目的に合ったモノ

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良いものを買って永く使うという考えは、非常に理にかなっていると思います。

納得できないものを妥協して買ったところで、やっぱりあっちが欲しくなってまた改めて買うことになったり、

本当に気に入ったものではないものを買って、大切に扱うことができなかったり、

結局は良いことがありません。

でも、一番気に入ったものを買い求めるのは良いことですが、

意味もなく一番グレードの高いものを買うというのは、私は好ましいとは思えません。

たとえば自動車。

同じモデルでもグレードがいくつかあって、それはエンジンの違いだったり、装備の違いだったりしますが、

一番上のグレードは確かにたくさんの装備がついていて豪華であるものの、

実際には必要のない装備がついていたり、必要以上にエンジンのパワーがあったり、その結果として燃費が悪かったり重量があって運動性能が落ちてしまったりということだって考えられます。

私はクルマのシートはレザーではないものを選ぶようにしていて、

それは好みもありますが、私のようにクルマは道具だという考えでは、使い勝手の面においてレザーのシートはちょっと・・・という印象があります。

できればパワーウィンドウよりも手動のほうが軽くて壊れる心配も少ないですし、

エンジンだってトルクのあるターボチャージャー付きよりもNAで回して走るほうが好きです。

必要のない装備があると、その分壊れる可能性というわずらわしさが増えるわけで、当然に重くなるというおまけもついて、良いことないです。

なので、もしできることなら不要な快適装備は全部ナシにしてほしいと思っています。



こちらは、昨年入荷したオイルを含んだヌメベースの革です。

さすが見る目のある方は迷わずに選んでいらっしゃいます。

じつはこの革はステアで、世の中の革の序列からすれば後ろのほうになります。

だれもが思うのは、仔牛の革であるカーフが最もよくて、次はもう少し大きい牛の革のキップ、そして成牛の革であるステアは・・・。

でも、それは単に生地の単位当たりの価格の話で、カーフで作った靴がすべて優れているかというと、それは違います。

カーフの革は厚さがだいたい1ミリ弱、見た目は確かにキレイですがちょっと大きな傷が入ったら裂けたり貫通してしまう可能性すらあります。

耐久性に関しては、カーフだからとかキップだからということ以外に、扱い方が重要になるので何とも言えませんが、

でも物性的に見てカーフよりもキップやステアのほうが丈夫だろうと感じます。

カーフは単価が高いのは違いありませんが、すべてに於いて優れているわけではなく、

あくまでもキメ細かく磨けば鏡のようなツヤが出て繊細なかわであるという、どちらかと言えば見た目の部分が多く(ただ折れの耐久性はキメが細かいぶん高いと言えます)、

靴の素材として考える場合、人の身体を支えることや、何かにぶつけたりしてキズが付くことを考えると、より肉厚のあるキップやステアのほうが私は適していると思っています。

どの素材を選ぶのかは、あくまでも何を求めているのかということによるわけで、

カーフが高価な素材だからカーフが良いとか、ステアは目が粗いからよくないというわけではありません。

そこではなく、見た目を重視したフォーマルな靴が欲しいからカーフで作りたいとか、

こういう服に合わせるときにはカーフが良いとか、

自分の目的を改めてよく考えてみたら、こんな服装をするからこの服装に合うザックリな雰囲気の革が良いとか、

目的に合わせた素材の雰囲気や質感を追及していただきたいと思いますし、

その結果としての素材選びをしていただきたいと思います。

いつでもご相談に乗りますよ。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

3月2日(土)と3日(日)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにお邪魔して、恒例のイベントを開催します。

今回も、足の計測をさせていただいたり、ご希望の方がいらっしゃればオーダーメイドの靴のご注文を承る予定です。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。

【 お知らせ 2 】

3月17日(日)に、自由が丘のRifare自由が丘店さんにおいて、イベントを開催します。 

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 3 】

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。






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