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革

今年は、これまでにたくさんのお得な企画商品を販売してきました。 そして、只今今年最後の企画商品の受け付けを承っております。 今、受付をしている商品は、The Btitish とも言えるようなベーシックなオックスフォード、ギブソンシューズ、そしてギブソンブーツを飛び切りの革を使って作ってみましょうという企画です。 昨年から今年にかけて、新型コロナの影響で本当に大変だったかたがたくさんいらっしゃると思うのですが、皆さん本当にここまで頑張っていらっしゃって、そのご褒美としてご自分にプレゼントしていただければと思っています。 今回の企画では、こちらの革限定となります。 というより、むしろこの革は企画商品に使ってお買い得なプライスで販売してしまってよいのかと思うのですが、そのあたりも含めての企画商品です。 あのフランスのDで始まる超有名タンナーの製品で、私自身びっくりするほど高価な革でした。 そんな革なので、良くないはずがありません。 前回もご紹介しました通り、このシワの入り方がとっても上品で、しなやかな質感というのがこの革の一番の特徴でしょう。 なんとなく似ているところで、アノネイのボカルーもありますが、比べてみるとこちらの方がわずかにしなやかな印象です。 見た目は結構硬そうなんですけど、実際には全くそんなことはありません。 でも、靴になった時にはパリッとしそうな感じです。 しっかりしているのに当たりがしなやかで、そのあたりも含めての良い革なんでしょうね。 革の裏側はこんな感じです。 私は革をご紹介する時に裏側を見ていただきますが、生地があまり良くないものはキメがそろっている部分の厚みが足りなくて、裏側がボソボソになってしまいます。 言い換えれば、裏側もキレイな革は生地の厚さが十分にあって、キメがそろっているという証になります。 こういうシワの入り方も、生地のクオリティが高い証拠です。 もう、どこをとってもケチのつけようがない革です。 ちなみに、この表面の仕上げはおそらくグレージング仕上げだと思います。 簡単に言ってしまえば、大きなローラーのようなものを使って表面をツヤツヤに仕上げます。 よく勘違いされる方がいらっしゃるのですが、このツヤツヤがそのまま靴になって下品なツヤの仕上がりになることはありません。 靴を作る際には革を引っ張ってラスティングをするため、どうしてもこのツヤはもっと控えめになります。 さらに、靴が完成する前には仕上げの作業があって、その際にも靴が美しく見えるように上品なツヤに仕上げます。 そのあたりはお好みによるところですが、ビニールの靴みたいなテカテカなんてことはありませんのでご心配なく。 工房にあるオックスフォードが、まぁ近い感じの仕上がりだったので、参考にご覧ください。 この靴が使っている革は、今日ご紹介しているものとは異なりますが、まぁなんとなく近い仕上がりだと考えていただいてよいでしょう。 こんな革を使って、エースとなりうる1足を作ってください。 仕上がりの雰囲気は、どちらかと言えばフォーマルな感じに近いですが、キレイな服を着るという時に履いていただけるはずです。 もし、この革を使って違うデザインの靴を作りたいという方がいらっしゃれば、革の価格がオプション扱いになりますがそれもOKです。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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修理

昨日もお知らせしましたが、オールソール交換修理のご依頼が多くなっていまして、ちょっと滞り気味です。 こちらは、今日完成した何足かのうちのFさんのオックスフォード2足です。 毎回お伝えしていますが、ハンドソーンウェルテッドン靴の場合、ウェルトを縫っている糸をキレイに外すところまでバラし、同じ穴を使ってウェルトを縫い付け、ボトムフィラーなどを新しいものに交換して、新しいソールをつけてからだし縫い、ヒール、仕上げという流れで進めます。 ということは、履きこんで足になじんだインソールがそのまま残るのに、消耗パーツは新しくなっているということなので、良いとこ取りでとても履きやすい靴に蘇ります。 ねじれ剛性なども、しっかりと回復しています。 それにしても、ソール周りが新しくなると靴がシャキッとして見えますよね。 