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ヒールの取り付け

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ヒール加工

5月納品予定の靴たちの製作が進んでいます。 今日は、ヒールを取り付けるところまで進みました。 ヒールを取りつける作業は、カカトのトップピースと積み上げを接着し、それを靴のソールに貼り付けるのですが、その時点でソールの接着面はカーブを描いた凸の形状で、対する積み上げの接着面はフラットです。 なので、積み上げの方をソールの凸の形に合わせて削ってあげる必要があります。 こんな感じで、エンドレスのグラインダーで削っていきます。 こんなふうに見るといかにも簡単そうに見えますが、これってなかなか難しい作業なのです。 接着相手のソールの形状を見て見て覚えて、その面にピタリと合うように削っていくという、NC旋盤並みの作業になります。 そして、形がピタリと合うように削れたら、接着の準備です。 ところで、私たちシューリパブリックでは、ヒールのつくりにもこだわりがありまして、例えばこの積み上げは革ではなくレザーボードなのです。 革と比べて適度な反発が得られるのが一番のメリット。 そこそこ堅い素材なのですが、適度に粘る感覚が積み上げにピッタリです。 また、カカト周りのセッティングは靴の履き心地や運動量の加減などにも関係していて、足が細くてあまりタイトに締めることができないようなお客様の場合はこんなセッティングとか、 普段あまり運動できていないとおっしゃっていたお客様には、こんなセッティングという具合で、ちょっとずつセッティングを変えています。 といっても、そのお客様には違いをほとんど感じることができない程度の話なのですが。 ちょっとしたセッティングで、お客様のご希望にあった靴に仕上がります。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 昨年2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 オンラインによる打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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