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多くの方がご存じかと思いますが、今スコットランドのグラスゴーでCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)が開催されています。 BBC NEWS JAPANによれば、このCOP26とは・・・、 年々上昇する地球の温度と、それに伴い激しさを増す自然災害、北極などの氷が解けることによる海面の上昇、熱波による森林破壊など、数々の現象によって地球と地球上に住む様々な生き物の生存が危うくなっている状態を前に、国際社会がどのような対策をとるのか、話し合うための会議 とのことです。 日頃から、私たちが生活していくうえで異常気象やら平均気温の上昇やら多発する自然災害やら、おそらく産業革命以降私たちの生活が著しく快適になってきたことに起因する環境破壊のニュースが届いています。 専門家の中には、地球はこれから氷河期に向かっていくから温暖化の心配は不要と唱える方もいるようですが、全くの素人である私には何が正しい情報なのかを判断することはできません。 正直なところ、世の中の流れが地球の温暖化を防ごうと言っているからそれに同調しているだけなのですが、わからないならわからないなりにわかっている範囲で判断すればよいのではと思うところです。 たとえば、私が仕事としているオーダーメイド靴に関しては、環境問題と照らし合わせて考えた時に、大量生産の既製品と比べて良い点と良くない点がそれぞれあります。 良い点は、オーダーメイド靴は注文をいただいてから製作するので、既製品と違って売れ残った商品を大量に廃棄するということがないため、ごみの軽減に貢献しています。 また、お客様が気に入ったものを使っていただくという面からも永く使っていただくことを想定して製作していますので、使い終わって廃棄されるごみの量も少なくなります。 それから、これは作り手の環境に影響されていることですが、大きな工場で大量のエネルギーを使って機械で作られるわけではなく、小さな工房で職人の手で作られるので、製作に必要なエネルギーの量も1足当たりに換算すればおそらく少なくなっているのではないかと思います。 良くない点は、ずばり作業効率です。 ラインを組んで製作する大量生産のものに比べれば、少量生産は作業効率ではかないません。 オーダーメイドの少量生産か既製品の大量生産化ということで、環境問題に直接関係することはこんな感じだと思いますが、革靴というもう少し広い範囲で考えるとまた違った環境問題が見えてくるのです。 ただ、これは勘違いをしないで正しく理解してほしい事なのですが、革靴で使っている革に関して、おそらく多くの方がご存じの通り出所は牛です。 革靴では、主に牛の革を使って製作しています。 動物の革を使うことで、生態系の問題が挙げられることがあるかと思いますが、基本的に革となるのは人が食用として消費したものの残りであり、わざわざ革を得るために動物を殺すのことはほとんどありません(ほとんどというのはゼロではないという意味です)。 今はどうか詳しいことはわかりませんが、かつてはハラコの革を得るために牛の胎児を殺していたと聞きます。 ですが、そのような特殊なケースを除けば、革はほぼ廃物利用と言えるものであり、原材料としては生態系云々ということはないはずなのですが、皮をなめす段階では残念ながら環境問題に抵触することもあるようです。 それも、昔に比べればかなり改善されていていますし、なめしの技術も大きく発展して環境に負荷のかからないなめし方も出てきていると聞いています。 実際のところ、もし革を使えなくなってしまったとしたら、革に代わる素材が今のところ見当たらなくて、確かに代替レザーなどの素材も出てきているのですが、本物の革に匹敵するスペックはまだ今のところ得られていないように思っています。 これが今後どのような流れになっていくのかまだわかりませんが、私が思うところではいきなり革を使わないことにしてしまうのではなく、革を素材として環境問題とのバランスを考えたうえで、ムダなく上手に使っていくということが良いのではないでしょうか。 それは、半年や1年履いて履きつぶしてしまう靴を買うのではなく、少なくとも革を使っている靴は10年くらい履けるものを選ぶ事であり、ユーザーの立場から10年履けるクオリティを求めることだと思います。 数千円や1万円程度で売られている靴は、確かにアッパーに革を使っているものもありますが、他の部分の材料はどう見ても10年の使用に耐えられるものではなく、アッパーの革のメリットを生かせていないように思います。 全ての方がオーダーメイドの靴を買う必要は全くありませんが、環境問題に関心を持ってくださっているのであれば、少なくとも革靴を買うのであれば永く履けるもの(10年が目安)を選んでいただきたいと思います。 10年を超えた私のモンキーブーツです。 先日の出張の時にも活躍してくれました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ソールのこと

