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日常に使うこと

カテゴリー: Message:伝えたいこと


つい先日、テレビを観ていたら、瞬足の上履きのCMが流れていて、

そのキャッチコピーに思わず納得しました。

「子供たちが、一日で一番長く履く靴だから。」

そうですよね。

子供たちが一日で一番長く履いているのは、間違いなく学校の上履きです。

でも、その上履きはないがしろにされていて、もう少しちゃんとしたものを履いても良いのではないかと思っていたところでした。

子供たちが一日で一番長く履くのが上履きなら、

私たち大人が一日で一番長く履くのは、仕事の時の靴でしょう。

私たちシューリパブリックも、そんな一日で一番長く履く靴、つまり日常に履く靴をもっと大切にしてほしいと考えています。

時々、「日常」というと、お休みに日とか仕事以外のことだと思う方がいらっしゃるようですが、

私たちが考える日常は、大人であれば日々仕事に向かう時から帰るときまでのことです。

お仕事によっては、職場に着いたら履き替えるという方もいらっしゃるかもしれませんが、

そのような方は可能な範囲で考えていただければと思います。

私たちシューリパブリックの靴は、お客様一人一人の足に合わせたオーダーメイドで、

さらにハンドソーンウェルテッドという、非常にやさしい履き心地と言われる製法で製作しています。

こちらが、ウェルトが縫い上がったところなのですが、この作業を手作業でおこなうことで、構造的に、そして力加減も足にやさしい靴となるわけです。

もっと言ってしまえば、製法がハンドソーンウェルテッドである上に、私たちシューリパブリック独自のしっかりとした靴ということも、

日常に安心して履いていただける要素です。

その理由が、このインソールのつくりであり、ウェルトのラインです。

見ていただいた通り、ウェストをギューっと絞らない作りなのです。

いわゆるビスポークの靴は、艶っぽさを出したり、エレガントに見せるためにウェストをギューっと絞っていることが多いのですが、

シューリパブリックの靴は全然絞っていません。

この絞っていないウェストの部分に、ねじれ剛性を上げるための補強をガッツリと入れて、

長時間歩いた時にも足が疲れないような作りにしています。

私はよくクルマに例えるのですが、車体の剛性がしっかりとしていれば、サスペンションがちゃんと機能して乗っている人が疲れにくくなるのと同じように、

靴の場合も十分な剛性を確保することで、長時間歩いても足が疲れにくくなると考えています。

ただし、それには条件がありまして、靴がちゃんと足に合っていることや、人間の体重に対して適度な衝撃吸収ができるということが必要になります。

足が健康であることも大切です。

そんなことを考えたうえで、日常を少しでもより快適に過ごしていただくための靴を作っています。

靴は道具です。

たくさん歩いて、時にはちょっとくらい走ることもあって、それでしっかりと機能する靴が日常仕様だと思います。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

4月13日(土)に、大阪梅田のRifare大阪店さんにて、店舗移転後初のイベントを開催します。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 2 】

4月14日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお邪魔して、皆様の足の計測をさせていただきます。

SUN×シューリパブリックで今後新企画の靴の発売を予定していますが、それに先駆けてご自分のサイズをご確認いただくための計測です。

ご注文の予定の有無にかかわらず、お気軽にお越しください。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 3 】

5月25日(土)と26日(日)に、Rifare仙台一番町店さんにてイベントを開催いたします。

Rifare仙台一番町店さん におけるイベントは、今回が初めてとなります。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。



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