今日、お客様のKさんから靴ヒモの擦れに関してお問い合わせがありました。 例えばチャッカブーツがありまして、 こんな感じに靴ヒモがあります。 このチャッカブーツはサンプルの靴で、お試し程度にしか履かれていないので靴ヒモの擦れはないのですが、 こちらは私が普段履いているモンキーブーツで、よくよく見てみると靴ヒモが擦れる部分の革がすり減ってきてきます。 この症状が何とかなりませんか?というお問い合わせでした。 素材が革ですから、すり減ってしまったものは補修をするしかありません。 また、すり減る前でしたらそうならないように対策をとることができます。 対策のひとつとして、細い丸ヒモを使っているようでしたら、平ヒモに変更するという方法があります。 平ヒモは、丸ヒモに比べて接する圧が幾分低くなるため、革に対するダメージが和らぐということです。 気になる方は、平ヒモに変更してみるのも良いかもしれません。 いずれにしても、靴を履いているとそれなりの力でヒモを締める必要があり、どうしてもヒモが当たる部分には負担がかかりますので、仕方ないと考えることも必要だと思います。 また、私たちシューリパブリックでは革との強度関係から、幾分弱い靴ヒモを標準で付けていまして、 1年~1年半くらいで切れるような程度のものです。 それは、丈夫なヒモをつけてしまうとその分革にダメージが入ってしまう可能性が高いためです。 ですので、靴ヒモは消耗品だと割り切って、アッパーの革のことを考えてヒモは定期的に交換するようにしてください。 もし、革が擦り切れてしまってハトメの穴が貫通してしまいそうで危険という場合には、似たような革を使って修理をすることができます。 場所によっては、私たちが使っているミシンでは縫えないこともありますので、そのような場合には修理屋さんにお願いするようなことになります。 あまり立て続けに履くことも、革を弱くしてしまい、結果的に擦れの原因になることもあります。 革靴は、多少ゆとりを持ってローテーションで履いていただくようお願いいたします。 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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