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ダイナイトソール

私たちシューリパブリックでは、日常に履くための靴として実用性を重視しているため、靴底には合成ゴムのダイナイトソールを使っています。 ちなみに、このダイナイトソールを作っているのは、イギリスのレスターシャー(Leicestershir)のMarket HarboroughにあるHarboro Rubberという会社です。 じつは、私は昔この隣のノーサンプトンシャーに住んでいたことがありまして、シャー(shir)というのは日本でいえば都道府県みたいなもので、州とか郡くらいの感覚でよいでしょう。 お隣のシャーなので時々このあたりには遊びに行っていました。 話を戻しますと、Market Harboroughの発音に関して、外国語を日本語表記にするのはやや問題がありますが、近い感じでは「マーケットハーバラ」となり、会社名にあるHarboroというのはハーバラと発音するのが近いでしょう。 HarboroughとHarboroの違いに関しては、イギリスでは例えば道路の標識などでその地名を表記する時に、短く表示する時に-ughを省略してしまうことがありますが、基本的に発音は変わりません。 なので、ダイナイトを作っている会社のHarboro Rubberは、日本語で書くとすれば「ハーバララバー」ということでよいでしょう。 時々間違っている方を見かけるので、参考になさっていただければと思います。 話が思いっきり脱線してしまいましたが、私たちシューリパブリックでは、ハンドソーンウェルテッドという製法で靴を作っている関係でソールの底面がかなりコロンとしています。 初めて履く方のほとんどは、このコロンとした感覚に違和感を感じていらっしゃいます。 改めてこうしてみてみると、結構豪快にコロンとしていますね。 これにはいろいろと理由がありまして、例えばグッドイヤーウェルテッドの靴ならリブの高さの関係で6ミリ厚のコルクシートをボトムフィラーとしてセットして全く問題がないのですが、 ハンドソーンウェルテッドの場合はリブの高さがそれほど高くないため、同じ6ミリ厚のコルクのボトムフィラーをセットするとちょっと厚すぎてしまいます。 ただ、履き心地を優先するとこれくらいのものが必要なので、私たちはボトムフィラーの端を少し落として使っています。 そもそも、ラストの底面が結構丸くてコロンとしているところに、さらにボトムフィラーで丸さを強調してしまっているため、このような形状になっています。 ただ、このコロンとした形状は靴を何度か履いて歩いていただければ、コルクがつぶれたりダイナイトの凸の部分がすり減ったりして違和感が大きく軽減されます。 なので、履き心地に関するご心配は不要です。 ただ、履きはじめのうちは接地面が少ないため(ほぼこの凸のみで接地するため)、 濡れていて滑りやすいところでは注意が必要です。 雨の日のコンビニや駅のタイルではご注意ください。 靴が多少慣れて接地面が多くなってくれば大丈夫です。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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オックスフォードシューズ

余談ですが、これまでほったらかしにしてきたポイントがたまってきて、それらをすべてAmazonギフト券に交換したら5,000円ほどになりました。 5,000円というと、ちょうど中途半端な金額です。 なにか普段は買わないようなものに交換したいのですが、なかなかそういうものが見つからず、使うに使えません。 そもそもがポイントなので、棚から牡丹餅のようなものですからどうでもよいものと交換してしまってもよいのですが、やっぱりなんとなく特別感があってせっかくなら有意義に使いたいですよね。 あえて必需品と交換するのはとってももったいない使い方ですし・・・。 とりあえず今は何か欲しいものが見つかるまで、大切にとっておこうと思っています。 基本的には自分が敢えてお金を出して買わないものと交換したいと思います。 さて、皆さんはオックスフォードをお持ちでしょうか? オックスフォードは、普段私たちが履く靴のデザインとして、最もフォーマルなデザインと言えます。 