側はセンターの凸の部分だけが接地するので、当然にμは十分ではありません。 特に、グッドイヤーウェルテッドやハンドソーンウェルテッドの靴の場合、ソールの底面に大きく丸みがついていますから、さらに接地面が限られます。 なので、初めの数週間は無理をしないように用心深く歩くようにして、その頃を過ぎるとセンターの凸はだいぶ削れてきて接地面も増え、さらにボトムフィラーのコルクも少しずつ潰れてくるので、底の面がかなり安定してきます。 この辺りからがダイナイトの本領発揮です。 ダイナイトは、慣れてくれば滑りにくく、耐摩耗性に優れ、衝撃吸収にも優れていますので、日常に履く靴のソールとして非常に適しています。 見た目だって、横から見るとレザーソールとほとんど厚さが変わらないので、変にカジュアルな雰囲気になることもありません。 それに、合成ゴムのソールですから、雨が降っても全く問題なしです。   実際には似たような商品や、いわゆる偽物も出回っていますが、このゴムのクオリティはダイナイトじゃないと出せません。 本当に気を遣わずに普通に履ける靴のソールとして非常に優れています。 今回もたくさん入荷したので、気兼ねなく使っていこうと思っています。   次のイベントは、12月3日(土)と4日(日)にRifare大阪店さんにて開催の予定です。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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