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モンキーブーツ

余談ですが、私は最近多くのタイミングでちょっとした照明が必要になっています。 先日は、クルマのオイル交換をする際にクルマの下にもぐって作業をしていたのですが、どうしても夕方になって暗くなってくると見にくいので、適当な照明を探したものの、なかなか適当なものがなくて苦労しました。 懐中電灯なら何個かありますが、両手を使って作業をする際に懐中電灯というのはちょっと都合がよくありません。 ランタンもありますが、ランタンは天井にぶら下げて使うには良いのですが、これまたクルマの下にもぐって作業する時にはちょっと使いづらいのです。 その時は、たしか懐中電灯の光を当てて、だいたいの場所を確認したのちに手探りで作業をしたと思います。 ほかにも、靴の写真などを撮るときには照明が必要で、モノをキレイに撮りたいときには明かりは間違いなくあった方が良いと思っていますし、最近はYouYube動画を撮ることもあり、やはり暗い顔よりはある程度の照明が当たっている顔の方が見栄えが良いはずです。 そんなわけで、災害時のことも考えて部屋の照明としても使えそうなヤツをひとつ買ってみました。 クレイモア ウルトラというLED照明です。 これがなかなか明るくて、クルマの下で作業する時にも、停電になって真っ暗な時にも、倉庫の端っこの暗いところで探し物をするときにも、そしてYouTubeや靴の撮影の時にも十分に活躍しそうです。 私の場合、この照明は災害時に使うということはあまりないかと思いますが、普段からいろいろなケースで使える照明として使い倒したいと思います。 さて、今日は先日完成したサンプルのモンキーブーツをご覧ください。 このモンキーブーツ、ここ数日は工房の棚に展示してあるのですが、お客様からこの色合いがとってもステキだとお褒めの声をたくさんいただきました。 そうなんです、実は私もこの色合いを見ていただきたいと思いましてこの靴を作りました。 というのも、昨今の重苦しい空気感というか、閉塞感というか、新型コロナの感染が拡大してからなんとなく心置きなく何かをすることができなかった日々が続いていましたが、 やっとここにきて少しずつ世の中が上向きになりつつあるので、であれば靴も少し軽快な感じのものが良いかなと思いまして、雰囲気的にやや開放感のある生地色のウェルトを使った仕様をお勧めしたいと思いましてこのようなサンプルを作ってみました。 黒いアッパーでもこげ茶でも、こんな青でももっと濃いネイビーでも、どんな色でも生地色のウェルトを合わせてみると心晴れやかな靴に仕上がります。 今後、もっと晴れやかな世の中になることを願って、こんな生地色のウェルトを使った靴なんていかがでしょうか? お仕事でも以前のように必ずスーツというケースが減ってきているようですので、スーツじゃない日には例えば黒いチャッカブーツに生地色のウェルトを使った靴を履いていると、崩しすぎない上品な雰囲気を感じられるように思います。 ちょっといいなぁって思った方、ぜひご検討ください。 そして、今受付をしている企画商品の残数ですが、今日現在で以下のようになっております。 〇 旅ブーツ・サイドゴア 残り2足 〇 頑張った自分にご褒美のフルブローグ 残り2足 どちらの商品も、予定数に達した時点で受付が終了となります。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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ギブソンシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのNIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、少し前に受け付けていた「ウォーキング仕様のギブソンシューズ」です。 早速履いていただきました。 お仕事でお客様のところに行くこともあり、靴の脱ぎ履きを素早くしなくてはいけないというNIさんですが、多少雑に扱ってもお仕事でガンガン履いても問題ない靴が欲しいとおっしゃっていたので、こちらの企画商品をお勧めいたしました。 昨年のウォーキン’チャッカの今年バージョンです。 製法が通常のハンドソーンウェルテッドではなく、より丈夫なブラックラピドなのでちょっとやそっとでは壊れることはありません。 ただ、つくりの関係で初めのうちはちょっと硬い印象を受けるかと思いますが、ある程度慣れてしまえば問題ないはずです。 しっかりとカカトの付いてくると思います。 もう、この靴は道具のように履くための靴ですので、ぜひお仕事でご活用ください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ブラックラピド 今回使用した革の在庫の有無: あり ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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Saddle Calf

