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モンキーブーツ

製作の途中で何度かご紹介してきましたモンキーシューズですが、やっと完成いたしました。 そもそも、私たちの工房に展示してある靴の中にモンキーブーツは1足しかなくて、以前から違う仕様のモンキーブーツを作ろうと思っていました。 ギブソンブーツ、チャッカブーツに並んで、モンキーブーツは私たちシューリパブリックのブーツ3本柱の1つですから。 そんな折に、次の企画商品のサンプルとして、このモンキーブーツを作ったというわけです。 企画自体は、カジュアルな靴をテーマとした企画の予定で、詳細がまとまったらお知らせいたします。 モンキーブーツは、こうしてみてもなかなかカジュアルな雰囲気ですよね。 スーツにはあまり合わせるというよりは、あえてカジュアルな雰囲気のための革靴だと思います。 今回の仕様では、スムースのアッパーの革に生地色のウェルトという組み合わせが、なかなか固くなりすぎないのでこれもよいなぁと思っています。 無難に黒いウェルトで作ると、もっと落ち着いた雰囲気になりそうですが、こんな感じであえて崩してカジュアルな雰囲気を出した靴を1足くらい持っていても良いかなと思いました。 また、モンキーブーツはギブソンブーツやチャッカブーツと比べると履き心地が独特です。 というのも、モンキーブーツは足の前の方までヒモで調整ができるということは、言い換えればヒモで足をホールドしているようなもので、革で足をホールドするギブソンブーツなどとは感覚的にちょっと違ってくるのです。 カッチリとホールドされるのが好きな方は、どちらかと言えばギブソンブーツなどの方が好みかもしれませんね。 さらには、ルーズに履きたければルーズに履くこともできるというのも、モンキーブーツの特徴のひとつです。 今はちょっと少ないかもしれませんが、出張などの帰りに新幹線の中で靴を脱いでしまう方々のような感覚で、靴ヒモを少し緩めることもできます。 でも、そんなことよりもモンキーブーツの魅力はとっても個性的なそのデザインです。 理屈なんかじゃなく、ただ好きだから履くです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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材料

