余談ですが、もう何年も前からずっとほしいと思っていたペンタックスの古いレンズを、思い切って買ってみました。
今回私が買ったのは、おそらく45年くらい前のレンズです。
私が普段使っているペンタックスのカメラは、昔からレンズのマウントの形状が変わっていなくて、古いレンズもそのまま使うことができます。
現代のレンズはデジカメ用に緻密な絵が作られるような、非常に精度の高いものになっていますが、昔のレンズはどちらかというともう少しふわっとした感じで、いかにも昔の写真の色合いやぼやけ具合の絵が作られます。
今回購入したのはもちろん中古ですが、なかなか良いものに巡り会えまして、それこそここで買わなければ次にいつ出逢えるのかわからないものですから、思い切って買ってみました。
今日到着しまして、早速そのレンズを使って撮ってみました。
工房からの風景です。
そして、こちらは工房の屋上から。
まだまだレンズの癖が分からないので、どんなふうに取ったらよいのか探っているところですが、色合いはオールドレンズっぽい感じがしますね。
何十年後かにのんびりとカメラをもって散歩ができる日が来たら、このレンズでほのぼのとした写真を撮ってみたいものです。
さて、今日は完成直前の靴たちの仕上げ作業を勧めました。
ブラウンのフルブローグブーツです。
これは、モゥブレィのクリーム(コニャック)を塗ったところですが、さらにこちらを塗ってどんなふうに変化するのかをやってみました。
イングリッシュギルドのビーズリッチクリームのニュートラル。
このシリーズの黒やダークブランは使ったことがありまして、どちらかというと食いつきが良い印象があり、はっきりとしたツヤが出ます。
では、ニュートラルはどうなのかというと・・・、
こちらがビーズリッチクリームのニュートラルを塗ったところ。
正直なところ、写真を通して見える違いはありませんが、実際には見方によってはわずかにツヤが出ているという感じが無くもないといったところでした。
ほんのわずかです。
なので、クリームを塗ったうえに更なるつやを求めるのであれば、違うクリームのほうが良いようです。
ただ、見た目ではなく触った感じではこのビーズリッチクリームを塗った靴においては、よりしっとりとした感じがありました。
全くの無意味ではなかったようです。
結論としては、より丁寧な仕上がりを求めるのであれば、仕上げのクリームとして使っても良いと思います。
継続して、他の色にもチャレンジしてみたいと思います。
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