これまでにも何度か書いていることなのですが、しっかりと皆様にお伝えしたいと思っていますので、定期的に書いていきたいと思います。
それは、革のことです。
ときどき、「良い革で靴を作りたいのですが・・・。」とか、
「丈夫な革で作りたいのですが・・・。」
というようなご要望をいただきます。
良い革というと、おおよその場合がカーフなどのキメの細かい革のことをおっしゃっているのですが、
できれば知識としてカーフにはどういう特徴がるのかを知っておいていただきたいと思います。
日本で言うカーフは、生後半年以内の牛の革のことで、ほとんどの場合においてキメが細かくてとっても美しい反面、厚さが1ミリに満たないことが多く、とっても華奢な革であると言えます。
なので、履いた感じはきれいで柔らかいですが、場合によってはちょっと頼りないという印象を持つことがあるかもしれません。
また、丈夫な革となるともっと面倒で、どういうことに対して丈夫なのかということで全然違ってきます。
具体的に言うと、例えば安全靴のようにあちこちキズがついても穴が貫通することなくとにかくタフさがほしいのか、
もしくは永く履こうと思っていて、表面のシワから亀裂が入らないことを望んでいるのか、
どちらの希望されるかで、選ぶ革は全く異なります。
前者のキズがついても穴が貫通しないようにということであれば、厚いステアやブルなどの硬い革が適しているのに対し、
シワから亀裂が入らないようにということであれば、比較的生地がしっかりしている小判のキップが適しています。
革の作りにもよりますが、繊維が粗いステアやブルなど厚くて一見丈夫そうな革は、確かに避けることに対しては丈夫かもしれませんが、
革そのもののきめ細かさという点においてはカーフやキップなどに及びませんので、取り扱い方によっては永く履いているとシワの部分に小さな亀裂が入ることがあります。
ただ、あくまでも革の特性を知っておいていただきたいというのが理由で、実際に靴のご注文の際には私の方から丁寧にご希望をうかがいますので、あまり心配される必要はありません。
それに、ステアだからすべて亀裂が入るということでもありませんので、あまり過剰に心配する必要はありません。
革は、何が良いのか、何が丈夫なのかという項目に対して、すべて同じくくりで答えを出すことが難しく、少なくともいくつかの方向性にわけて考える必要があります。
私たちシューリパブリックでは、キップをメインに革をご用意しています。
カーフに比べるとそこまでのきめ細かさはないものの、そこそこキレイで、靴として十分な厚さがあり、永く履いていただいても十分な耐久性があるという条件で選んでいます。
また、カーフでも強度面で問題なさそうなものは取り扱いますし、ステアでも生地が良いものなら取り扱います。
結局は、道具として靴を考えたときに必要な素材というくくりで革を選んでいるので、おおよそ同じ方向性のものを入荷していますが、
その中でもそれぞれに特徴がありますから、お客様にも知識として革の特性を知っておいていただけると嬉しいです。
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