当然ながら、ソールやヒールは新しいものがついていますので、またしばらくの間は心置きなく履いていただけます。 ウェルトまで交換する修理は、もしかしたら費用的な面も含めてちょっと抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、ある程度履きこんでいくとインソールがちょっとですが痩せて来て、ウェルトを縫っている糸に見てもわからないくらいですがゆるみが生じることがあります。 なので、オールソール交換の頃になればインソールの痩せも落ち着いているはずなので、そのタイミングでウェルトを縫いなおしてあげれば、もうそのあとはゆるみが生じることなく安心して履いていただけるかと思います。 そんなわけで、初めてのオールソール交換の時には一緒にウェルトも交換しておくことをお勧めしています。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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修理が進行中

カテゴリー: @ Work:アットワーク

作業中

余談ですが、先日ウチの家内がイスを買いまして、その椅子の脚がフローリングに傷をつけてしまいそうだということで、私が要らない革でカバーを作ることになりました。 それがこちら。 イスのパイプ脚に巻いて端をチクチクと縫うとのことで作りました。 こういうのって、ここまで作る方が大変なんですよね。 例えるなら、プラモデルを組み立てると、そのプラモデルを金型から作る人みたいな感じ。 ただ、これにはオチがありまして、私がその椅子の足の寸法を測り間違えまして、結局これ自体が作り直しとなりました。 菱目キリで穴まであけたのに、ざんねん。 実物はもう少し細かったので、片側だけ切り落としてもう一度菱目キリで穴をあけます。 さて、今日は黙々と作業の日でした。 今月は、思っていたよりもたくさんの修理靴をお預かりしまして、ウェルトのかけなおしやらオールソール交換やら、通常のオーダーの分もあってラックがいっぱいです。 全部乗り切らなかったので、ハンドソーンの靴たちは先に仕上げてもう箱に入っています。 このラックに乗っているのは、ブラックラピドの4足と修理の3足です。 ヒールまでついているので、明日には完成の予定です。 お預かりしている修理の靴たちも、明日一緒に完成の見込み。 こちらのチャッカブーツは、つい先日このブログでご紹介しました旅チャッカのオールソール交換の靴です。 今お願いしているだし縫いの職人さんは、ご覧の通りキレイに縫ってくれます。 このだし縫い、ただキレイなだけではありません。 ブラックラピドのオールソール交換ということは、オシブチ(ウェルトに相当するもの)に針穴が開いている状態でまた同じ針穴に針を落として縫いあげているのです。 それも機械で縫っているのに。 なかなかの技術だと思いませんか? 普通のミシンだって、まっすぐだけならまだしも、同じミシンで縫うのだってカーブすると針穴がずれてしまいそうになります。 これがどれだけすごい技術なのか解説すると、だし縫いの機械は靴を上下さかさまにして、ソールが上面になるような状態で縫います。 つまり、針穴は下側になっているため当然に見えませんし、ソールは新しいものがついているので針穴なんてありません。 そんな状態で、すでにある針穴に針を落として縫っていくのですから、並大抵のことではありません。 そうやってこの靴はきれいに修理が上がっていくのです。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スキレット

少し前に、私が住む埼玉県北部の加須市でもやや大きな地震がありました。 自治体の震度の表示は結構大きかったようですが、加須市はじつは結構広くて、その中でも私が住む地域は比較的地盤が良いのかそれほど大きな揺れではなかったようです。 とは言え、10年前の東日本大震災のような大きな地震がいつやってくるかわかりませんので、常に準備をしておくことが重要だと思っています。 専門家の方々は、首都直下型地震は今後30年以内に70%の確率で発生すると提言しているようですが、ちょっと聞いたところでは70%という表現の裏にはほぼ確実にという意味合いが込められているようで、近いうちに大きな地震が起こるのはほぼ間違いないと考えて良いのではないかと思っています。 人によっては、むやみに危機感をあおるのは好ましくないという意見の方もいるかもしれませんが、大きな地震が発生するという可能性があるわけですから、少なくともその心構えとできる準備を進めておくのは間違いではないでしょう。 