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シューツリーのススメ

カテゴリー: Message:伝えたいこと


つい先日、最近ご注文いただいた分と在庫分のシューツリーが多少の余裕を持って入荷しました。

シューツリーを取り扱うようになってから、たくさんの方々にご注文いただきまして、皆さん本当にシューツリーを待っていらっしゃったのだと思っております。

でも、シューツリーは必要だということはご存知でも、なぜシューツリーが必要なのかをご存じない方がいらっしゃるかもしれないので、ここでその理由をお伝えいたします。

シューツリー

こちらは、私が普段履いているチャッカブーツです。

先日、長野出張の時に履いたためメンテナンスをするためにこの状態になっています。

シューツリー

通常、靴を履くとこのように折れジワができます。

シューツリー

この靴はまだそれほど古くないので、折れジワのシワがそんなに深くないのですが、これがそこそこ古くなってくるとこのシワがもう少し深くなったり、もしくはシワが入った状態で硬くなってしまいます。

そうなってくると、どうしても革が伸びた時に亀裂が入ってしまう可能性があります。

そうならないように、

シューツリー

こうして履かないときにはシューツリーを入れてシワを伸ばしておきます。

そうすれば、シワが硬くなって亀裂が入ってしまう可能性も低くなりますし、靴そのものがまっすぐになってキレイな形を保つ事ができます。

このような目的で使っているシューツリーですが、ひとつ気を付けていただきたいとことがありまして、それはシューツリーを入れることでせっかく足に合っている靴を変形させてしまわないようにすることです。

私たちシューリパブリックでは、イギリス靴の思想に則ってジョイント部分の、特に親指側の上側の部分の隙間を極力少なくしています。

それを、合わないシューツリーを入れることで靴を広げてしまって履きにくくしてしまわないかがとっても心配です。

靴を良い状態に保つためにシューツリーを入れるのに、結果として靴を壊してしまうのは本末転倒。

ぜひ、靴に合ったシューツリーをお選びください。

ちなみに、私たちシューリパブリックでは、これまでに靴をご注文いただいたお客様のラストは全て保管してありますので、そのラストを元にお客様の靴に合ったシューツリーを製作することが可能です。

ご希望の方は、その旨ご連絡ください。

お知らせ

★只今「旅ブーツ・サイドゴア」のご注文を受け付けております。詳細は、9月15日の記事をご覧ください。

★幸運のラストワンプランは、只今CONCERIA DEL CHIENTI社のSAFARIを使ったご注文を受け付け中です。

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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