余談ですが、今日は材料の仕入れのために、朝早く自宅を出て浅草へ行ってきました。 こんな時期なので、目的の材料屋さん一軒のみに行ってさっさと帰路につきました。 帰って来る途中には、ふと思い出してちょっと寄り道です。 じつは、私の高校の先輩が春日部で梨農園をやっていまして、毎年この時期には仕入れの帰りに立ち寄って梨を購入させていただいています。 埼玉県の春日部から白岡、久喜、そして私が住む加須(合併前の旧騎西地域)は梨の産地で、梨農園が多いんですよね。 そんなわけで、いつものルートから外れて春日部を目指し、先輩のやっている農園に行ったのですが、残念ながら今日に限って休園でした。 なんとも運が悪い。 仕方ないので、そのお隣の農園によって「新星」という梨を買ってみました。 農園の方によると、新星という品種はなかなか出回らないとのこと。 私はそういうのに弱いんですよね。 今は時期的に「新高」という大きな梨の季節になるそうで、新高は一つ1.2キロもあるとのこと。 それはデカい。 新星を買ってその農園を後にしたものの、もう今年はこれで梨は食べ収めかと思うとちょっと寂しくなり、改めてほかの農園を探して、そちらでは「豊水」を買ってきました。 こちらが今日の戦利品(というほどでもないけれど)の梨たち。 新星を買った農園では、新高を一つオマケしてくれました。 2つの農園をハシゴして思ったのは、私はほんの通りがかりの客の一人ですが、梨園の方の接し方で全然印象は変わるということです。 というのも、先に訪れた新星を買った農園では、農園の方がとっても気さくで丁寧に梨の話をしてくれて、さらに梨をひとつオマケしてくれたので、もし近々こっちの方に来る用事があったら、ここの農園でまた梨を買っていきたいと思いました。 対する後に訪れた豊水を買った農園では、私が何か話しかけても面倒くさそうに返事をしているようで、オマケはあってもなくてもどうでもよいのですが、いまいち印象が良くなかったので、梨がおいしくてもここはもう行かないかなと。 梨園で買う梨は、おそらくおいしくないなんてということはないはずなので、どこで買ってもハズレはないと思うのですが、その中でもどこで買うかはその梨園に行きたいって思えるか否かで決まってくるように思います。 こういう経験をすると、私自身もお客様に心から楽しんでいただけたり、もしくは少なくともせっかくお会いできたのでつまらない時間だけは過ごさせないようにしたいと改めて思います。 言うまでもありませんが、お客様にお作りする靴が、ちゃんとお客様に納得していただけるのは当然のことです。 ちなみに、先ほど後に寄った農園で買った豊水を食べてみましたが、甘くておいしかったです。 さて、今日仕入れてきた材料がこちらです。 こういうものをご紹介したところで、お客様にとって何かの役に立つとは思えませんが、靴屋はこんなものを買ってきているというのを見ていただくのも楽しいかもしれません。 左は、インソールに使う栃木レザーのヌメ革です。 右の巻いてあるヤツは、床といって革の裏側をスライスしたものです。 これは柔らかいのであまり使いませんが、もう少し厚くて硬いヤツはつま先の芯に使います。 そして、ウェルトも見えますね。 こういう革も使います。 これは、かかとの芯になる革です。 厚さが4ミリちょっとあります。 なんとなく気付いている方も多いかもしれませんが、靴の材料はその形になっているものばかりではなく、材料から自分で加工して作り出すものも結構たくさんあります。 私の場合は、極力既製品で流れているパーツを使いたいと考えていまして、ウェルトなどは既製品をそのまま使っていますが、つま先の芯やカカトの芯、インソール、カカトの積み上げなどは、既製品ではちょっと合わないのでシート状の材料を裁断して加工して使っています。 そういう材料の粗裁に関しては、私は基本的に作業性を優先しているので、裁断機でバチンバチンと裁断してしまうことが多いです。 何でもかんでも丁寧にやることが良いとは思っていなくて、機械を使って合理的に作業をすることも、状況によってはOKだと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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チャッカブーツ

昨日ご紹介した20ポンドのケトルベルの影響なのか、今日になって両足のモモの後ろ側が筋肉痛になりました。 それって、正しいのでしょうか? 慣れないから変な動きをして筋肉痛になってしまったのではないかと心配しています。 でも、とりあえず関節を痛めているわけではないようなので、今日も30回ほど振り回してみました。 YouTubeでアップしている詳しそうな方が言っている通りにやってみたので、おそらく大丈夫でしょう。 でも、これくらいで筋肉痛になるなんて・・・。 新型コロナの影響で本当に出かけなくなったので、運動不足になっているのは私だけではないはずです。 今日も、家庭菜園の雑草がひどくなってきたので、刈払機で刈ってからその草を埋めてしまおうと思い、1メートル角くらいの穴を掘ったのですが、たかだかメートルちょっとを掘るだけなのにどっと疲れてしまいました。 今年の春に掘った時には、全然何ともなかったのに、果たしてこれは運動不足が原因なのか、それとも歳をとったのか、いずれにしてももっと身体を動かして、それくらいはなんともないくらいにしておかなくてはと思いました。 結局、途中で雨が降ってきてしまい、草刈りは中断となりました。 今日刈った草は穴の中に押し込んで、しばらく放置です。 次回、また草刈りをやった時に残りの草を穴の中に入れて、土をかぶせて完成の予定です。 さて、今日はしばらく履いていないチャッカブーツのメンテナンスをしました。 靴は、履いていればほぼ間違いなくシワが入ってくると思いますが、そのシワはほったらかしにしておくと亀裂の原因になってしまうこともあるので、時々メンテナンスをしてあげることが必要です。 この写真は、シューツリーを入れてシワを伸ばしたところです。 これくらいシワを伸ばしてデリケートクリームを塗ってあげれば、革が乾燥して亀裂が入ってしまうということもないでしょう。 ですが、シワを伸ばさないままデリケートクリームを塗ってしまうと、シワの谷の部分にクリームが届かないこともあるので、注意が必要です。 写真のこのチャッカブーツは、今度の春で10年になります。 ウチの娘が幼稚園に入る時に靴がなくて作ったはずなので、もうそんなに経つのかぁとしみじみ思ってしまいます。 時間が経つのって、本当に早いですね。 このチャッカブーツは、まだまだ問題なく履けそうです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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モンキーブーツ