最近は、食料などの備蓄に関してはローリングストックが提唱されていまして、ただ単にたくさん買い込んで賞味期限が近付いたら無理矢理に消費するのではなく、日ごろからそれらの備蓄を消費して、使ったらまた買い足すという方法でムダなく備えることが主流になって来ているようです。 私自身も結構心配性なうえに、アウトドアが好きということもあって、やれ米だとかやれパスタだとか、ちょっと多めにストックするようにしていまして、それに加えてアウトドア用品も一緒に準備しています。 今日もひとつ購入してみました。 それが、こちら。 ちょっと大きめのスキレットです。 今回購入したのは向かって右側のヤツで、左側のものは数年前に購入したものです。 スキレットって重くて扱いづらいと言われる方もいるかもしれませんが、使い方によっては熱を蓄えてくれますし、使い込んだものであれば焦げ付きにくいので、それはそれで便利だと思います。 スキレットに限らす鋳物の鍋などは、ご飯を炊いたり蒸し物を作ったりすることもできるので、使い慣れておくとそれでいろいろな料理を作ることができます。 ダッチオーブンなども結構普段から使っていますが、ご飯を炊いたり揚げ物をあげたりすることもできるのでとっても便利です。 私の場合、アウトドア用品と言っても軽量コンパクトというよりは丈夫で永持ち的なものが多いので、まさに災害の時には活用できるのではないかと思っています。 人が生きていくうえで衣・食・住は本当に基本ですから、いざという時でもなるべくストレスが少なく済むように食料だけではなく居住環境や衣類などの準備も大切です。 そうそう、私が災害に備えて買ったものがもうひとつあります。 それがこちらの照明です。 クレイモア3というもので、充電しておけば結構永いこと使える照明機器です。 これ自体がモバイルバッテリーにもなるので、スマホのバッテリーが切れそうなときにはこれが役に立ちます。 この照明は、普段から倉庫内での探し物の時に使っていまして、いつも手の届くところに置いてあります。 昔、もう今から10年くらい前ですが、久しぶりに家族でキャンプに行ったことがありまして、私は子供のころからアウトドアに親しんでいたので難なくこなせるだろうと思っていたものの、 実際にやってみると普段あまり使わないバーナーやグリル、そのほかのキャンプ用品に結構てこずったということがありました。 災害に備えていろいろ備えていても、アウトドア用品を買って準備をしていても、あまり使ったことのない非常用の食材を準備していたとしても、使い方がよくわからなくていざという時に困ってしまうようではよくないですから、とにかく普段から使い込んで慣れておくことが必要だと思います。 カセットコンロとダッチオーブンでご飯を炊いてみたり、非常用の電源を使って試しに生活をしてみたり、グッズと自分の点検を兼ねてやってみると良いかもしれませんね。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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靴ヒモ

余談ですが、埼玉県のなかなか田舎の方に住んでいると、ネット通販は非常にありがたいもので、ちょっと買い物というと通販を使ってしまうことがとっても多くなっています。 田舎ではほしいものがお店に行けばあるというわけではなく、 「こっちじゃなくてあっちなんだけどなぁ・・・。」 というケースはしばしば。 なので、選択肢が豊富なネット通販は、まさに私の命綱とも言えます。 でも、ちょっと引っかかるのが送料なんですよね・・・と思っていました。 Amazonやビックカメラだと、2,000円以上で送料が無料になりますし、モノタロウでは税別3,500円以上で送料が無料になります。 ヨドバシカメラはとっても良心的でいくらでも送料無料です。 つい先日、ビックカメラでほしいものがありまして普通に買おうと思たところ価格が1,260円だったので、何か必要なモノはないかと探してみたのですが、結局のところ必要なモノが見つからず、同じものを2個買うほどのものものではなかったのでどうしたものかと考えていました。 そして、出した結論が普通に送料を払って買うということ。 要らないものに700円以上も支払うよりも、わざわざ宅配業者さんが自宅まで届けてくださるのだから、素直にそのことに価値を認めて送料を払っても良いのではないかと思ったのです。 