ブリティッシュクラシックでオックスフォードと双璧をなすギブソンシューズよりもフォーマルと言われています。 ちなみに、オックスフォードは日本では内羽と言われているもので、この写真デザインの靴のことを言います。 非常にベーシックなデザインだからこそ、ちょっとしたラインやデザインのバランスの出来が靴の格好良さに大きく影響を及ぼします。 細かいことを言ってしまえば、靴の作り手によって見えない部分の作りが大きく異なっていて、似たような靴なのに履き心地もコンセプトも全く違うということもあるのですが、とりあえずそんなマニアックな話は置いておいて、オックスフォードに関してはまずは変なアレンジがなくベーシックなデザインのものを履いてほしいと思っています。 ところで、これは時々お客様から訊かれることなのですが、ギブソンとオックスフォードはどちらが履きやすいと思いますか? ギブソンの方がヒモでハネを調整できる範囲が大きいのでギブソンではないかと思う方が多いようですが、これがオーダーメイドの靴という前提がつくと、オックスフォードの方が履きやすいとおっしゃる方が多くなっているようです。 その理由は、ギブソンは甲の部分のハネをヒモで押さえるのに対し、オックスフォードは調整範囲が限られているために甲の部分を革で押さえるようなことになります。 そして、オーダーメイド靴の場合、靴が足にベストな状態にセッティングされているので特に調整は必要がないため、革でしっかりと足を包み込んでくれる方が靴の中で足が動きにくく、結果としてオックスフォードの方が快適に感じるという方が多いようです。 そう考えると、オーダーメイドの靴であるならオックスフォードはよりオーダーメイドのメリットを感じていただけるデザインなのです。 大人になったら持っていたほうが良いものとして、ちょっとイイ腕時計やちょっといいコートなどがあげられるかと思いますが、オックスフォード、特に黒のストレートキャップ付きのものは足持っていて損はないと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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長野市

長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントの2日目です。 11時のスタートの前に、ちょっとだけ善光寺にお参りに行ってきました。 ここは、善光寺のすこししたの「大門」という交差点です。 私はこの交差点がとても好きで、その理由はというと・・・、 西側にこんなに近くに山がそびえているからです。 ちなみに、東側にもこれほど近くありませんがキレイに山が見えます。 そして北側には善光寺。 素晴らしい場所です。 善光寺は、昨年とは全く異なりたくさんの観光客の方々でにぎわっていました。 山に囲まれたこの雰囲気は、とっても落ち着きます。 私は、関東平野の広ーいところで育って、天気が良ければ遠くの方に山が見えるような環境だったのですが、このように山に囲まれているとなんとなく安心できるのでしょうね。 もう少し高いところから見ると、参道がずっと向こうの方まで続いているのがよくわかります。 そして、こちらはIVY PRODUCTSさんの近くの交差点です。 ここでもこんな近くに山が見えるのです。 幸せだなぁ。 さて、今日もたくさんのお客様が来てくださいました。 IVY PRODUCTSさんのインスタの告知をご覧になって来てくださった方や、IVYさんに買い物に来てついでに足の計測をしていってくださった方、以前から気になっていたという方、 そして2年ほど前にご注文してくださったKさん(女性のお客様)もお仕事帰りでお疲れなのにわざわざ来てくださいました。 Kさんのギブソンブーツです。 Kさんは、イベントにもよく参加してくださって、ご注文と納品の際には私たちシューリパブリックの埼玉県の工房まで来てくださいましたし、 今回は他のお客様が足の計測しているところをご覧になって、非常に熱心に知識を蓄えていらっしゃいました。 また、偶然に同じタイミングでイベントを開催していたSHOE &SEWN代表の森本さんが、お忙しいのにわざわざ来てくださいまして、昨日に引き続きまた靴の話をじっくりとすることができました。 一口に靴と言っても、作り手によって目指すものも違えばアプローチも違います。 お客様の方を向いているモノづくりには、何が正義で何が悪でということはなく、森本さんのさらにもっと良い靴を届けたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきました。 また次回お会いするのは、きっと神戸でしょう。 