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型崩れさせないように

カテゴリー: Message:伝えたいこと


靴づくりにおいて、私たち作り手は靴が型崩れしないように丁寧にラスティングをし、時間をかけて成型しています。

革は引く方向と力加減で型崩れしやすいか否かが変わります。

革にもよりますが、引き方が甘かったり、引く方向が間違っていると、すぐに型崩れを起こしてしまいます。

でも、どんなに丁寧に正確に作った靴でも、履き方で型崩れを起こしてしまうことがあります。

それはどんなケースかと言うと、

休ませずに履き倒してしまう場合です。



靴がラスティングで成形されているところを、ぐちゃぐちゃにもみほぐしてしまうと革はクタクタになってしまうのと同じように、

履き続けて湿気をたくさん吸わせて、それでまた履いてしまっても、革はクタクタになってしまいます。

これは、オーダーメイドとか既製品とかいうことは関係なく、どんな靴でも同じことが言えます。

ときどき、革がクタクタになってしまっている靴を見ることがあるのですが、

履いている方は馴染んできて柔らかくなったと思っていらっしゃるケースもあったりして、

でもそれは馴染んでいるというよりは、劣化しているという方が正しく、なかなか複雑な心境になります。

革靴の場合、履きこんでいくとソールやインソールが馴染んできて、アッパーの革も折れ曲がる部分は柔らかくなってきますが、

それ以外の部分はカッチリとしていて、しっかりと足をホールドできる状態にあるのが正しいと思っています。

だらしなく革が伸びてしまっていたり、クタクタになっている状態では、革が劣化の一途をたどるのみとなります。

そんなふうにさせないために、革の靴は十分に休ませてあげて、ムダに革を劣化させないようにしてあげていただきたいと思います。

でも、極端に心配する必要はありません。

1日履いたら、しっかりと数日休ませていれば、変に劣化することはありません。

もし心配でしたら、アッパーの革がクタクタになっていないか確認をしてみてください。



お知らせ

【お知らせ 1 】

2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。

履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。

詳細は、1月31日のブログをご覧ください。

インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。

ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。

ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。


【お知らせ 2 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 



 

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