ただ、モノタロウで買い物をするときには、仕事で使う消耗品が多いので3,500円に満たなかったらこれを買っておこうというものがたくさんありますし、Amazonでも然りです。 楽天市場では、ショップごとに送料が無料になる価格設定が異なっていますが、ビックカメラ同様に送料を無料にするためにムダに何かを買うよりも、必要なモノがなければ送料を支払ってそれだけを買うということが多くなったような気がします。 この、送料無料というのは人間の心理をうまくついていて、どうせなら無料になった方が得だぁみたいな思いで、必要以上に何かを買ってしまうように誘導されてしまっているのかもしれません。 その点、ZOZOTOWNはいさぎよくて、何を買ってもどれだけ買っても210円なので、変にまとめて買うこともなく、むしろ何度も買って送料をムダに支払っている気がします。 結局、得した買い物をしているように思えても、実は全然得していなかったりすることもあるので、目先の損得に惑わされないようにすることが大切なのでしょう。 最近、そんなことを思いました。 さてさて、余談が長くなりましたが、今日は靴ヒモの話です。 以前から何度かお伝えしている事なのですが、靴ヒモは消耗品であることを知っておいてください。 こちらは、しばらく使い込んで少々劣化してしまっている靴ヒモです。 これくらいの状態になったら、そろそろ交換のタイミングです。 そもそも、靴ヒモが切れるって嬉しくないって思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちシューリパブリックんでは靴ヒモは消耗品として定期的に交換していただくことをお勧めしています。 というのも、探せば丈夫な靴ヒモもありますが、丈夫で切れない靴ヒモはそれだけアッパーに負担をかけてしまうわけで、アッパーは補修が厄介なのであまり傷んでほしくないと思うのはみな同じだと思います。 であれば、アッパーよりも靴ヒモが傷んでくれた方が簡単に補修ができて丸く収まりますよね。 私たちシューリパブリックでは、あえて1年くらいで切れてしまうような靴ヒモを使っていますので、切れそうになってきたら早めに交換しましょう。 靴ヒモの長さに関しては、靴のサイズによって若干の違いがあるので参考程度にしていただきたいのですが、ギリーシューズとチャッカブーツで70センチくらい、オックスフォードで75センチくらい、ギブソンシューズで80センチくらい、そしてギブソンブーツは110センチで、モンキーブーツは140センチとなっています。 ご参考まで。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

先日いらっしゃったお客様のOさんが、初めて靴をオーダーされたころからずっとおっしゃっていることがあります。 とっても印象的だったので、ご紹介したいと思います。 そもそも、Oさんは10年前の東日本大震災をきっかけに足に合った靴を検討されたようで、靴が完成したときには・・・、 「災害が起きても、これで歩いて帰れる。」 とおっしゃっていました。 実際にこのブログをご覧いただいている方の中にも、震災の時に交通機関が止まってしまって歩いて帰宅された方も少なくないのではないかと思います。 それが歩いて10分や15分ならそんなに心配はないものの、数時間歩かなくてはいけないような場合だと、ちょっと歩いて足が痛くなってしまうようでは自分の身を守ることができません。 結構ご存じないことかもしれないのですが、スニーカーも思っているほど歩けなくて、あまりにも柔らかいスニーカーだと足の裏が痛くなってしまうこともあります。 そんなこともあって、Oさんは普段から革靴を履いて足を革靴に慣れさせて、もしまた何かあった時でもしっかりと歩いて帰れるようにと準備をされているのだそうです。 そして、例えばお休みの日にクルマで出かけるようなときにも、もしその時に革靴を履いていなかったとしても、革靴を持っていかれるとおっしゃっていました。 実際、足に合った革靴は長時間歩くのに非常に適しています。 もしもの時のために靴を選ぶ事がすべてではありませんが、足に合った革靴を履くことが嫌でなければ、ぜひ普段から履いていただきたいと思います。 中でも、長時間歩くのであればブーツがおすすめです。 足首までしっかりとホールドしてくれて、安心感いっぱいで歩くことができます。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ・サドルシューズ