またその時はよろしくお願いいたします。 イベントが無事に終了し、帰るまえに我が家の全員が大好きな長野市のカレーショップ「山小屋」さんに行ってきました。 じつは、ここの店長さんは3代目で、彼がここを始める前からひょんなご縁で知っていまして、本当に良くしていただいています。 お見せの中もいい雰囲気です。 今日もおいしいカレーをいただいて、帰り道のエネルギーを充填して帰ってきました。 IVY PRODUCTSさんでの次回のイベントは、来年の4月頃かなぁと考えております。 詳細が決まりましたら、また改めてご連絡させていただきます。 今回ご注文してくださった皆様、次回靴をお持ち致しますのでお楽しみにお待ちください。 どうぞよろしくお願いいたします。 そして、IVY PRODUCTSさんの店主さんをはじめ、今回お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。 次回もどうぞよろしくお願いいたします。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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長野

今朝、早く自宅を出発して、長野に来ています。 今日と明日は、長野市のIVY PRODUCTSさんにて、靴のオーダー会&足の計測会のイベントです。 IVY PRODUCTSさんでイベントを開催するのは、昨年の9月以来ですので前回から1年以上が経っています。 こちらに来る途中、軽井沢を過ぎたあたりでは気温が3度を下回り、どんなに寒い日になってしまうのかと心配していたら、10時をすぎる頃には暖かな日差しに恵まれて上着がいらないほどになりました。 ホント、暖かな日になって良かったです。 今回も、イベントではお越しいただいたお客様の足を計測して足の特徴をお伝えしたり適した靴のサイズをお伝えして、より足や靴に関心を持っていただいたり、ご希望があれば私達シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文を承るといった感じなのですが、 さいたまの私達の工房に起こしいただくのが難しいお客様は、今回のようなイベントにお越しいただくこともあります。 こちらは、大阪府にお住まいのKさんです。 靴をご注文いただいていましたが、計測のために埼玉へお越しいただくのが難しいとのことでしたので、長野でお会いすることになりました。 大阪からはるばる長野までお越しいただいて、本当にありがとうございました。 久しぶりに直接お会いして、ゆっくりお話しをすることができました。 また、こちらは長野県にお住まいのTさんです。 Tさんは、シューリパブリックのお客様であると同時に、今回お邪魔しているIVY PRODUCTSさんのお客様でもあります。 ちなみに、Tさんが履いていらっしゃるのは以前に製作したモンキーブーツで、ソール交換の際にビブラムのタンクソールこ交換されたのだそうです。 雰囲気が大きく変わっていますね。 また、偶然にもIVY PRODUCTSの向かいのギャラリーで、神戸の靴メーカーであるSHOE & SEWNさんがイベントをやっていまして、こんな近いところで同じタイミングで開催するなんて偶然なんてものではないので、せっかくですからお邪魔して少しお話をしてきました。 SHOE & SEWNさんの靴は、私達とは目指す方向が異なるものの、お客様に喜んでいただけるものを提供したいという気持ちは変わらないことがわかり、同じ作り手同士で共感できるところがたくさんありました。 代表の森本さん、ちゃんと考えていてとってもいい感じの方でした。 ちなみに森本さん、私達のブログをご覧頂いているそうです。 ありがとうございます。 さて、明日はもう最終日。 2日間だけなので仕方ありませんが、明日も楽しく過ごしたいと思います。 ブログの更新は、帰宅してからになりますのでちょっと遅くなります。 ご了承ください。 明日お時間のある方、是非お越しください。 お待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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メンテナンス

