雨の日が続くときには

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今年は、なんとなく雨の日が多いような気がします。

確か8月にもこんな感じでしばらく雨が続きましたよね。

ところで、革靴は基本的には1度履いたら2~3日は休ませてから履いていただくことをご存じかと思いますが、このローテーションのルールは雨の季節にはちょっと変わってきます。

雨の日

こちらは、私たちシューリパブリックの工房においてあるギブソンシューズです。

雨の季節に気を付けていただきたいことを、この靴を使って簡単にご説明していきます。

たとえば、3日前の木曜日に外出した時にこの靴を履いたとして、通常であればそろそろ明日には履けるタイミングになります。

ですが、今の時期のように雨降りの日が続いて湿気が多いとなると、靴を休ませて靴の湿気を取り除くために普段よりも少々多く時間がかかってしまうことが多いです。

なぜ、革靴はしっかりと休ませて湿気を取り除く必要があるのかと言いますと、まず革靴のインソールの素材はヌメ革を使っていて、湿気が残っている状態で履いてしまうと表面が硬くなってしまい、それが進むと亀裂が入って表面が割れてしまう恐れがあります。

グッドイヤーウェルテッドやハンドソーンウェルテッドの靴の場合、インソールはほぼ生命線と思っていただいて良いくらい大切なもので、インソールが割れてしまったらもう履くことができません。

加えて、インソールに湿気が残っていると、その湿気が靴のインソールの下の方にこもってしまい、ウェルトを縫っている糸にダメージを与えてしまいます。

そんなわけで、靴を永く履いていただくためには、靴をしっかりと乾かしてあげるために休ませていただきたいのです。

では、靴のインソールの状態の確認はどうしたら良いかということですが、

雨の日

時々靴のインソールを見ていただいて、色を確認してください(半分から前の部分です)。

雨の日

こんな感じで、ベージュ色であればこれまでの履き方でおおよそ問題ありません。

ですが、インソールの色が濃くなってきているような場合は、十分に湿気が抜けていない可能性がありますので、もう少し長く休ませてあげる必要があります。

雨の日

さらに、雨の季節は特に履く前にこんなふうに靴の中に手を入れて、湿気が残っていないことを確認してみてください。

脱いだまま玄関のタイルやコンクリートの上に置きっぱなしにしていると、雨の季節はなくても湿気が抜けきらないので、置きっぱなしはお勧めできません。

なるべく、少しでも高いところに置いていただき、湿気の多い環境から離して靴を良い状態に保ってあげてください。

よろしくお願いします。

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