余談ですが、自宅のダイニングのイスの座面がだいぶヘタってきまして、修理をすることになりまして、こんなものを購入しました。
ウェビングベルトというそうなのですが、イスの座面に縦横に貼ってあるベルトです。
多少伸縮性があり、初めてトライするにはもしかしたらややハードルが高いのかもしれません。
YuuTube先生に教えていただきながら、近いうちにイスの修理にチャレンジしてみたいと思っています。
ちなみに、イスの座面には合成皮革が張ってありますが、残念ながら我が家には合成皮革がないため、不要になった革を使って修理をすることになり、本革張りの高級なダイニングチェアになってしまいそうです。
ある意味不釣り合いです。
さて、今日は靴の見えない部分の話です。
往々にして、靴のコストダウンは見えないところで行われているもので、作り手からすれば見えないところこそちゃんとした良い材料を使って丁寧に作ってほしいのですが、大量生産をするような商品だとなかなかそうも行かないようです。
既製品の靴を見ていて、普段私がコストダウンを顕著に感じるパーツが、インソール、ライニング、そしてスティフナー(カカトの芯)です。
インソールは、ボール紙のような素材を使っていて、それが見えないように全体に中敷きを敷いていることもあります。
できればしっかりとした厚い革を使ってくれればよいのですが、コストの問題で仕方ないのかもしれません。
ライニングも然り。
インソールもライニングもちゃんと革を使ってくれていれば、靴の中の快適具合が大きく変わるのにと思います。
そして、スティフナーは見ようとしても見ることができないパーツなので、あまり靴に詳しくない方が判断するのはちょっと難しいかもしれません。
スティフナーはこのあたりに入っているので、片手で持ってギュッと押して変形するほど柔らかいモノは強度が不足しているので、しっかりとカカトをホールドすることが難しいと言えるでしょう。
欲を言えばいろいろと尽きないのですが、とりあえず・・・、
「これ、木でも入っているんじゃないか?」
って思うくらいの堅さのものであればOKです。
なぜそんなにスティフナーにこだわるのかというと、スティフナーは靴が足をしっかりとホールドするための基本になる部分で、スティフナーで靴と足の一体感が左右されるともいえるパーツだからです。
なので、少なくともある程度永く大切に履こうと思っている靴を買う時には、スティフナーのしっかり具合を是非確認するようにしてみてください。
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