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余談ですが、ここ最近の新型コロナウィルス感染拡大で多少お休みを多くとるようにしていまして、そんな中で何をしようかと考えた時に、 今後に備えて自宅の庭で家庭菜園をすることにしました。 中玉トマトとミニトマト、ナス、ピーマン、ルッコラ、バジル、カボチャ、サツマイモなどを植えてみたのですが、果たしてちゃんと収穫することができるのか? 農業は全く未経験で、中学生の時に技術科でナスを栽培したくらいの経験しかありませんから、YouTubeなどを観ながら土の管理や肥料のタイミングなどをチェックしています。 そんなこんなで家庭菜園ブームなのですが、少し前にカボチャの煮物を作りまして、 その時のカボチャの種を乾燥させてプランターに撒いた(すべてウチの家内がやってくれました)ところ、昨日芽が出てました。 これは、もう少し大きくなったら菜園に植えることができそうです。 ちゃんと育つのかわかりませんが、毎日ちょっとずつ大きくなる野菜の苗たちを見ていると、なかなか楽しいものです。 さて、今日は昨日クリキッングをしたアッパーのクロージング(ミシンをかける作業)に進みました。 でも、スタートしていきなりトラブルです。 こちらは、私がメインに使っているドイツのPFAFF(パフ)のポストミシンです。 10年くらい前に友人を通じてある方から譲っていただいたものです。 そのままミシン屋さんに持ち込んでメンテナンスをしていただき、その後サーボモーターのユニットが2度ほど故障して、 そのたびにメーカーさんに対応していただきながら、今日まで元気に活躍してくれています。 なのですが、このミシンは時々機嫌が悪くなります。 もう永く使っているので、使い始めて調子悪くなる兆しはすぐにわかります。 調子が悪くなるポイントはいくつかあって、 たとえばこの上糸のテンションを調整する部分なのですが、ネジが緩んで飛び出してきます。 そもそも、しっかりと固定しなくてはいけない部分なのに、マイナスのイモネジを使うってどういうこと?って思います。 マイナスのイモネジだと、しっかりと締めようにも力が入らず、数か月後にまた同じことが起きます。 そもそも、ヨーロッパの機械は必要以上にマイナスネジを使うことが多く、これは六角に換えていただきたいところです。 さらには、突然下糸が緩くなったりします。 そのほか、これはミシンの下側なのですが、突然ギヤがガチャガシャいい出したりすることもあり、 ベアリングが弱っているのか、いまだに原因がわかりませんが、油をさしたりグリスをさしたりして様子を見ながら調整したりしています。 こういう機械ものは、クルマのエンジンもそうなのですが、永い付き合いになてくるとちょっとした変化ですぐにその時の調子がわかるようになります。 結局、それは大きな故障にならないで済むので良いことではありますが。 日本の機械は壊れないと言われていて、私個人的にはそれが本当に良いのかいささか疑問です。 確かに100%壊れないというのならそれで素晴らしいのですが、機械ですし工業製品ですから、使っていけば調子が悪くなることもあるでしょう。 クルマだって然り。 そういう時に、私たち使う側がいち早く変化を察知し、できることなら修理をし、できなければ専門家の方に見ていただくことで、使う側がしっかりと理解できるのだと思っています。 まったく壊れないと、歩み寄る機会が減ってしまうような気がします。 ときどき調子悪くなったら面倒を見てあげて、しっかりと良い状態をキープしてあげるのが相棒ってものです。 これは、靴も然り。 靴をご自分で修理するのは大変なことですが、それ以前の靴を良い状態に保つための付き合い方をしっかりと理解していただいて、永くお付き合いいただきたいと思います。 私のミシンは、しばらくの格闘の末、無事に元気になりました。 原因は何だったのか、今回はイマイチ良くわかりませんでしたが、あちこちをバラして組み直したら調子よくなりました。 単なるご機嫌ななめだったのかもしれませんね。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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クリッキング

カテゴリー: @ Work:アットワーク

私たちシューリパブリックでは、完成月のグループごとに製作を進めていますので、毎日いろいろな作業に取り掛かります。 今日はクリッキング。 クリッキングとは、革を裁断する作業のこと。 革の裁断というと、パターンの通りに革を裁断するというイメージがあるかもしれませんが、 革の場合は伸び方向と部位を意識して、どこにどのパーツを型入れして裁断するのかということがたいせつなのです。 たとえば、一枚の革(私たちが使っているのは半裁と言って背中でバッサリと右左に裁断したもの)のうちでお尻の辺りが最もキレイなのに対し、 首まわりやわきの下、腹まわりは繊維がそろっていなかったり生地が良くないなどの理由で靴のパーツにはほぼ使えません。 また、靴のパーツは序列がありまして、つま先のパーツは最も良い部分を、ベロはフカフカしている繊維の良くない部分を使うなど、見える順に良い部分を使うという決まりがあります。 そんなことをふまえてクリッキングです。 これは型押しの革のクリッキングの様子です。 スムースの革のクリッキングでしたら、スティッチマーカーペン(通称銀ペン)でパターンのアウトラインを革にうつし、それをナイフで裁断することもできるのですが、 型押しやスウェードの革の場合、ペンが書けないのでこんなふうにパターンを直接ガイドにしてクリッキングをします。 