積み上げのこだわり

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


靴のカカトは、接地面のトップピースとその上にある積み上げとで構成されています。

積み上げ

このような状態です。

積み上げ

じつは、私たちシューリパブリックではこの積み上げに大変こだわりを持っています。

一般的に、革靴の積み上げはレザーであることが多いのですが、私たちの場合はレザーボードを使っています。

それも、積み上げ用のものではなく、おしぶち用の海外製のものです。

まず、レザーボードとは何かということですが、レザーボードは革を細かく粉砕したチップを元に接着剤やその他の材料を混ぜて固めたもので、お肉で言うならレザーがステーキだとすればレザーボードがハンバーグ?なのかな?

余計にわかりにくくなったような気がします。

ともあれ、革のチップをベースにしたもので、時々「木」と間違われるのですが木ではありません。

そのレザーボードですが、なぜレザーの積み上げを使わないでレザーボードを使うのかと言いますと、これは実際に歩いていただくとよくわかるのですが、レザーボードの積み上げの方が適度な弾力(と言っても手で触ったくらいでは単に硬い板でしかありません)がありまして、ダイナイトのゴムの硬さと相性が良いのです。

対するレザーの積み上げは、私の印象ではちょっと硬い感じがします。

自転車のフレームに例えると、レザーがアルミフレームで、レザーボードがクロモリフレームと言ったところです。

すみません、また余計にわかりにくくなってしまいました。

重さ的にはレザーボードの方がちょっと重いようです。

でも、物質としてレザーボードの方が粘る感じがしますし、衝撃の伝わり方はレザーボードの方が遅くて途中で衝撃を吸収している感じがします。

あくまでも感じです。

そんな理由がありまして、私たちの場合はレザーボードを好んで使っているのです。

そのレザーボードでも、積み上げ用のものとおしぶち用のものがありまして、積み上げ用のものは加工がしやすい反面重量が軽く、例えるならサクサクした感じの素材なのに対し、おしぶち用のレザーボードは加工が大変で削っても削ってもなかなか削れない大変厄介な素材ですが、ねっとりとした感じの素材です。

積み上げ

通常は、こんな感じで確認しないとわかりにくいパーツなのですが、大変優れた素材であることは間違いありません。

ちなみに、レザーボードの積み上げというと、昔はコストダウンというイメージがあったようですが、このおしぶち用のレザーボードはレザーのおしぶちに比べて全然コストダウンになりません。

材料費はほとんど変わりませんし、加工が大変なので、工賃的にはマイナスなのですが、靴として長時間履いていただくことを考えると非常に好ましい素材です。

お客様のIさんは、朝はスニーカーを履いて職場へ行き、職場についたら私たちシューリパブリックの靴に履き替えるそうなのですが、シューリパブリックの靴の方が適度な硬さで安心感があって歩きやすいとおっしゃっていました。

この硬さに慣れてしまうと、足にも力がついて良い状態になりますし、だんだんこの硬さが心地よくなってくるようです。

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