余談ですが、新型コロナウィルスのこともあってなかなか外出が難しい昨今において、どうしても気になるのが運動不足です。 コロナのことがなかったら、どこかの街に行って散歩をしたり、自転車に乗って遠い町に行ったり、旅行だって大腕を振っていけるのに。 時々ストレッチをして身体が鈍らないようにはしているものの、やっぱり以前に比べれば運動不足なのでしょう。 なので、ちょっと目についたものがあったので買ってみました。 それがこちらです。 ケトルベルと言うそうです。 要は、ダンベルのようなもので、これは両手で持って振り回して使うそうです。 私はまだ初心者なので、重さは軽めの20ポンド(9キロちょっと)にしました。 YouTube先生に教えてもらってちょっとやってみましたが、ほんの30回くらい振り回すだけでなかなか良い運動になります。 3日坊主にならないように、少しずつ続けていきたいと思います。 さて、少し前から制作に取り掛かっていたサンプルのモンキーブーツが、あと少しで完成というところまで来ました。 青いアッパーに生地色のウェルトという組み合わせです。 最近は、そもそもが会社に行く機会が減っているのもあるのですが、今後コロナが落ち着いてもっと多くの方々が会社に行くようになったとしても、以前ほどスーツを着るということはなくなること、もしくはスーツを着ることもあるけれど、もっとカジュアルな服でもOKということになると言われている中で、 固すぎず崩しすぎずというところで、青い革や生地色のウェルトというのを提案したいと思ってのサンプルです。 黒い革に生地色のウェルトでもよいですし、青い革に黒いウェルトでも良いと思いますが、これまでよりももうちょっとカジュアルな雰囲気の革靴を履いていただきたいというご提案です。 サンプルの靴が完成して、企画の詳細がまとまったら、また改めてご案内させていただきます。 それから、昨日ご案内した「旅ブーツ・サイドゴア」の企画は、早速数名のお客様からご予約希望の連絡をいただきまして、予定足数は残り僅かになっております。 検討されているお客様は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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旅ブーツ

新企画商品を発売します。 以前に「旅チャッカ」という、数日立て続けに履くことができるチャッカブーツを企画商品として販売しましたが、今度はそのサイドゴアブーツを販売いたします。 以前からこのブログをご覧いただいている方は、それがどんなブーツなのかご存じかもしれませんが、まだご存じない方にも知っていただけるよう改めてご案内させていただきます。 通常、靴は一度履いたら数日休ませてあげる必要があるため、旅行や出張の時には数足の靴が必要になりますが、さすがに出張や旅行などでは何足も持っていくことが難しいこともあります。 そんなときのために、インソールを交換することで数日間立て続けに履ける仕様の靴が、旅チャッカです。 そして、今回はそのサイドゴアバージョンになります。 まずはデザインから。 デザインは、オックスフォードをベースにした正統派のサイドゴアブーツです。 お伝えしておりますとおり、このようにインソールを取り外すことができ、このインソールを毎日交換することで靴を今日も明日も明後日も履くことができるという仕組みになります。 ここで、靴の仕様に関してお伝えします。 デザイン: 写真のようなサイドゴアブーツ 製法: ブラックラピド製法 フィッティング: お客様の足に合わせて製作するオーダーメイド 革: 黒のキップ(のちほどご紹介いたします) 価格: 82,500円(税込み、スペアのインソール1組付き、ラスト別) 予定足数: 5足 受付期間: 9月20日(祝)までにご予約のご連絡をお願いいたします。また、予定足数に達し次第終了となりますのでご注意ください。ご注文は、新型コロナの状況を見つつ、できれば10月の初旬ころまでに私たちシューリパブリックの工房へお越しいただきたいと考えております。 今回使用する革は、このような国産のキップ(黒のみ)です。 なかなか厚みがあってしっかりしています。 いろいろといじってみましたが、シワの入り方はなかなかキレイです。 革の厚みは1.6㎜ほどで、キップにしてはやや厚めと言えるでしょう。 これまでの企画商品の多くがステア(大人の牛の革)を使っていましが、今回は贅沢になかなかイイ感じのキップを使うことにしてみました。 サイドゴアブーツは、気軽に履けるブーツとしても大変優秀ですし、上品に履くこともできますので、とっても使い勝手が良いと思います。 また、お客様一人一人の足に合わせて製作いたしますので、これまで既製品が足に合わなくて困っていたという方にも、ぜひチャレンジしていただきたいと思っております。 もし、初めてのご注文でシューリパブリックのラストをお持ちでない方は、ラストの製作費用といたしまして28,600円(税込み)が別途かかります。 毎回企画商品のご案内の際には、何かしらお伝えし忘れていることがありますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンシューズ

私が靴づくりを学んだイギリスでは、良いモノを買って永く使うという文化が定着しています。 そのために、靴ひとつとってみても非常にしっかりとした壊れにくい作りになっています。 昨日に引き続き、工房にあるサンプルのギブソンシューズです。 このギブソンシューズは、イギリスで歴史的に淘汰されたパターンで作られていて、ちょっとやそっとじゃ壊れないようにしっかりと作られています。 このステッチは、単にダブルステッチにして強度を出しているのではなく、このラインも重要になります。 ラストを考えた時に、このラインは凸凹の凹の部分になっていて、それはつまり足が当たりにくい部分ですから、足が当たって糸が切れたりするような心配はありません。 そのほかにもこのラインは靴が形を保つために、凹になっている弱い部分に剥ぎを作り、そこにステッチをかけて柱の役を果たさせているわけです。 カカトの後ろのドッグテイルも、パッカリと裂けないようにするための補強です。 これだけ大きな補強であれば、そう簡単に裂けたりしません。 ハネの付け根の補強をタブと言いますが、そのタブもただステッチを入れるだけではなく、革をあえて何枚も重ねたところにステッチが来るようなパターンにしており、ハネの表革、ハネのライニング、ヴァンプの表革、ヴァンプのライニング、そしてベロの一部もあえてステッチがかかるようにしてあって、合計5枚の革を縫い合わせて強度を出しています。 パターンはこんな形です。 このベロの付け根部分がちょっと延びていて、 それがタブのところにかかるようになっています。 そもそも、革は丈夫であることが特徴のひとつなので、その革を使って作る靴は丈夫であって当たり前であり、イギリス靴はその当たり前のことを当たり前に実現しているのです。 丈夫な作りで、永く使えること。 安心して使うために、とっても大切なことだと思います。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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雨の日

