先日入荷した革のご案内の続きです。
先日は、新たに入荷した革3種類をご紹介させていただきました。
今日は、ご好評のため早々になくなってしまい、再入荷しましたコチラの革をご案内させていただきます。
すでに何度かご紹介していますヴァケッタ800という革です。
この革で靴をお作りいただいたお客様からは、
「シュリンクは食わず嫌いだったけど、実際に履いてみると思っていたよりもずっと良かった。」
とか、
「スムースの革よりも馴染みが早くて、足にしっくり来る。」
というご意見をいただいています。
ちょっと寄ってみるとこんな感じです。
このヴァケッタ800という革は、イタリアのトスカーナ地方で作られているもので、なめしにかんしてはタンニンを多く使っており、履き込むごとにアジが出てくるタイプのものです。
また、多少オイルを含んでいますので、革としてはやや重いもののしっとりとした質感で、足によく馴染むという特徴があります。
革全体を見るとかなりまだらな色合いで、シボの雰囲気も場所でだいぶ異なります。
シュリンクの革一般に言えることですが、つま先やカカト周りなど強く引かれる部分は靴になったときにシボがだいぶ薄くなります。
いずれにしても、私がシュリンクの革をおすすめするポイントは、その優しい履き心地と堅苦しくならない雰囲気です。
「シュリンクはちょっと・・・。」
とおっしゃっている方にこそ、ぜひこのヴァケッタ800を使ったブーツをお履きいただきたいと思います。
そしてもうひとつ。
こちらは以前に入荷したものですが、ぜひご紹介しておきたいと思いましてこの場でご案内させていただきます。
私たちシューリパブリックではやや珍しいカーフの革です。
それも、イタリア製。
カーフといえば、革の厚みが薄くて表面のキメが細かくて繊細な印象を持ちますが、
こちらのカーフは少々オイルを含んでおりまして、カーフにしてはやや厚め、そしてカーフなので確かにキメは細かくてきれいな革です。
たとえるなら、ELBAMATTのオイル分を少し減らしてカーフの生地で作ったようなものです。
発色もELBAMATTに似ていますね。
中でも、私はこのネイビーが気に入りました。
色は、濃い目のワイン、濃い目のグリーン、黒、ライトブラウン、そしてネイビーです。
中途半端な大きさなので、贅沢に1枚で1足の靴を作ることになります。
なので、各色1足分ずつです。
もともと薄いカーフで作る靴は、シワの入り方もキレイでとっても上品です。
この革でしたら耐久性的な部分は問題なさそうですので、ご安心ください。
ご希望の方は、お早めにご連絡ください。
お時間のある方は、ぜひ実物を見にいらしてください。
お待ちしております。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。
【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。
【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。
【お知らせ4】 4月8日(土)には、Rifare恵比寿店さんにて恒例の計測回&オーダー会のイベントを開催します。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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