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スウェード

今日ラジオを聴いていたら、ナビゲーターの萱野稔人さんが、 「最近はみんな忙しくて野球を見に行かなくなっている。」 という話をしていました。 野球を見にに行くか行かないかは、昨今の野球人気と関係しているので一概に結論を出すことはできませんが、でも間違いなく昔と比べるとみんな忙しくなっているように思います。 聞くところによると、学校の先生はパソコンが普及するようになってからとっても忙しくなったらしいですし、学校の先生じゃなくてもとにかくみんな遅くまで仕事をしていますよね。 これってどうしてなのでしょう? ひとつ思い浮かぶのは、これだけの情報社会になってとにかく情報量が増大しており、ちゃんと見ているのかどうかわからないような情報までたくさん制作したり発信したりするのが当たり前になっているということ。 そして、世の中が進化してレベルが上がっているがために、ちょっとした資料ひとつをとってみてもそれなりにクオリティの高いものを作る必要が出てきているのも事実だと思います。 世の中の成長のあおりを私たち一人一人が受けていて、条件的に見るとそれって結局良くなっているのか否か、若干の不安も残ります。 昔は全体的にレベルが低かったけれど、それはそれで成り立っていて、みんなもっと楽しそうだったのではないでしょうか? 先日、ベトナムからの留学生が、日本人はみんな疲れているようで本当に幸せなのかというコラムを書いていましたが、あまり度が過ぎてしまうと文化の成長に対して考え直すことも必要なのではないかと思います。   さて、今日はスウェードの革のご紹介です。 昨年末の棚卸の際に出てきたもので、年が明けたらご紹介しようと思っていてすっかり忘れていました。 私たちシューリパブリックでは、スウェードにおいては「スコッチスウェード」という国産のステキなスウェードがありましたので、ほぼそれでまかなえていましたが、 頼みのスコッチスウェードはすでに生産が終わってしまい、現在は在庫のみとなっています。 世の中にはたくさんのスウェードがありますが、私がスコッチスウェードをお勧めするのはその質感と丈夫さが素晴らしいからです。 そして、今日ご紹介するスウェードは、スコッチスウェードに勝るとも劣らない素晴らしい革です。 残念ながら色はこの濃いこげ茶のみですが、この色はとても使い勝手が良いのでここで押さえておいていただきたいと思います。 この印字を見る限りでは、おそらくこの革はイタリアかどこか、ヨーロッパのものではないかと思います。 生地がアジアのモノではなく、とってもしっかりしています。 何より、この革は持った時にスッシリと重さを感じます。 仕上がりも上々。 この革は、すでにスコッチスウェードのこげ茶の靴をお持ちの方にもお勧めいたします。 先日も書きしましたが、革は似たようなモノでも全然違いますから、それぞれを楽しむという意味でも両方持っていてOKなのです。 このスウェード、残りは少なくあと6足分となります。 スウェードの靴をご検討の方は、この革を候補に入れてあげても良いかもしれません。 実物は工房にあります。 革の名前は不明なので、インポートスウェードDBRとしましょう。 ご希望の方は、お早めに。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。 【お知らせ4】 4月8日(土)には、Rifare恵比寿店さんにて恒例の計測回&オーダー会のイベントを開催します。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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