クルマのエアコンのコンプレッサーに不具合が見つかったため、今日朝イチでディーラーさんに行ってクルマを預け、
代車を借りて仕事に行きました。
今乗っているクルマはさほどトラブルもなくて、代車を借りるということが少なくなりましたが、
前に乗っていたクルマの時には、結構な頻度でトラブルがあって、しょっちゅうディーラーに預けて代車を借りていたため、
その都度借りる代車がとっても楽しみでした。
今回は、久しぶりの代車です。
今回借りたのは、私が乗っているクルマよりも少し小さいセグメントのクルマです。
クルマって、乗るたびにいつも面白いなぁって思います。
開発するリーダーの方が、ちゃんとコンセプトを持って1台のクルマを作り上げるのだろうと思いますが、みんなそれぞれに個性があります。
今のクルマは昔のクルマに比べて個性がなくてつまらないということをよく聞きますが、いえいえどうして1台ずつしっかりと向き合ってみるとなかなか面白いです。
小さいクルマはコスト的な面で多少制約が出てしまうものの、そんな必要以上の豪華さなんて気にしなければ、自分の手足のように運転することができますし、車重が軽いから柔らかいサスペンションでも十分に安定して、
タイヤだって細くても十分なので、路面との抵抗も少なく楽しく運転することができます。
逆に大きな車は、重さがある分安定するので、長距離を走った時の快適さは非常に優れていますね。
そんな前提で、それぞれがクルマの個性を最大限に出せるようにたくさんの制約の中でたくさんの工夫を凝らしています。
ウチの家内のクルマと今日代車で借りたクルマは、セグメントで見ればおなじなのに性格は全く違います。
ちょっとした凸を乗り越えたときのいなし方も全く違いますし、前後のサスペンションの動きも全く違います。
どちらのクルマもプラットフォームのポテンシャルは、昨今のクルマの中ではきっと今一つと言ったところなのかもしれませんが、
それでも普段使いに近所を走るには全く問題ありません。
クルマって、プラットフォームとサスペンションとタイヤと、エンジンの出力特性とトランスミッションの特性(まだまだほかにもありますが)によって、性格が全く違うモノになってしまうので、
やっぱり面白いなぁって思います。
いつも言っていることなのですが、靴だって人を乗せて移動するということでは、クルマと共通な点があります。
普段クルマを運転している方なら、いつもと違うクルマを運転した時に、プラットフォームの出来の良し悪しって結構感じるのではないかと思います。
運転していて落ち着きがないとか、必要以上にゆすられて身体が疲れてしまうなどというのは、プラットフォームに起因していることかもしれません。
靴においても、クルマのプラットフォームの剛性に相当するねじれ剛性の高さは、履いた時の快適さに直結します。
上の写真は、私が靴を皆さんに見せているのではなく、
靴をねじって剛性の高さを見ていただいているものです。
靴の場合、接地した時に衝撃を受けます。
その衝撃は、肉眼ではよく分からないくらいのものですが、少なからず足に影響を及ぼします。
靴自体がしっかりとしているものであるなら、クルマに例えると外からの衝撃をタイヤとサスペンションとプラットフォームが上手に吸収してくれるかの如く、靴自体が上手に吸収してくれますが、
靴自体がヤワだったりすると、そのまま足に伝わって知らないうちに足が必要以上に機能していて、結果的に疲れてしまうのです。
靴は、前の方の屈曲点は屈曲するように、それよりも後ろの方は適度な剛性を保っている必要があります。
写真では、私が思いっきり靴をねじっているのですが、最近の仕様ではしっかりと補強をしてかなり剛性を高くしているので、そう簡単にねじれてくれません。
ただし、補強と言っても無駄に硬ければよいというわけではなく、人の身体に適した硬さであることが大切です。
どれくらい硬いのか、どれくらいの硬さが良いのか、興味をお持ちくださった方、
ぜひ私たちのイベントにお越しいただいて、実際に靴をねじってみてください。
もちろん、その硬さは履く方の体格に合わせるものです。
力自慢大会ではありませんからお間違えの無いように。
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