いよいよ明日から長野市のIVY PRODUCTSさんにおいて久しぶりのオーダー会&足の計測会のイベントです。 今日は、少し早めに仕事を切り上げて、出張の準備をしていました。 長野までは、私はいつもクルマで行きます。 片道約200キロほどなので、決して遠いわけではありません。 ただ、高速道路を走っていくのでクルマのメンテナンスはしっかりとやっておくようにしています。 タイヤの空気圧を確認して、ウィンドウォッシャー液を補充して、あとはガソリンを入れに行く際に異音がしないか確認して、だいたいそんなところです。 じつはこの夏にタイヤを履き替えたのですが、その際にショップの方からアライメントの調整を勧められ、確かに買ってから1度もアライメント調整をやったことなかったものの、このクルマは本当にまっすぐ走ることに感心していたので、下手にいじって悪くなったらいやだなぁという葛藤の末、アライメント調整をしてもらうことにしました。 まず現状を確認をしていただいたところでは、右のリアだけキャンバーが異常に寝ている(ネガティヴ)事や、フロントは両側ともややキャンバーが寝気味であること、そしてトーに関してはややトーアウト気味になっているということが分かりました。 フロントはキャンバーが寝ているならトーアウト気味で良いのですが、高速道路などを走っているとやや左右に持っていかれる感覚があったので原因はそれだろうということで納得しまして、 いざ調整が終わって戻ってきたら、直進する時にハンドルがやや右に来ておかないと左に寄って行ってしまう現象が出てしまい、ここで大後悔です。 翌日それを伝えて調整してもらいものの、まだ微妙にその現象が残っていて、あまり細かいことを言うと面倒な客と思われてしまうのも嫌だし、ショップも忙しそうだったのでそれであきらめてお礼を言って帰ったということがありました。 数週間後、やっぱり運転していて気持ちが悪いので、自分でタイロッドエンドを調整してハンドルまっすぐで直進するようになり、それまでトーインがちょっときつめだったようなのですがそれをほぼゼロにして、とっても素直に走るようになりました。 長くなりましたが、そんな調整が済んでからの初めての高速道路なので、今回の出張はちょっと楽しみです。 さて、今日は靴クリームの話です。 皆さんは、靴を磨いた後にアッパーの革を触ってみて、どんな感じがしますか? じつはこの感触がとっても大切なので、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。 もし、アッパーを触ってみてペタペタしているとしたら、もしかしたらクリームの塗りすぎである可能性があります。 乾いた布などでアッパーを軽くポリッシュしゅてみて、靴クリームが布にベッタリとつかないか確認してみましょう。 こちらは、私たちシューリパブリックの工房にあるオックスフォードです。 今回は留守番なので、今日はこの靴に登場してもらいます。 私のおすすめは、乾いた布どころかこのような汚れ落としの液を布につけて、アッパーの革をこすってみても、 ほとんど布にクリームがつかないくらいが良いと思っています。 一応これでも時々メンテナンスをしていまして、デリケートクリームと乳化性のクリームを塗っています。 こういうヤツですね。 それでも塗る量が極めて少ないので、汚れ落としの液をつけてこすったところで布につくほどのクリームが残っていないのです。 それでも、革は素上げのものですがこれくらいツヤがありますし、決して栄養が足りていないわけではありません。 よく革の状態を見ていただいて、クリームでツヤがある状態と革そのもののツヤがある状態は、慣れてくればすぐに見分けることができます。 そもそも、クリームの塗りすぎは革にとって決して良い状態ではないので、靴を永く愛用していただくにはクリームを塗りすぎないように気を付けていただければと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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綿花

昨日が文化の日で祝日だったため、昨日仕事をして今日が振り替え休日になりました。 朝からお天気も良く、久しぶりにのんびりとした一日を過ごすことができました。 こちらは、ウチの家内が庭に植えた綿花です。 少し前に綿花が収穫できる状態になりました。 Tシャツのコットンはこんなのをたくさん使って作っているわけですし、ウールの生地は羊毛をたくさん使って作っているわけで、改めて考えると大量生産の偉大さを実感します。 普通に考えると、これらを収穫して糸を紡いで布にして、そしてTシャツなどの製品を作るという流れになるはずですが、それにさらに物流コストや販売店の利益が加算されるわけで、そんなTシャツが安いものだと1着あたり1,000円に満たない価格で買える日本て、すごい&一体どういうこと?って思ってしまいます。 話は変わりますが、先日ウチの家内が時々服を買うというショップを教えてくれました。 実店舗もあるのですがちょっと遠いために、もっぱら楽天市場のネットショップです。 