今日のお客様は、Iさんご夫妻です。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ご主人は黒のスウェードのモンキーブーツです。 ご主人の足は、既製品のなかで合うものを探すのが非常に困難という、なかなか大変な形をしていまして、これまでずっと靴で困っていらっしゃったそうです。 また、既製品の靴は1日履くとストレスで靴の中が汗で蒸れてしまって、帰宅されたらまず足を洗うという日々だったそうですが、シューリパブリックの靴を履くようになってから足が臭くなくなり、足を洗う必要もなくなってとても快適になったとおっしゃっていました。 また、ご主人には今回初めてスウェードの靴をご注文いただきましたが、履いていただいて一言、 「足にぴたりと吸い付く感じです。」 とおっしゃっていました。 スウェードの靴は、スムースの靴と違って初めから結構足になじむので、抵抗なく履いていただけます。 これからの季節には、ひときわ履きたくなってしまう靴ですね。 そして、奥様にはサドルシューズをご注文いただきました。 奥様は、靴に限らずいろいろとこだわりを持っていらっしゃって、今回のこのサドルシューズもなかなかエッヂの効いた仕上がりになっていると思います。 特に、パッと見たところではわかりませんが、 バックストラップのみ黒のスムースを使っていまして、こんなところにも個性が表れています。 奥様は、靴をご覧になるなり、 「かわいい!」 の連発で、とっても気に入っていただけたようです。 この靴たちも、ぜひたくさんご活用ください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: モンキーブーツ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 靴の仕様 デザイン: サドルシューズ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

昨日ご案内いたしました今年最後の企画商品「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 ステキな革でThe Britishを作ろう」に関して、早速お問い合わせをいただいております。 ご検討されている皆様、ごゆっくりと検討ください。 さて、今日はOさんより以前に納品させていただいた「旅チャッカ」のオールソール交換のご依頼をいただきました。 Oさんがご注文いただいたころは、まだ「旅チャッカ」という名前ではありませんでしたが、基本的に仕様は同じものです。 製法はブラックラピドで、インソールを取り外すことができて、数日間立て続けに履くことができます。 こちらが、Oさんからお預かりしました旅チャッカです。 日頃からご活用いただいているとのことで、約5年でオールソール交換のタイミングとなりました。 ブラックラピドのオールソール交換は、ウェルトに相当するパーツを取り外すことができないため、まさにソールから下のみの交換となります。 ソールを取り外すのはさほど難しいことではありませんが、ブチブチとだし糸を切ってソールを取り外した後に残っているだし糸をすべて針穴から取り除かなくてはならず、これが思いのほか手間のかかる作業になります。 そうしてだし糸を取り除き、新しいソールを貼ってトリミングをしたところです。 このあと、だし縫いを縫ってからヒールを取り付けて完成となります。 オールソール交換が済めば、またたくさん履いていただけますね。 完成まで、もう少々お待ちください。 ★★★お知らせ★★★ ★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。 ハイクオリティの革で英国靴の素単打度ともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。 ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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フレンチカーフ