今年は、なんとなく雨の日が多いような気がします。 確か8月にもこんな感じでしばらく雨が続きましたよね。 ところで、革靴は基本的には1度履いたら2~3日は休ませてから履いていただくことをご存じかと思いますが、このローテーションのルールは雨の季節にはちょっと変わってきます。 こちらは、私たちシューリパブリックの工房においてあるギブソンシューズです。 雨の季節に気を付けていただきたいことを、この靴を使って簡単にご説明していきます。 たとえば、3日前の木曜日に外出した時にこの靴を履いたとして、通常であればそろそろ明日には履けるタイミングになります。 ですが、今の時期のように雨降りの日が続いて湿気が多いとなると、靴を休ませて靴の湿気を取り除くために普段よりも少々多く時間がかかってしまうことが多いです。 なぜ、革靴はしっかりと休ませて湿気を取り除く必要があるのかと言いますと、まず革靴のインソールの素材はヌメ革を使っていて、湿気が残っている状態で履いてしまうと表面が硬くなってしまい、それが進むと亀裂が入って表面が割れてしまう恐れがあります。 グッドイヤーウェルテッドやハンドソーンウェルテッドの靴の場合、インソールはほぼ生命線と思っていただいて良いくらい大切なもので、インソールが割れてしまったらもう履くことができません。 加えて、インソールに湿気が残っていると、その湿気が靴のインソールの下の方にこもってしまい、ウェルトを縫っている糸にダメージを与えてしまいます。 そんなわけで、靴を永く履いていただくためには、靴をしっかりと乾かしてあげるために休ませていただきたいのです。 では、靴のインソールの状態の確認はどうしたら良いかということですが、 時々靴のインソールを見ていただいて、色を確認してください(半分から前の部分です)。 こんな感じで、ベージュ色であればこれまでの履き方でおおよそ問題ありません。 ですが、インソールの色が濃くなってきているような場合は、十分に湿気が抜けていない可能性がありますので、もう少し長く休ませてあげる必要があります。 さらに、雨の季節は特に履く前にこんなふうに靴の中に手を入れて、湿気が残っていないことを確認してみてください。 脱いだまま玄関のタイルやコンクリートの上に置きっぱなしにしていると、雨の季節はなくても湿気が抜けきらないので、置きっぱなしはお勧めできません。 なるべく、少しでも高いところに置いていただき、湿気の多い環境から離して靴を良い状態に保ってあげてください。 よろしくお願いします。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

バッファロー

余談ですが、少し前に外出した際に、誤って落としてハサミのケースを割ってしまいました。 出張の時などに結構ハサミを使うことが多いので、私は普段から持ち歩いているのですが、割れたままのケースではちょっと危ないので、テキトーな革を使ってハサミのケースを作ってみました。 私のモノづくりのコンセプトは、「シンプル」です。 目的を果たすことができて、見た目がひどくなければOKということにしています。 なので、最低限のこれだけ。 こんな感じにフィットしています。 さて、今日も倉庫の中で探し物をしていたら、革を発掘しました。 ちなみに、探し物とは上のハサミのケースを作るためのテキトーな革のことです。 そして、発掘したのがこちら。 オイルバッファローカーフです。 先日、あるお客様から言われたのですが、私がこうして倉庫の中から革を発掘してくるのが楽しみなのだとか。 私たちシューリパブリックの倉庫には、もう昔に買った革もたくさんあって、正直なところすべてを覚えているわけではないので、今日みたいに探し物をしているとひょっこり出てくるということが結構たくさんあります。 それに、その時はあまりその時代に合っていなかったりしてそのまま忘れてしまったものでも、時を改めてみてみるとなかなか良いということもたくさんありますので、時々は倉庫の中をあさってみるのも良いかもしれません。 こちらの革は1枚の大きさが約100デシほどで、本物のカーフになります。 そのぶん厚さはやや薄めで、おそらく1.1~1.2ミリ程度だと思います。 そんな革の特徴から見れば、カッチリとしたプレーンのブーツではなく、フルブローグなどのパーツが多いデザインの靴などが良さそうですね。 また、女性のお客様であまり硬い革は苦手という方にも良いかもしれません。 ちなみに、バッファローの特徴としてこの細かいシボがあります。 ツルンとしたスムースとは異なり、バッファロー独特のこの質感がとってもステキです。 ただ、この革は端の方は途端にクオリティが悪くなるため、あまり端の方は使えません。 革そのものは、とってもきめが細かくてきれいでしっかりしているんですけどね。 ちなみに、革の裏側はこんな感じで、 とってもキレイです(靴になったら見えなくなってしまうのがもったいない)。 こちらの革は在庫が2枚ですが、革そのものが小さいことと端の方が使わないので、3足分となります。 ご興味をお持ちいただいた方、ご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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モンキーブーツ

