シューリパブリックは、日々を快適に過ごし、足元から健康になることを目的とした日常仕様のオーダーメイド靴を作っています。
しっかりとした作りを基本にしつつ85%のクオリティを目標とし、価格とクオリティのバランスを考えたモノづくりを進めていきます。
さて、もうこれは本当に基本中の基本で、皆さんそんなこと知っているよとおっしゃることなのですが、時々その基本中の基本ができていないお客様に遭遇することがあります。
おそらくこのブログを見てくださっている方には全く不要なことで、むしろ見てくださっていない方々にお伝えしたいのですが、取り敢えずはわかっているけれどおさらいの意味を込めてご覧ください。
まず、靴(短靴)を履くときには必ず靴ベラをお使いください。
そんなことから?と思われるかもしれませんが、結構できていない方が多いように感じます。
靴がこんな感じであって、もし靴ベラを使わないで履く日々が続くと、
この履き口のトップの部分の糸が切れ、ライニング(内側の革)が擦り減り、トップラインがボロボロのクタクタになってしまいます。
糸が切れるだけなら縫い直して貰えば良いのですが、ライニングが擦り減るとこれが思いのほか厄介で、縫おうと思ってもライニングが無くなってしまっているのです。
そうなると、知らず知らずにライニングが内側に折れたり変な風にめくれたりして、そこそこ深刻な事態になってしまいます。
そうなると、修理も結構大変です。
ただ靴ベラを使うだけですし、むしろ靴ベラを使った方が靴を履きやすいので、ぜひこれは枚靴ベラを持ち歩くようにして習慣にしてください。
ちなみに、ブーツの場合は靴ベラを使う必要はありません。
靴ヒモを緩めてハネを開けば、トップラインにダメージを与えることなく靴を履くことができます。
その他では、項目でお伝えしますと、
〇靴は一度履いたら最低2日以上、湿気が残っていたら十分に湿気が飛ぶまで休ませましょう。
〇つま先が反ってくるのを防ぐために、靴に合ったシューツリーを入れましょう。
〇革は乾燥を嫌うので、月に1度くらいは簡単でも良いのでメンテナンスをしましょう。
〇ただし、メンテナンスのやりすぎは逆効果なので、気を付けてください。
〇靴ヒモはしっかりと締めて靴を履きましょう。
〇カカトが減ったら完全にすり減ってなくなる前に多少の余裕を持って交換しましょう。
こうして改めて書き並べてみると、どれも極めて基本的なことばかりです。
おそらくこれをご覧になっている皆さんも、さすがにそれは基本過ぎるんじゃないかと思っているはず。
そんな基本的な取り扱いをしていれば、靴は長期にわたって良い状態を保てます。
もし、ご存じなかったことがあれば、ぜひこの機会に実施してみてください。
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