9月には、通称「ご褒美プラン」としてフルブローグを作りませんかという企画をご案内させていただきました。 たくさんの方々にご注文いただいて、しっかりと完売いたしました。 ご注文してくださった皆様、ありがとうございました。 そして今日は、今年最後の企画商品のご案内です。 その名も、「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 ステキな革でThe Britishを作ろう」です。 大まかに言ってしまえば、今年も新型コロナの関係でいろいろと大変な年になってしまいましたが、それでも負けずに頑張ってきて、やっと少しずつ出口が見えてきたので、ここまで頑張ったご褒美として1足ちょっといい靴を作ってみませんか?という企画です。 丁度このタイミングでちょっとすごい革が入荷しましたので、せっかくですからその革を使ってずっと永く使えそうな The British とも言えるスタンダードなデザインの靴を作るという企画をお勧めさせていただきます。 詳細をご説明させていただきますと、 〇お選びいただけるデザインは、こちらの3デザインです。 右から、オックスフォード、ギブソンシューズ、そしてギブソンブーツです。 デザインの変更やメダリオンの追加などはできません。 〇使用するラストはお客様がお持ちのものでもよいですし、新たにご注文いただいても結構です(新たにご注文いただく場合はラスト製作費用が掛かります)。 〇この企画で使用する革はこちらのフランス製のカーフです(マル革で200デシほどのものです)。 今回は、黒のみとなります。 革に詳しい方はすぐにわかってしまうかもしれませんが、フランス製のとっても高品質な革です。 革の仕上げは、グレージング仕上げのようです。 ちょっと見えにくいかもしれませんが、革を谷折りにしてシワの入り具合を確認しています。 結構しっかりしている革なのに、シワは細かくてとってもしなやかでした。 いつも通り、革の裏側もチェック。 とっても生地が良いようです。 断面を見ると、芯通しはされていません。 革の厚さは、1.45~1.5mmほど。 革の名前当てクイズではありませんが、参考までにこの革の名前がステーキの肉のような名前でした。 革の名前を言ってしまうと、その名前に左右されてしまうかもしれないので、あえて名前はお伝えしないでおきます。 〇製法は、通常のオーダーメイドの靴と同様にハンドソーンウェルテッドで製作させていただきます。 〇この企画商品はデザインこそ限定になりますが基本的な部分はオーダーメイドですので、通常の仕様と同様にお客様の足に合わせた調整を踏まえて製作させていただきます。 〇そして、この企画商品の価格ですが、通常でしたらこの革は購入価格がかなり高かったので+5,500円のオプション設定とさせていただくのですが、少しだけ割引させていただきまして、靴本体の価格は 税込み110,000円 (ラストをお持ちでない方は別途ラスト製作費用が掛かります)とさせていただきます。 価格云々ということよりも、この革の入荷は今回限りとなるレアなものですので、ちょっとステキな革でギブソンシューズやオックスフォードなどを作ってみたいと考えていらっしゃる方は、ぜひご検討ください。 〇この企画商品の受付予定数は、6足とさせていただきます。受付期間は12月末までを予定していますが、無くなり次第終了とさせていただきます。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 また、今回の革に関しましてはカットサンプルの送付はご容赦ください。 今年も頑張った皆様、これくらいのご褒美があっても良いですよね。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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パターン作成

余談ですが、先日たまったポイントをAmazonのギフト券に交換して、それで何を買うか決まらないということをお伝えしました。 Amazonギフト券5,000円分ですよ、どうせならなかなか自分では買わないものを買いたいと思いつつ、5,000円というのはなかなか中途半端で難しい金額です。 じつはいくつか候補があるのですが、 ひとつ目はダッチオーブンやスキレットで有名なアメリカのLodgeのラウンドグリドルが欲しいなぁって思っていまして、ほとんど使い道が限られるもので、ただ外でカセットコンロを使ったバーベキューにはとってもいいなぁって思っていました。 でも、使う頻度は極めて低そうで、それなら普通のスキレットを買った方が使い勝手がよく、でもそれはつまらないと思いまして、とりあえずこれは保留にしました。 