ホンモノを見極める

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余談ですが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、いろいろなものが店頭からなくなっています。

当然ながら、みんなが欲しいものがなくなってしまっていて、早く解消してほしいところです。

消毒液もそのひとつ。

そんな中、こういう手段がありますのでお知らせします。

花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05% 0.1%の液を作る

私たちシューリパブリックのお客様は、専門職についていらっしゃる方も多く、日頃の世間話の中でいろいろと貴重な情報を教えていただくこともあります。

消毒液が入手できないという方も多いかと思いますので、必要な方は是非お試しください。

教えてくださった皆様、本当にありがとうございます。


さて、靴の製法には上物とソールを接着して完成という最も簡単セメンテッドから、それにソールをぶつ縫いする工程を加えたマッケイ、

そしてより手間をかけたグッドイヤーウェルテッド、さらにはその祖先ともいえるべきハンドソーンウェルテッドなどがあります。

当然ながら手間をかけた製法のほうが履きやすさなどにおいて優れています。

しかしながら、単に価格だけで判断しようとすると、ブランドのライセンスにコストをかけている靴などにおいてはじつはセメンテッドだったということもあったりします。

なので、一見ウェルテッドのように見えるけどそれは本当にウェルテッドなのかを見極める方法をお伝えしまいと思います。



見ていただくのは、靴のこの部分。

ホンモノのウェルテッドの靴は、カカトの内側の部分にウェルトの継ぎ目があります。



作るときに、こんなふうにしています。

ウェルテッドの靴の場合、このウェルトにソールを貼ってだし縫いという、ソールとウェルトを縫い合わせる作業があるのですが、

だし縫いの糸はだいたいの場合、このウェルトの継ぎ目からちょっとズレたところからスタートして一周し、スタートした針目を何針か重なって終わります。

つまり、このウェルトの継ぎ目をステッチがまたいでいるのなら、それは本物のウェルテッドの靴という可能性が非常に高いことになります。



こんな感じですね。

それに対して、セメンテッドの靴でウェルトっぽく見せている靴の場合、



このようなイミテーションのステッチが入った偽物のウェルトを貼り付けているため、

ウェルトの切れ目とステッチの切れ目が同じところに来ます。

そうなっているのなら、その靴はおそらくウェルテッドではないということになります。

やっぱりウェルテッドの靴は履いていて快適です。

ウェルテッドだと思って買ったのに、じつは偽物だったというのは悲しいので、ぜひ見分け方を知っておいてください。

お知らせ

【お知らせ 1 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。