先日、浅草に材料の仕入れに行った際に、いつも世話になっている革問屋さんにうかがって、担当の営業さんと一緒に倉庫の中で面白そうな革を探してきました。
そして、今回は倉庫の中で発掘した3種類の革と、これまで取り扱ってきて人気だった革1種類をお願いしてきまして、それらが到着しました。
ひとつずつご紹介させていただきます。
まずは、MALTAというイタリアの革。
あっ、そうそう、今回入荷したのはすべてイタリア製のモノです。
やや薄めのシボのあるこげ茶色の革です。
表面の加工はややワックスを塗ったような雰囲気ですが、これはポリッシュするとかなり光ります。
カジュアルテイストの靴に適していますが、決してそればかりではなくコンビの靴のヴァンプやクォーターに使うというのも面白そうです。
まだらな感じが革に深みが出て、格好良い靴になりそうです。
この雰囲気の革でしたら、ブローグ系の靴やブーツ、もしくは革の素材感を表面に出すなら敢えてチャッカブーツやギブソンブーツなどが似合いそうですね。
コチラの革は、2足分が入荷しました。
次のご紹介するのは、コチラのスムースの革です。
革の名前はDAKARと言います。
スムースの革ですが、単なる普通のスムースではなく、例えるならELBAMATTのオイル分を取り除き、表面にツヤを与えたような仕上げのものです。
ですので、ちょっとキレイな服にもよく似合います。
それでも、ビジネス用という感じではなく、革自体がシブの強い雰囲気のものですから、ジャケット+パンツといったスタイルに似合いそうな革ですね。
そして、もうひとつの特徴がこの色です。
茶色に少し赤みを加え、少々トーンを落とした落ち着いた色です。
これなら、どんなデザインにもよく合いそうな感じです。
コチラの革は、3足分の入荷です。
そして、最後のご紹介するのがVERIEDROという革です。
はっきりとしたシボの革で、ある意味個性的なのかもしれません。
先日もあるお客様にお伝えしたことなのですが、履き心地やホールドのしっかり感を追求すると、行き着くところはシボの革になります。
実際に靴が完成して履いていただいたお客様からは、シボの革は食わず嫌いだったというご意見をたくさん頂いています。
ともあれ、コチラの革もコシがあってしっかりとしているのにしなやかで、とても履きやすい靴に仕上がりますから、ぜひこの革を使ってお気に入りの靴の構想を練ってみてください。
シボが全面にあるのはちょっと好みではないという方は、DAKARと同様に部分使いとかコンビのデザインという方法もあります。
コンビで使う場合、甲の周りにシボの革を使っていただくとシボの革の特徴を活かすことができます。
コチラの革は、4足分の入荷です。
どの革も入荷が少なめですので、ご希望の方はお早めに仮押さえをお願い致します。
仮押さえは3ヶ月間有効です。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。
【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。
【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。