チャッカブーツもギブソンブーツもモンキーブーツも、私が本当に好きなブーツです。 だから、ご注文いただいた時には格好良く完成するようにとことんのこだわりを持って製作しています。 ご都合ですぐにお越しいただくことが難しいとのことで、少々お預かりする予定のIさんのモンキーブーツです。 黒のスウェードを使って製作しました。 モンキーブーツは、私たちシューリパブリックがスタートした頃にたくさん作っていました。 もちろんその後も一定数のご注文をいただいていますが、昔の方がたくさん作っていた記憶があります。 モンキーブーツは、革靴のデザインのひとつなのにどう見てもカジュアルなデザインであるところが魅力です。 そして、前の方からひもで調整できるので、ゆったり履くこともできますしタイトに履くこともできます。 今回の子のモンキーブーツは、スウェードだからこのような独特の雰囲気があるのかもしれませんね。 やはりスムースのモンキーブーツとはちょっと違います。 これからの季節に、たくさん履いていただけそうです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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防災

余談ですが、昨日の夕方に新型コロナのワクチン接種をしてきまして、予想とは裏腹にこれといった副反応もなく、平和に過ごしています。 明日は念のためにお休みにしていましたが、これで休んではズル休みになってしまうので、予定を変更しまして通常通り工房に行って仕事をすることにしました。 ワクチンを打った皆さん、副反応はどうなのでしょう? 私はまだ1回目の接種だったから、こんなもので済んだのかもしれませんね。 体質的にアレルギーが多いため、周りからはすっごく脅かされていましたが、問診の時にお話をうかがったところ、食べ物やスギ花粉などのアレルギーは今回のワクチンの副反応とは全く関係ないらしく、それならそうと早く言ってほしかったです。 さて、今日はタイトルにも書きました通り防災の日です。 1923年9月1日に関東大震災が発生したことにちなんだもので、普段から災害に対する備えをさすれないようにということで制定されたのだそうです。 みなさん、防災に対する準備は十分にできていますか? 準備を十分にっていうと、どこまでやったら十分なのか判断が難しいところですが、考え方としてはいざという時に最低限+アルファ程度の生活ができるようにしておけばよいのではないかと思っています。 私の父は、人一倍用心深くてこのような災害に対する準備が大好きで、昨年は大型の発電機を買っていました。 確かに大型の発電機があれば、しばらくは困らないのかもしれませんが、燃料が永遠に使えるわけではありませんし、そんなときに大きな音でエンジンを回しているのもどんなもんだろうって思います。 私が思う最低限+アルファの準備は、3日分の食料と水のほかに、気持ち的に安らげるようなものの準備が必要だと思います。 具体的に言えば、懐中電灯では何かを照らすだけで部屋はそれほど明るくなりませんので、非常用の照明などがあったらよいでしょう。 以前から何度も登場しているジャクリのポータブル電源と、100均のUSBライトです。 これ、税込みでも110円なのでいくつかあっても良いと思います。 そのほかには、食料として3食の食事のほかに心がホッとするような甘いおやつとジュースなどがあったらうれしいですよね。 やぱり災害時はどうしても気持ちが落ち着かなくて心が暗くなってしまうかもしれないので、そんな時だからこそいつものように楽しめる環境が必要だと思います。 そして、もうひとつ大切なのが靴です。 東日本大震災の時もたくさんの方々が経験したと思いますが、災害の時の靴は本当に重要です。 足にけがをしないようなしっかりとした靴、そしてもしかしたらたくさん歩かなくてはいけないかもしれないので、歩きやすい靴、とにかくケガをしないように、命を守るためにしっかりと歩ける靴が必要です。 災害の時にケガなんてしていたら、できることもできなくなってしまいますからね。 もう、何年も前から近いうちに大きな地震が来ると言われているので、ここまで来たら普段から歩きやすい靴を履く生活をしたほうが良いのではないかと思います。 そういう私は、工房に行って作業をするときにはスニーカーが多いです。 そしてそのほかは革靴が多いですね。 今日、メンテナンスしました。 気が付いたときにメンテナンスをしていますが、いざ履こうと思った時に履けないというのは困りますので、定期的に靴のメンテナンスをしておきましょう。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 私たちシューリパブリックでは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 【お知らせ 2 】 私たちシューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ZOOMやGoogle Meet などのビデオ通話を使用して打ち合わせをさせていただきます。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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