やや仰々しいタイトルになってしまいましたが、靴においても今後のことを考えて施してあることがあるので、お伝えしたいと思います。 たとえば、この部分。 一見何のことかよくわからないかもしれませんが、 よくよく見ると、ヒールは後ろ側が接地しているものの、前のほうが若干隙間があります。 写真の靴はストームウェルトでヒールがやや大きめなので、これくらいにしていますが、 もう少しヒールが小さい場合には、もうちょっと隙間をあけることもあります。 それにしても、なぜ? それは、私たちシューリパブリックの靴では、基本仕様でダイナイトソールを使っているため、 この凸部分が比較的早い段階ですり減って、面で接地するようになることと、さらにやや多めに詰めているコルクのボトムフィラーが潰れて、結果的に前側が下がるため、 そうなった時にカカトがちゃんと接地することを見込んでいます。 ときどき、お客様から不良品なのでは?というご意見をいただくこともあったり、 もしくは、シューズの場合は特に履き初めにおいて履き口が笑ってしまうことがあるので、そのことに関して指摘されることもあるのですが、 ソールやボトムフィラーのことを考えた結果の仕様なのです。 たとえば、このブログでもお客様に納品した時の写真を撮らせていただいて載せていますが、 履き初めで靴がまだ馴染んでいないと余計に履き口が笑ってしまって、ラスティングが良くない靴に見えてしまいます。 数回でも履いていただければ、履き口が締まってきて見た目も良くなるので、お客様にしたら何の問題もありません。 単なる3次元の製作ではなく、今後の時間の経過を考えての製作になりますので、作る際には深く考える必要がありますし、 お客様からご感想をうかがって、必要があれば改善をしていくことも大切だと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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