余談ですが、私が大好きなドラマが最近TVerで観ることができて、それもそのシリーズの中でも最も好きな回が観られるので、お昼休みに毎日楽しみにして観ています。
それは何かといいますと、日本テレビ系で放送されていたドラマの「コントが始まる」です。
ご存じの方はいらっしゃいますか?
菅田将暉さん主演で、そのほかに有村架純さんや中野大賀さん、神木隆之介さん、芳根京子さん他、すばらしい役者さんたちががたくさん出演しているドラマで、
夢半ばにして1か月後に解散することになったお笑いトリオ「マクベス」のメンバーと、彼らとつながりのある人たちそれぞれの温かいストーリーです。
私はハラハラドキドキが苦手で、興行収入を見込んだ映画などでは日常に起こらないだろうということがそこかしこに起こるため、あまり好きではありません。
それよりも、ドラマや映画にはホッとできる安らぎを求めたいと思っていまして、そんなわけで何も起こらない平和なドラマが大好きなのです。
少し前のドラマでは、「俺の話は長い」とか、「俺のスカート、どこ行った?」さらには「泣くな、はらちゃん」など、改めて見てみると全て日本テレビ系列の土曜ドラマなのですが、そういう平和で温かいドラマが好きです。
エンターテインメントに求めるものって皆それぞれ違って当然で、そういうドラマや映画を観ることで何か得られるものがあると良いですね。
さて、今日からラスティングの作業に入りました。
毎月同じような作業を繰り返して進めていまして、おおよその予定では来月の半ばに完成させる靴たちは、今月中にラスティングを終えるスケジュールで進めています。
そのなかで、今取り掛かっているものの中に、少し前に企画商品としてご注文を受け付けた靴がありまして、その靴たちはデュプイのシャトーブリアンという革を使って製作するのですが、
たまたま同じ時期にアノネイのボカルーという革を使って製作する靴のご注文をいただいていまして、似たような革なので一緒に並べて写真を撮ってみました。
向かって左の靴がデュプイのシャトーブリアンで、右の靴がアノネイのボカルーです。
どちらの革もパッと見た感じは非常に似ていて、それぞれ10センチ角くらいのカットがあってシャッフルしたらどっちがどっちだかわからなくなりそうです。
革の質感もそっくりですし、生地の肌目も非常に似ています。
これがデュプイのシャトーブリアンで、
こちらがアノネイのボカルーです。
どちらの革もマル革で200デシちょっとの生地を使っていて、革の厚さも質感も非常に似ていてどちらも素晴らしいです。
ですが、強いて違いを挙げるとすれば、アノネイのボカルーの方が少しだけツヤが控えめということです。
どちらも革だけを見るとツヤがあってキレイな革という印象ですが、ラスティングをするとその革にハリが出て全く雰囲気が変わってきます。
さすが革の世界のフェラーリやランボルギーニと言われるだけのものです。
普段は私たちシューリパブリックではこういったブランドの革はあまり使わないようにしています。
日常に履く靴というコンセプトで作っていますので、フェラーリやランボルギーニのようなスーパーカーはちょっとコンセプトから外れてしまうのです。
ですが、たまたまご縁があって入荷することができたことと、そういう革でも普段に履くことは全く問題ないわけで、それならそういう革が好きな方もいらっしゃるだろうということで限定の企画商品として発売いたしました。
案の定、企画商品はあっという間に完売してしまいましたが、革自体はまだ少しだけ残っています。
デュプイのシャトーブリアンに関しましては、今回ご紹介している黒のほかに、ブラウンとダークブラウンがございますが、どれも残りはほんのわずかです。
アノネイのボカルーは、黒のみですがまだ少し在庫がございます。
こういう上質な革で足に合っオーダーメイド靴を作ってみたいという方、企画商品ではありませんのでデザインは自由です。
イメージとしては、普段の足としてフェラーリを乗り回すみたいな感じでしょうか、いや革の雰囲気からすればどちらかというとポルシェのような感じかもしれません。
いずれにしても、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
★★★お知らせ★★★
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