今年は、これまでにたくさんのお得な企画商品を販売してきました。
そして、只今今年最後の企画商品の受け付けを承っております。
今、受付をしている商品は、The Btitish とも言えるようなベーシックなオックスフォード、ギブソンシューズ、そしてギブソンブーツを飛び切りの革を使って作ってみましょうという企画です。
昨年から今年にかけて、新型コロナの影響で本当に大変だったかたがたくさんいらっしゃると思うのですが、皆さん本当にここまで頑張っていらっしゃって、そのご褒美としてご自分にプレゼントしていただければと思っています。
今回の企画では、こちらの革限定となります。
というより、むしろこの革は企画商品に使ってお買い得なプライスで販売してしまってよいのかと思うのですが、そのあたりも含めての企画商品です。
あのフランスのDで始まる超有名タンナーの製品で、私自身びっくりするほど高価な革でした。
そんな革なので、良くないはずがありません。
前回もご紹介しました通り、このシワの入り方がとっても上品で、しなやかな質感というのがこの革の一番の特徴でしょう。
なんとなく似ているところで、アノネイのボカルーもありますが、比べてみるとこちらの方がわずかにしなやかな印象です。
見た目は結構硬そうなんですけど、実際には全くそんなことはありません。
でも、靴になった時にはパリッとしそうな感じです。
しっかりしているのに当たりがしなやかで、そのあたりも含めての良い革なんでしょうね。
革の裏側はこんな感じです。
私は革をご紹介する時に裏側を見ていただきますが、生地があまり良くないものはキメがそろっている部分の厚みが足りなくて、裏側がボソボソになってしまいます。
言い換えれば、裏側もキレイな革は生地の厚さが十分にあって、キメがそろっているという証になります。
こういうシワの入り方も、生地のクオリティが高い証拠です。
もう、どこをとってもケチのつけようがない革です。
ちなみに、この表面の仕上げはおそらくグレージング仕上げだと思います。
簡単に言ってしまえば、大きなローラーのようなものを使って表面をツヤツヤに仕上げます。
よく勘違いされる方がいらっしゃるのですが、このツヤツヤがそのまま靴になって下品なツヤの仕上がりになることはありません。
靴を作る際には革を引っ張ってラスティングをするため、どうしてもこのツヤはもっと控えめになります。
さらに、靴が完成する前には仕上げの作業があって、その際にも靴が美しく見えるように上品なツヤに仕上げます。
そのあたりはお好みによるところですが、ビニールの靴みたいなテカテカなんてことはありませんのでご心配なく。
工房にあるオックスフォードが、まぁ近い感じの仕上がりだったので、参考にご覧ください。
この靴が使っている革は、今日ご紹介しているものとは異なりますが、まぁなんとなく近い仕上がりだと考えていただいてよいでしょう。
こんな革を使って、エースとなりうる1足を作ってください。
仕上がりの雰囲気は、どちらかと言えばフォーマルな感じに近いですが、キレイな服を着るという時に履いていただけるはずです。
もし、この革を使って違うデザインの靴を作りたいという方がいらっしゃれば、革の価格がオプション扱いになりますがそれもOKです。
★★★お知らせ★★★
★企画商品の「今年頑張った自分にご褒美プランPart2 」は、只今受付中です。
ハイクオリティの革で英国靴のスタンダードともいえるギブソンシューズやオックスフォード、そしてギブソンブーツを作ってみたいという方にお勧めです。詳しくは11月12日のブログをご覧ください。
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