ふたつ目は、キャンプなどに行ったときに使いたいと以前から思っていたもので、ユニフレームのセパレートバーナーです。 カセットボンベをセットしてお湯を沸かしたり料理をしたりすることができるバーナーですが、そもそもシングルバーナーを必要とする機会が極めて少なく、ツインバーナーは持っていまして、そのほかにOD缶のシングルバーナーは持っているので、これも使う頻度は低いし、だったら普通のカセットコンロのアウトドア用を買えばよいと思ったら、それも持っていました。 そのほかにも、アウトドア用のリラックスチェアが欲しいなど、アウトドア用品を中心にいくつか候補はあったものの、よくよく考えてみると代用になるものがいろいろとありまして、それらはあえてこのタイミングで買う必要はないという結論になりました。 今回のテーマは、あくまでも必要なモノではなくそれがあると幸せになるモノということなので、実際には似たようなものがあっても良いと言えば良いのですが、あまり使う予定がないものを持っていても幸せになれるとは思えませんし、それこそ保管しておくストレスの方が大きくなるのも嫌なので、考え直しとなりました。 そして、やっと見つけました。 それは、ちょっと高級な枕です。 私は、布団の硬さがちょっとでも変わるとよく眠れないし、枕もなかなか合うものが見つからずに困っていました。 思い起こせば、数年前にどこかに出張に行ったときに泊まった宿の枕がとっても素晴らしくて、それは一般的なモノよりも一回りくらい大きくて、結構高さもあってそれが私には非常に快適でした。 早速そんな枕を探したところ、ありましたよ、Amazonに。 デンマークのフォスフレイクスというブランドで、それ自体がどれくらいのものなのかレビューから推測するしかないのですが、なんとなく良さそうな印象を受けまして、買ってみることにしました。 どうかなぁ、到着が楽しみです。 さて、先日ある方から、靴を作るうえでパターンはどうしていますかということを訊かれました。 というのも、私たちシューリパブリックの靴の価格で、ハンドソーンウェルテッドで作っていて、それでいてパターンまでその都度作っていると採算が合わないのではないかと思ったからとのこと。 たしかに、このブログではラスティングやウェルティング、そしてラストの調整に関しては書くことがありますが、パターンを作っているということを書いたことってほとんどありませんでした。 そうですよね、一般的に見てこの価格でラストを作ってパターンを作って手作業でラスティングをしてハンドソーンウェルテッドで作るというのは、ほぼ利益度外視と思われても仕方ないですよね。 実際には、パターンも1足ごとに作っています。 これは、大阪府のSさんにご注文いただいたギリーシューズのパターンを作っているところです。 こんな感じで、ラストにテープを巻くところから始まりまして、 それを平面に変換し、 スタンダードフォームを作って、 各パターンを作るという流れになります。 このパターンのことを訊いてくださった方も、靴のことがよくわかっている方だったので、お客様一人一人の足に合わせて調整したラストに対して、パターンを作らずにどうやっているのだろう?と疑問に思ったようなのですが、 実際にはパターンを作らないでいろいろな形状のラストに合うアッパーなんて非常に困難な話なので、素直に1足ごとにパターンを作ってラストに合ったアッパーを作るようにしています。 当然ですが、どの工程においても手を抜いたりすることはなくしっかりと丁寧に作業をしています。 ただ、たくさん作っているので手が慣れてきていてスピードが出せることや、削る時には機械を使って合理的に作業している事などが作業時間を短縮させ、さらに価格を抑えめにして多くのお客様に来ていただくことで、この仕事を継続することができています。 たくさんのお客様に靴のことを知っていただいたり、靴や足に関心を持っていただいたり、オーダーメイド靴に関心を持っていただけるように、このブログを毎日続けていますし、いろいろな企画をお知らせしてクイックレスポンスでたくさんのお客様に来ていただけていることも、価格を抑えられる理由の一つになっています。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 ★旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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