そのお店が扱っている服は、ちょっとデザインのエッヂが立っているというか、変化球的というか、スタンダードなデザインとはちょっと違うものの、私の感覚では上品に崩した感じのデザインなので、私も着ることができそうなTシャツを2着買ってみました。 まだ商品は届いていないので詳しいレポートはありませんが、一足先に買ったウチの家内のTシャツはなかなか面白いデザインでした。 じつは、私は少し前から何かを買う時には満足度を最優先にしようということを決めていまして、予算から大きく外れていなくてそれで幸せな気持ちになれるなら買うということにしています。 例えばTシャツを買う場合に、なんとなくこれくらいの金額でという目安があるかと思うのですが、これまでの私だったら限度額内のものを3着買っていたところを、よくよく考えてみると手元に全く服がないわけではないのでそんなにたくさん買う必要もなく、だったら同じ予算で単価が高くても数を減らして気に入ったものを買えばよいと思うようになったのです。 その方が圧倒的に満足度が高いことが分かりました。 今回私が買ったTシャツは、まさにそのようなものでした。 誰でも何かを買う時にそりゃ安いほうが絶対に嬉しいはずですが、高いものには高いなりの理由があって、その理由に納得できるのなら高いものを買っても後悔がないどころか、むしろ幸せな気持ちになれるはずです。 明後日からは、長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントなので、今日はのんびりと準備を進めました。 IVY PRODUCTSさんで扱っている商品も、決して安いものではありませんがしっかりと作られた良いものばかりです。 私もたくさんのサンプルの靴をもって行かせていただきます。 お時間のある方は、ぜひお越しください。 ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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フルブローグブーツ

少し前にご注文を受け付けていた「今年頑張った自分にフルブローグをプレゼントしませんか?」という企画商品の製作が進んでいます。 結局、予定数をオーバーして結構な数をご注文いただきました。 ご注文いただきました皆様、ありがとうございました。 それらの靴ですが、早いタイミングでご注文いただいたお客様の靴の製作がスタートしています。 こんな感じで、ウェルティングまで終わりました。 この企画に関しては、いろいろとお伝えしたいことがあるのですが、今日は本当のさわりだけにしておきます。 まぁ、とにかく革がとっても素晴らしく、この企画をお知らせした時点では特にお伝えしませんでしたが、某有名ブランドのフランスのD社の製品であろうということらしいです。 製品名がSaddle Calfですので、ご興味がある方は調べてみてください。 私個人的には、革があまりブランドであるかどうかはどうでもよくて、その革自体のクオリティが良いものは良いと思っています。 そういう基準で見てみると、この革はラスティングの時の安心感というかしっかり感というか、靴を作るものとしての手ごたえが非常に素晴らしく、革自体もとっても重くてしっかりとしていて、いい靴になりそうだと感じています。 色も良いですし、ちょうどフルブローグに適した革でしたね。 ちなみに、作業に入る前に革の端切れをちょっと濡らしてみたのですが、水にぬれるとシミになるものの、乾くときれいに消えたので、やや明るい色でもクリームを塗りすぎなければ変なシミになりにくいだろうと思いました。 そして、いつもの通りハンドソーンウェルテッドです。 この靴はLストームウェルト仕様ですが、平ウェルトでも格好良さそうです。 このあたりはお好みですね。 ともあれ、先行して進めているグループは今月中に完成の予定ですので、もう少々お待ちください。 それにしても、手前味噌ですがフルブローグって格好良いです。 今年の冬に大活躍しそうですね。 ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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イベント