昨年からずっと新型コロナウィルスの感染拡大で、なかなか旅行もできず、買い物にも行けないという方がきっと多いことと思います。 加えて、重苦しい空気の中でずっと頑張ってきている方々も多いはず。 ですが、やっとここで少しずつ明るいニュースを耳にするようになってきまして、世の中が上向きになりつつあるのかなと感じられるようになってきました。 そこで、私たちシューリパブリックからこれまで頑張ってきた皆様に向けて「今年頑張ったご自分にフルブローグをプレゼントしませんか?」という企画をご案内させていただきます。 企画の内容は、こんな感じです。 革: 新しく入荷しましたフランス製のSaddle Calfという革のライトブラウン色をご用意させていただきました。革に関しましては、後ほどご案内させていただきます。 デザイン: フルブローグ限定。シューズでもブーツでもOK。ギブソンベースでもオックスフォードベースでも、ギリーベースでもOKです。 ウェルト: 選択可。Lストームでも平ウェルトでもOK。 ソール: 標準仕様、シングルソールダイナイトソール。オプションでセミダブルもOK。 価格: 105,000円(税込み)。 では、革からご案内させていただきます。 今回この企画でお選びいただける革は、こちらのSaddle Calfという、フランス製の革になります。 色見はやや深みのあるライトブラウンで、とにかく生地がしっかりとしています。 革そのものが非常に上質で、カッチリとしている中にもしなやかさがあって、とってもクオリティの高い革です。 雰囲気的には、同じくフランスのアノネイのボカルーに似ている印象を受けました。 断面は芯通しがされていないもので、持った時に重くズッシリとくる、例えるなら昔の目の詰まった革のような印象です。 革の仕上げは、深いツヤがあってとっても上品な雰囲気に仕上がっています。 こちらの革は、デッドストックになっていたものが少し前に入荷しました。 とても素晴らしい革でしたので、工房にお越しになるお客様にはご覧いただいていましたが、ブログではまだご案内せずにお知らせするタイミングをじっと待っていました。 これほどしっかりした生地の革は本当に久しぶりなので、どんなふうにご案内しようかとずっと考えておりまして、お客様にご相談したりしていろいろアイディアをいただいた結果として、この企画でご案内することにいたしました。 このブログをご覧いただいている方でしたらもうなんとなくわかっていらっしゃるかと思いますが、もううっとりするようなステキな革です。 お選びいただけるデザインですが、この企画ではフルブローグのみとさせていただきます。 フルブローグとは、ウィングキャップがついたデザインで、つま先にメダリオンが付き、パーツの端には親子穴の装飾が施されているものを言います。 過去に製作した靴たちをピックアップしてみました。 こちらが、フルブローグブーツ(ギブソンベース)。 こちらも同じくフルブローグブーツ(ギブソンベース)。 こちらは、ギリーシューズベースのフルブローグとなります。 写真にはございませんが、ウェルトはLストーム仕様でもOKです。 ざっとお伝えしてきましたが、このような企画になります。 ちなみに、今回ご案内しておりますSaddle Calfは、+2,200円のオプション扱いの革ですので、普通に製作すると税込みで115,500円となり、10,500円ほどお得になっているということになります。 初めて私たちシューリパブリックでご注文いただくお客様に於かれましては、別途ラスト費用(28,600円 税込み)が必要になりますので、その旨ご了承ください。 ご注文をご希望されるお客様は、ご予約をお受けいたしますのでメールでご連絡ください。 この企画の受付期間(ご予約)は9月末日まで、もしくは予定数に達するまでとさせていただきます。 予定数は、5足とさせていただきます。 ご予約をいただいたお客様は、打ち合わせと足の計測のために私たちの工房へお越しいただくか、もしくはそれに準じる方法でご注文いただくのですが、ご注文の期限を11月7日(日)とさせていただきます。 つまり、とりあえずご予約をいただいて、11月7日(日)までに打ち合わせができればOKということです。 ただ、実際にこの革をご覧いただいたお客様は、皆さんとっても気に入っていらっしゃったので、気になる方はとりあえずご予約だけでも先に入れていただいたほうが良いかと思います。 また、ご不明な点がございましたら、メールでお問い合わせください。 今年は皆さんに楽しんでいただけるようにと思いまして、いろいろと企画商品を発売しております。 同時並行で進めておりますサイドゴアブーツの方もご好評いただいておりまして、現時点で残り1足となっております。 この機会に、ぜひお試しください。 *9月19日16時現在、残数はあと2足となっております。 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのTHさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品フィッティング確認のためにお越しいただきました。 THさんは、私たちの靴を掘っても気に入ってくださっていて、普段から日常に履いてくださっています。 