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ラストの調整

カテゴリー: @ Work:アットワーク

新型コロナウィルスの感染拡大が大変なことになっています。 皆さん、怖いのは新型コロナウィルスだけではなく、暗いニュースばかりで私たちが暗い気持ちになってしまうことや、知らぬ間に運動不足になって体調を崩してしまうというリスクもあります。 時には大笑いをしてしまうような映画を観たり、適度に体を動かす機会を設けることをお勧めします。 じつは、私も今日の夕食後に家族で軽く走ってきました。 この春から中学生になるウチの娘がもっと走りたいというので、家族全員で運動です。 私と娘が走って、ウチの家内は自転車で伴走。 走ったのはほんの1キロ程度でしたが、久しぶりに結構なスピードで走ってスッキリしました。 走りに行くのってなかなか億劫ですが、週に1度でも良いので行ってみてはいかがでしょうか? さらに、私は縄跳びを買ってきてもらって、何十年ぶりに縄跳びをやってみました。 小学生の頃は二重まわしをいつまででもできたのに、久しぶりにやってみるとなかなか思ったように跳べません。 昔で来たのに今できないのって、なかなか悔しいです。 これも週に何度かチャレンジして上手になりたいと思います。 縄跳びは100均で売っていますので、運動不足を感じていらっしゃる方にお勧めです。 ところで、昨今のサージカルマスク不足のためなのでしょうけれど、街中で布マスクを頻繁に見かけるようになりました。 一時は布マスクの目の粗さでは役に立たないようなことを言っていましたが、結局飛沫を防ぐにはとりあえず役に立つようで、私も家族にいくつか作ってみました。 そんな中、hkmaskなるものをネットで見かけました。 香港の化学博士が発案したものだそうで、なかなかよく考えられていて素晴らしいです。 パターンもありました。 さらに、YouTubeで動画も発見。 ひとことで言って、このマスクの素晴らしいところは、キッチンペーパーやティッシュペーパーをマスクのフィルターとして使うことで、 かなりのハイスペック(残念ながら医療用のサージカルマスクには及びませんが)なマスクとなるところと、 十分に考えられた形状で機能性も十分。 ミシンが使える方なら、さほど手間をかけずに作れるはず。 でも、パターンナー上がりの私としては、もっと簡単でもっと効率の良いマスクができるはずだと思っていまして、 このhkmaskに勝るとも劣らないマスクを作ることができたらと、闘志を燃やしてみたりしつつ、 何か思いついたら作ってみたいと思っています。 私は普段の作業の中で、グラインダーで削る際に防塵用として「シゲマツ」という会社のdd11 s2-1というモデルのマスクを使っていまして、 このマスクがなかなかよく考えられた作りになっています。 顔にフィットして隙間がなく、取り外しは簡単で、長時間つけっぱなしでも不快感がありません。 そんな理想的なマスクを、いわゆる布マスクで実現したいものです。 形状記憶のパーツを使わないで行くなら、3次元の押さえ方が必要ですよね、きっと。 もう少し考えてみます。 さて、今日はラストの調整に関する私の考え方をお伝えしたいと思います。 あくまでも私の考え方です。 決してこれが正しいとか、これじゃなくてはいけないという話ではなく、私はこれが良いのではないかと思ってやっていますという話です。 あるお客様の足に合わせて調整したラスト。 男性のお客様です。 この方は、やや外反母趾気味なのですが、男性でもけっこう外反母趾の方がいらっしゃいます。 もちろんハイヒールを履いているわけではなく、例えば足が細かったりすると靴の中で足が暴れてしまい、さらに横方向のホールドが甘くて、横アーチが開いてしまうことがあります。 そうなると、このような外反母趾になってしまうこともあります。 「~ことがあります。」と書いていますが、これは気を遣った書き方をしているだけで、実際には結構多いように感じています。 そのようなケースでは、外反母趾は当たると痛いので昔は大きめに靴を作っていた時代もあったと聞いていますが、 今はどちらかと言えばややタイト目に作ることが多いようです。 もちろん、その状態にもよりますが。 このお客様の場合、足が比較的カッチリしているため、敢えてややタイト目にしました。 外反母趾の部分にこのように調整のために革を貼るのですが、 こうして上から見てみると、凸の部分の高さは約2ミリほど。 実際の足の凸の部分は、この倍くらいの高さがあります。 でも、敢えてそれよりも低い(薄い)調整にしています。 その理由は、面で当たる部分は比較的伸びにくいのに対しポイントで当たる部分は思いのほか伸びやすく、 さらにこの部分がちょうど屈曲点で、革が折り曲がって柔らかくなりやすいためです。 将来的にそんな変化が起こることを考慮して、変化が落ち着いた時にややタイトなフィッティングになっているような調整をしています。 そもそもタイトフィッティングにしているのは、先ほども書いたように足が細めの方にこのような症状が出ることが多いので、まずは足をしっかりとホールドして靴を履いた時に靴と足との一体感があって、足をしっかりと機能させて歩くことが大切です。 いつも書いていることですが、私は医者ではありませんのであくまでも私ができるのは靴屋の仕事の範疇になります。 こんなフィッティングで、こんなふうに歩いていただいて、それをお客様に快適と感じていただけることを目指して、お客様の足に合ったベストなフィッティングで靴を製作しています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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