ハンドソーンウェルテッドでありオーダーメイドであること

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今日ラジオを聴いていたら、ある番組で百貨店でも服のサブスクを始めたということを伝えていました。

サブスクとは、もうすでにご存じの方も多いと思いますが、ある一定期間その商品を使えることに対して費用を払うもので、具体的には例えば1年契約で毎月服を3着ずつ借りることができるなどがあります。

そして、最近の契約ではその商品が気に入ったら買い取ることもできるというものもあり、買って失敗して大金をムダにしたということがなくなります。

このサブスクは、所有することなくたくさんの服を着ることができるというメリットがあり、みんなでシェアすることで環境に対する負荷を減らす目的から、昨今において注目されているようです。

自動車や自転車もシェアできるシステムなどがあったりして、所有するばかりではなくなっていますよね。

では靴に関して考えてみると、確かに靴もサブスクが出てきているようです。

私が見たシステムは、靴そのものはある一定期間使える契約で、その期間の修理などもついているようです。

たしかにサブスクといえばサブスクですが、仮にその契約が1年だったりすると、1年ごとに靴を交換して、それも靴って1足で済むとは思えませんから、1年後には結構な足数を廃棄してしまうのではないかとやや心配になります。

靴は、誰かが履いたものを回収して、次の人に使ってもらうということは、今の常識ではちょっと難しそうですから、今のままのシステムではサブスクは難しいのではないかと思います。

靴に関して環境性能を追求するとすれば、エコ素材で作るか、もしくは永く使えるモノを作るかという手段が好ましいでしょう。

必ずしも、シェアして使わなくてもそれ以上に十分に活用すれば、環境面からしても悪くはないはずです。

そう考えると、サブスクではありませんが、ハンドソーンウェルテッドであり、オーダーメイドであるということは、非常に環境性能が高いように思います。

ハンドソーンウェルテッドとは、靴を作るときの製法の名前ですが、少量生産に向いていて機械をあまり使わずにクオリティの高い靴を作ることができ、

更には、しっかりと足に馴染み、ソールが減ったら修理をして永く履き続けることができる製法です。

ギブソンブーツ

上の写真のような作りになるわけですが、手作業で素材の状態を確認しつつ、素材を生かした靴が出来上がります。

また、オーダーメイドは履く方の足に合わせてベストなセッティングで靴を作るわけですから、履きにくくて履かなくなるような心配もなく、気に入った靴を永く履いていただけるものだと思います。

とはいうものの、これからの時代に環境性能を意識することはそれはそれでよいのですが、環境性能がモノを選ぶ条件の1位になるというのは好ましくないと思っていまして、

やはり好きだからそれを選ぶとか、そのコンセプトが良いとか、その商品に魅力があるからそれを選ぶということになってほしいと思っています。

靴だったら、その履き心地が好きだとか、その靴の雰囲気が格好良いなどです。

作り手としては、そっちを見てほしいです。

環境性能は、作り手の努力義務といったところで、もちろんしっかりとやっておきます。

なので、ぜひハンドソーンウェルテッド×オーダーメイドの履き心地を一度試していただきたいです。

お知らせ

【お知らせ 1 】

昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。

ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、

前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。

靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。

こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。

詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。

まずはメールやお電話でお問い合わせください。


【お知らせ 3 】

オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。

ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。

詳細は、こちらをご参照ください。


【お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。