そして、今回完成したのは、こちらです。 THさんがお越しになる前に、ちょこっと写真を撮っておきました。 今回完成したのは、ヴァンプとカウンターパートの部分がグリーンのオイルスウェードで、クォーターの部分が黒のオイルレザーというコンビのギブソンブーツです。 そして、ご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、通常のギブソンブーツよりも筒がちょっと低めです。 THさんの熱いご要望で、この仕様になりました。 履いていただくと、 「うん、これはイイ!」 と、とっても気に入っていただけました。 ヴァンプとカウンターパートに使っているオイルスウェードは、イギリスのチャールズFステッドのデッドストックの革で、スウェードにオイルを含ませた仕上げは非常に個性的です。 黒い革もオイルを含んでいる革なので、メンテナンスはまとめてミンクオイルでOKですし、このような素材ですからちょっとくらいの雨なら問題なさそうです。 これは、確かに実用を考えても使い勝手が良さそうです。 これからどんな風に成長していくのか、今から楽しみです。 THさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー: スウェード×オイルステア ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: あり ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ホールカット

今日のお客様は、埼玉県にお住いのTIさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TIさんは、これまでにたくさんの靴をご注文いただいておりまして、今回はこれまでにオーダーしていないデザインということで、こちらをご注文いただきました。 黒のホールカットシューズです。 それも、メダリオン付き。 早速履いていただきました。 普段お仕事の時は、比較的スーツを着ることが多いとおっしゃっていたTIさん、この靴もスーツを着る時のために、でもあまり堅苦しくならないような仕様でご注文いただきました。 それは、つま先のメダリオンと、カカト周りがダブルウェルト仕様です。 堅苦しくならないためのちょっと崩し感がいい雰囲気を出していまして、私自身メダリオンがついたホールカットの製作は初めてでしたが、これは思っていた以上に格好良かったです。 ホールカットシューズは、普段あまり作ることがないのですが、実は私はこのパターンの緻密さが好きで、ご注文いただくたびにどれだけ正確にできるかを楽しんでいます。 というのも、ホールカットはかなり無理をして引っ張って引っ張って形を作るために、パターンが大きすぎても小さすぎてもきれいに仕上げることが難しくて、ほんの数ミリの差で結果が大きく変わってしまうこともあります。 今回のパターンは、ムダなく良い感じにできまして、かなり甲高のTIさんの足でも思っていたより楽にラスティングができました。 TIさん、次の挑戦をまた受けて立ちます…というのは冗談で、快適に履ける靴をまた作らせていただきます。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ホールカット(メダリオンつき) レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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スティフナー

余談ですが、自宅のダイニングのイスの座面がだいぶヘタってきまして、修理をすることになりまして、こんなものを購入しました。 ウェビングベルトというそうなのですが、イスの座面に縦横に貼ってあるベルトです。 多少伸縮性があり、初めてトライするにはもしかしたらややハードルが高いのかもしれません。 YuuTube先生に教えていただきながら、近いうちにイスの修理にチャレンジしてみたいと思っています。 ちなみに、イスの座面には合成皮革が張ってありますが、残念ながら我が家には合成皮革がないため、不要になった革を使って修理をすることになり、本革張りの高級なダイニングチェアになってしまいそうです。 ある意味不釣り合いです。 さて、今日は靴の見えない部分の話です。 往々にして、靴のコストダウンは見えないところで行われているもので、作り手からすれば見えないところこそちゃんとした良い材料を使って丁寧に作ってほしいのですが、大量生産をするような商品だとなかなかそうも行かないようです。 既製品の靴を見ていて、普段私がコストダウンを顕著に感じるパーツが、インソール、ライニング、そしてスティフナー(カカトの芯)です。 インソールは、ボール紙のような素材を使っていて、それが見えないように全体に中敷きを敷いていることもあります。 できればしっかりとした厚い革を使ってくれればよいのですが、コストの問題で仕方ないのかもしれません。 ライニングも然り。 インソールもライニングもちゃんと革を使ってくれていれば、靴の中の快適具合が大きく変わるのにと思います。 