先日、ちょっとだけお伝えしましたが、今週末の11月6日(土)と7日(日)は、長野市のIVY PRODUCTSにお邪魔して、足の計測&靴のオーダーのイベントを開催いたします。 足の計測に関しましては、毎回お伝えしております通り実際に測って見るといろいろと新たな発見がありまして、 例えばこれまでなぜか小指が痛かったんだけどという方の場合、実際に計測してみたら思っていたよりも足の幅が細く、靴の中で足が動いてしまっていて指が当たっていたかったということが分かり、ちょっと小さいサイズに変えてみたら解決したというケースがありました。 痛いから、どんどん靴のサイズを大きくしてしまっていたのですが、良かれと思っていたことが結果的には良くなくて、そのことが分かって一安心という例です。 足のことを知るのは、決して靴をオーダーするためだけではなく、足に関して詳しく知ることで靴をより快適に履くことができることにもつながります。 そのほかにも、足の問題点が分かって今後どのようにしたら足に良いかということもお伝えできるかもしれませんので、お気軽にお越しください。 そして、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイド靴のご注文も承ります。 ちょうどこのイベントの日まで私たちシューリパブリックの企画商品である「集まれ!Freshers」のご注文も承っております。 初めてのオーダーメイド靴にぴったりな大変お得な企画商品ですので、ご興味をお持ちいただけた方はぜひいらしてみてください。 こんな靴もご注文いただけます。 会場となるIVY PRODUCTSさんは、長野駅と善光寺の間にありまして、イベントのあとに市内を観光するという楽しみ方もあります。 詳しい場所に関しましては、IVY PRODUCTSさんのサイトをご覧ください。 なお、イベントの開催時間はIVY PRODUCTSさんの営業時間と同じで、両日とも11時から19時までです。 ちなみに、IVY PRODUCTSさんは革小物を扱っているお店で、財布やキーケース、ベルト、そしてバッグなどを革を選んで作っていただけるほか、完全なフルオーダーも受け付けています。 詳しくは、IVY PRODUCTSさんにお問い合わせください。 では、皆様のお越しをお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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オックスフォードシューズ

今日のお客様は、栃木県にお住いのAYさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 このオックスフォードは、少し前にご紹介させていただいたものです。 AYさんがお忙しそうでしたが、都合をつけて来てくださいました。 AYさんはとっても靴がお好きだそうで、これまでにたくさんのブランドの靴をお履きになったそうです。 そして、私たちシーリパブリックの靴の雰囲気をとても気に入ってくださってご注文いただきました。 AYさんは、今回のご注文でこだわっているポイントがいくつかありまして、よくよく見ていただくとお分かりになるかもしれませんが、 まずキャップが標準の仕様よりも数ミリほど小さくなっています。 確かに、最近のオックスフォードのキャップはちょっと大きすぎるのでは?と思うようなものもあって、機能的なことを考えるとこれくらいがベストだと思うのですが、キャップはちょっと小さいくらいが上品に見えるものです。 また、アイレットの並びもつま先の方に行くにしたがってわずかに開いていまして、これもきれいに見えるという点でのこだわりでした。 じつは、AYさんの足は標準のサイズからするとやや幅が広く、既製品の靴を履くとハネが結構開いてしまうことが多いのだそうで、キレイに格好良く履きたいという希望もあって、このような仕様になりました。 こうしてみると、特別幅広には見えないですよね。 とっても格好良く履いていただいています。 靴は、ちょっとしたバランスの調整でスマートに見えますので、パターンから作るとそんな調整も簡単にできます。 AYさんのこだわりが詰まっている靴ですので、ぜひたくさん履いてあげてください。 今日はありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ブラックラピド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★今度の週末、11月6日(土)と7日(日)には、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。 ★初めて靴をオーダーする方にピッタリな企画「集まれ!Freshers」は、まだまだ受付中です。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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