ビジネスシューズやフォーマルの靴の多くに採用されている「ブラインドアイレット」ですが、
日本ではその見た目通り「裏ハトメ」と呼ばれています。
ブラインドアイレットは、表から見るとほとんど穴しか見えないので、靴がスッキリとして見えます。
通常の表側から金具が見えるアイレットは、アイレット自体を表側から取り付けて裏側で潰すのに対し、
ブラインドアイレットは、裏側から取り付けて表側から潰します。
日本でよく使われているブラインドアイレットは、#170というタイプと#1700というタイプがあって、
一見すると何が違うのかと思うほど似たような番号ですが、よくよく見ると一桁違います。
#170は、比べると少し足の長さが長く、打つときにはライニングの革を一度めくってライニングだけかませて打ち具で潰してから再び表革と貼り合わせ、縫って仕上げるのに対し、
#1700は、ミシンが終わってからハトメを取り付ける穴をあけ、裏側から取り付けた状態で表側から打ち具で潰すという工程になります。
なかなか文章で説明するのが難しいのですが、
その特徴としては、#170は打つのに手間がかかりますが外れにくいのに対し、
#1700は、外れやすいけれど修理も簡単ということになります。
そして、私たちシューリパブリックで扱っているのが後者の方で、#1700というタイプです。
#1700だって外れやすいとは言ってもそうそう簡単に外れるものではなく、時々程度です。
ただ、何度か外れたという経験のある方は、わざわざ私どもの工房へ送って修理をするのが面倒になってくるかもしれません。
そんな方のために、打ち具をご用意しました。
この打ち具が結構高いので、とりあえずで3本だけ発注してみました。
こちらは工房にて販売いたしておりますので、もしお越しいただいた時に必要だという方がいらっしゃいましたら、その旨お申し付けください。
この打ち具と、#1700ハトメをいくつかセットにしまして販売いたします。
実際の作業はとっても簡単ですので、ちょっと心配という方は工房で一度お試しいただくと良いでしょう。
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②6月3日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔する予定です。今回も足の計測をさせていただきます。シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドの靴のご注文も承ります。注文するしないにかかわらず、お気軽に遊びにいらしてください。クルマでお越しの場合は、近くに12時間まで700円という駐車場もたくさんございますので、ぜひ観光も兼ねてお越しください。お待ちしております。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
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