そして、スティフナーは見ようとしても見ることができないパーツなので、あまり靴に詳しくない方が判断するのはちょっと難しいかもしれません。 スティフナーはこのあたりに入っているので、片手で持ってギュッと押して変形するほど柔らかいモノは強度が不足しているので、しっかりとカカトをホールドすることが難しいと言えるでしょう。 欲を言えばいろいろと尽きないのですが、とりあえず・・・、 「これ、木でも入っているんじゃないか?」 って思うくらいの堅さのものであればOKです。 なぜそんなにスティフナーにこだわるのかというと、スティフナーは靴が足をしっかりとホールドするための基本になる部分で、スティフナーで靴と足の一体感が左右されるともいえるパーツだからです。 なので、少なくともある程度永く大切に履こうと思っている靴を買う時には、スティフナーのしっかり具合を是非確認するようにしてみてください。 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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計測セット

以前に試験的に受付をしていた出張計測に行ってきました。 通常は、お客様が靴をご注文いただく際には、埼玉県にある私たちシューリパブリックの工房にお越しいただいて、こちらで打ち合わせをして足の計測もするのですが、 昨今の新型コロナウィルスによって移動が制限されていて、特に電車を使ってお越しいただくお客様はちょっと遠慮したいという方もいらっしゃって、それなら打ち合わせはオンラインで行い、計測だけ私がお客様のところにうかがうという方法でやってみたらどうだろうという試験的な試みです。 私がお客様のご指定の場所におうかがいするのですが、私はそちらまでクルマで行ってしまうので電車で移動するリスクに比べればだいぶ安全だと思います。 オンラインの打ち合わせも、事前に革のサンプルをお送りしておいてお客様に軽く見ておいていただければ全く問題ありませんでした。 まだまだ試験的な試みですが、もっと詰めていけば十分に使えるかもしれません。 さて、今日おうかがいしたお客様は、私の家から通常であればクルマで1時間半くらいのところです。 だいたい2時間までという目安でしたので、全く問題ない距離です。 ただ、午前中のお約束だったので高速道路が渋滞してしまうと時間が読めなくなってしまうため、早く家を出て一般道で3時間半ほどかけてゆっくり行ってみました。 そして、近くのコインパーキングにクルマを止め、計測セットをもってお宅の玄関先で計測をさせていただき、ほんの5分足らずで終わって帰ってきました。 これは、何度かやってみれば要領がつかめてくるので実施の方向で考えたいと思います。 じつは私は旅行が好きで、イベントなどの出張は私の趣味も兼ねています。 普通に考えて交通費や宿泊費まで考えると、出張に行ったらどうやったってプラスにはなりませんが(そもそも靴はそんなに大きな利益がありませんので)、ですが仕事で旅行ができて楽しんでこれるということまで考えると、それはもうとっても幸せなことなのです。 そんなわけで、積極的に出張に行ってイベントを開催しますし、今回のように出張計測も計画してみました。 もし、靴をオーダーしたいけれど私たちの工房にお越しいただくのが難しいという方がいらっしゃったら、まずはご相談ください。 場所によっては、出張計測も不可能ではないかもしれませんので。 今回は、こんなセットを持っていってきました。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギリーブーツ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのMMさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品フィッティング確認に為にお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、Fienoという色のELBAMATTの型押しの革を使って製作したセミブローグのギリーブーツ(メダリオンなし)です。 ご注文いただく際に、どの革にしようかと迷っていらっしゃったので、まだ入荷して間もなかったこちらの革をお勧めいたしまして、気に入っていただいたということがありました。 「革だけ見たときは、もっと派手な印象がありましたが、こうして靴になったらそんなことなくて普通に履けそうですね。」 とのこと。 写真で見ると結構派手に見えるかもしれませんが、実際にはなかなか深い感じのきれいな色に仕上がっています。 今回はメダリオンはナシでというMMさんのこだわりもしっかりと反映されていまして、型押しの革に対してなかなか良いバランスだと思います。 ちなみに、左の奥に見えるチャッカブーツは、少し前にご注文をお受けしていたウォーキング仕様のチャッカブーツです。 MMさんは、普段からたくさん歩いていらっしゃるので、今回のギリーブーツも前回のウォーキングのチャッカブーツも使い倒していただけることと思います。 MMさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: セミブローグギリーブーツ(メダリオンなし) レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: あり ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのMAさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MAさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒いスムースの革を使って製作したギブソンブーツです。 そもそもMAさんは、私たちシューリパブリックのYouTubeをご覧になってご連絡いただき、見学にいらしてくださったのちにご注文いただいたお客様で、YouTubeがあったからこそお逢いすることができたというご縁のお客様です。 履いてしばらくの間は、フィッティングを確認するように、工房の中を行ったり来たりして靴の履き心地を確認していらっしゃいました。 MAさんは、これまでにたくさんの靴を履いてこられたそうですが、足が細くてカカトも小さいので、どの靴もカカトが浮いてしまって困っていたとおっしゃっていたのですが、オーダーメイドの靴はどうかとうかがってみたところ、 「ちょっと馴染んできたら、カカトが浮く感じはないですね。甲とカカトでしっかりとおさまっているようです。それに、小指がこんなに自由に動くのはちょっと驚きました。」 とのことでした。 MAさんが1足目にギブソンブーツをお選びになった理由をうかがってみたところ、 「仕事の時に履いていく靴は何足もあるので、休みの日などに履ける靴ということで、ギブソンブーツにしてみました。昔はブーツを履いていたこともあったのですが、チャッカブーツなんですけど、それは合っていなくて重く感じました。これは、重さは感じないですね。」 とおっしゃっていました。 私たちシューリパブリックの靴を、気に入っていただけたようで、私も作り手として非常にうれしい限りです。 靴の雰囲気は、お仕事の時にスーツに合わせても全く違和感がないと思いますので、ぜひ機会があったらお仕事の時にも履いてみてください。 ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: あり ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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フルブローグブーツ

今日のお客様は、神奈川県にお住いのKKさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品させていただきました。 ですが、残念ながら今回はご都合で郵送による納品となりました。 今回完成したのは、こちらのフルブローグブーツです。 KKさんは、私たちシューリパブリックのお客様の中でも永いお付き合いになる方で、これまでにたくさんの靴をご注文いただいています。 そもそも、KKさんはお会いすればすぐにわかるほどのオシャレさんで、毎回お越しになる時にはスリーピースにハットというスタイルでいらっしゃいます。 そんな方が選んでくださるので、私としても非常にうれしい限りです。 今回のフルブローグのブーツは、このスウェードがもうそろそろ終わってしまうのでなくなる前にオーダーしておこうということでご注文いただきました。 そうなんです、もうすでに終わってしまった色もあるのですが、良いスウェードが全く見つからずに今ある在庫だけでなんとかやりくりしていまして、その在庫もあとわずかになってしまいました。 スウェードは、厚い革の2層目を使うことが多いらしく、1層目はスムースの革を作るのに使い、その次の層ということらしいのですが、最近の革はそんなに厚くないらしく、2層目でも繊維が粗くなってしまい、良いスウェードを作ることができないのだそうです。 一応スウェードと名の付く革は存在していますが、そんなわけで使いたいと思えるものがなく、新たな入荷の予定はたっていません。 なので、スウェードの靴を検討されている方は、KKさんのように在庫があるうちにご注文ください。 今回完成したこのフルブローグブーツは、ベーシックな雰囲気の中に華があるといったところでしょうか。 実際に履いていただくと、この靴の格好良さが分かっていただけるはずです。 KKさんも、この秋からたくさん履くとおっしゃっていました。 ぜひ、ご活用ください。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: フルブローグブーツ レザー: キップスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 残り僅か ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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