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インソールに関して思うこと

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


インソールというと、革靴では実際に足が乗るパーツを指すことが多いのですが、

スニーカーやウォーキングシューズなどの場合は、取り外しができる立体のあのパーツを指すことが多く、

同じインソールでも違うモノになります。

今日は、後者の方に関して私が思うことを書いてみたいと思います。

あくまでも私の個人的な考えですので、参考程度にしていただければ幸いです。

 

インソール

こちらは、私が普段の作業の時に履いているスニーカーのものです。

スニーカーのモデルにもよりますが、このインソールありきというものが多くなっていますね。

スニーカーはそういうものなので、それはそれで全く問題ありません。

ウォーキングシューズやコンフォートシューズと呼ばれるジャンルの靴には、なかなかしっかりしたインソールが入っていることがあって、

それが入っているからとっても足に良いとか、場合によっては健康になると思ってしまうかもしれませんが、それはすべてにおいてOKというわけではないことを知っておいてほしいと思います。

そもそも、インソールの目的は靴が合わないとか、足に問題があるとなど、言ってみれば補助的な役割として存在しているわけで、

出来る事ならインソールなしで快適に靴を履いて快適に歩けるのが理想です。

ですが、それではちょっと用が足りないという時に、カスタムインソールなどの補助的なインソールが登場することになります。

インソールは、大きく分けて2つの種類があります。

ひとつは、そのインソールを使うことで、足をしっかりと機能させて健康にするための補助です。

そしてもうひとつは、こういう言い方はよくないのかもしれませんが、それがないと歩くこともままならないので、補助としてインソールを使うというものです。

一見似ているようですが、具体的な例を挙げると違いが一目瞭然です。

足を機能させるためのインソール(前者)は、比較的硬い素材を使い、厚さはさほど厚くなくて、足のアーチの下側に隙間を設け、足の機能を成長させることを目的としています。

対する後者は、足の機能が低下してしまっている場合に、柔らかいインソールで足の機能を補って、少しでも痛みなどを緩和することを目的としています。

そもそも私たち人間の足は、大昔は裸足で野山を駆け回るくらいの丈夫なもので、硬いところを歩いてもしっかりと足自体が衝撃吸収の機能を働かせていましたが、

最近は柔らかいスニーカーなどの靴が主流となっていて、足が持つべき機能を低下させてしまう傾向にあります。

私たち人間の身体は、環境に適応する能力がありますから、楽な環境の下では身体は怠けてしまいます。

 

さてインソールですが、そんなことを考えると少なくともちゃんと歩けるうちは足を甘やかさないようになるべく薄くて硬い素材のモノが好ましく、

一定の時間内に最高のポテンシャルを発揮するようなスポーツは別ですが、あくまでも足の機能を向上させることを目的としていることが好ましいと言えます。

そして、インソールであれば何でも良いというわけではなく、ちゃんと技術を持った専門家に作っていただくものであれば、インソールとしてアドバンテージがあります。

ですので、全く健康な方が柔らかいインソールを普段から靴に入れて履いていることは、ソールの柔らかいスニーカーを履いていることと同様に、

足の機能の低下につながることがありますので、ご注意ください。

 

先日、ある方からインソール神話的な話をうかがって、ちょっと心配になりました。

例えば、足に少しだけトラブルを抱えたような場合、それをどのように対処するべきなのかを専門家の方とともにしっかりと向き合って解決することが大切です。

ちょっと大変だけど、少しずつトレーニングをして筋力をつけて対処するのか、

痛みを抑えるために、柔らかいインソールと痛み止めの薬で対処するのか、

硬いインソールと柔らかいインソールは、まさにそういうことなのです。

選択を間違えてしまった場合、柔らかいインソールでは今は良いけれど問題を先送りにしてしまっているということになりかねません。

 

ちなみに、私たちシューリパブリックでは、靴にはいわゆるカスタムインソールを入れるような設計にはしていなくて、

あくまでも靴自体で快適に履いていただけるモノを製作しています。

基本的なハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴は、インソールを取り外すことはできませんが、

あくまでも靴そのもので足を機能させて健康になっていただく仕様になっています。

 

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