パッと見て思った方もいらっしゃるかもしれませんが、丁寧にやらないとパターンを切ってしまいますので、それはもちろん丁寧いやります。 ちなみに、使っているのはOLFAの普通のカッターナイフです。 イギリスの職人さんたちは、専用のクリッキングナイフというものを使って行いますが、カッターナイフのほうが切れなくなったら刃をポキポキと折ってしまえば良いので、作業的にはとても早いと思います。 クリッキングは、革を無駄にすることなくキズをよけて、さらに裁断の方向も正確にやらなくてはいけないので、なかなか気を遣います。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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一般的に良い革というと、しなやかな革ということになっているのではないかと思います。 革ジャンの革も、しなやかなモノのほうが高価だったりします。 ですが、靴やカバンの場合は事情がちょっと異なります。 というのも、特に靴の場合は足をしっかりと守る必要があり、長期に亘って型崩れを起こさないということも大切で、 それらの条件を備えたうえでのしなやかさということになるわけです。 ただし、靴の場合は男性と女性では適した硬さが異なりますし、体格や肉付きによっても異なりますので、 普段から私がお客様にお勧めする革に関しましては、それらの条件をふまえたうえでお選びしています。 さて、私たちが扱っている中で、おそらく最も硬い部類に入るであろうこちらの革。 Tempesti社のCRETAという革です。 以前にご紹介したことのある革で、同社のMAINEという革に型押し加工を施し、さらにワックスを塗った仕上げになっており、 パッと見たところの感じがエイの革のような雰囲気です。 こちらのCREATは作り手泣かせの硬い革で、厚さはそれほどでもないのに型押しということで結構カッチリしています。 革ジャンにはこういう革は使わないでしょう、きっと。 でも、この革は靴にはとっても素晴らしい革で、確かに履き初めのころは硬くて曲がらないと感じるかもしれませんが、 何度か履いて靴が馴染み始めると、そこから徐々に成長していき、そのうち足の形をしっかりとコピーした鎧のような感じになります。 でも、そうなってしまえば履いた感じは決して硬いものではなく、不思議と優しい履き心地なのです。 硬い革なのに履いた感じはやさしい履き心地って、とっても不思議じゃないですか? この革で靴を作られたお客様は、この革の魅力にすっかりはまってしまい、同じ仕様で2足目をご注文された方もいらっしゃいます。 このほかにも、結構硬いのに革としてはとってもクオリティが高いというモノがたくさんあります。 そもそもが、靴の革においては目の詰まった生地を上手になめしてキレイに仕上げをし、 硬いのに適度にしなやかで良い感じのハリがあるというものがたくさんあります。 足は私たちの身体を支えていますから、それなりに力を持っていて、そんな足をしっかりと保護し、そんな力に耐えうるクオリティの革が必要とされるのです。 足の力がある方には、結構硬めの革の靴をお勧めします。 今在庫しているものでいえば、写真のCRETAやMAINEやELBAMATTの厚口(ともにTempesti社)、ほかには国産のプルアップヌメオイル、さらにはチャールズFステッドのオイルを含んだスウェードもあります。 やや手強いですが、永く付き合っていくにはとても適した革です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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余談ですが、今日家族と「千」のつく四字熟語をいくつ挙げられるかということをやってみました。 「千」は初めの文字限定ではなく、4文字のどこに入ってもOKという前提でやってみましたが、これがなかなか難しいですね。 千差万別、千客万来、千辛万苦、一獲千金、一日千秋、海千山千、千変万化・・・ 多分もっとたくさんると思うのですが、我が家で得られたのはこれくらいでした。 悔しいのでネットで調べてみたら、こんなページがありました。 気になった方は、ぜひご覧になってみてください。 さて、昨日ご紹介した修理の靴が完成しました。 ヒールがついてコバのインクを塗ると、だいぶ雰囲気が変わります。 昨日も書きましたが、今回の修理ではウェルトや中のコルク、そしてシャンクなどもすべて交換していますので、履き心地がシャキッとしています。 ねじれ剛性も新品の時のものに近いはず。 さらに、この靴のオーナー様はとても丁寧に履いてくださっていて、カカトのスティフナー(芯)の状態も良く、今回の修理でとても履きやすい状態になっています。 何年も履いた靴が修理することでこんなにキレイに蘇るのは、やはり革靴ならではのこと。 これからもまだまだ元気に活躍してくれそうです。 Mさん、到着まで少々お待ちください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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あるお客様から、オールソール+ウェルト交換修理のご依頼をいただきまして、修理を進めています。 今は、だし縫いまで終わりましてこの後ヒールを組み立てて取り付けるという工程に進みます。 私たちシューリパブリックのお客様のうち、ほとんどの方が靴のカカトを修理したり、ソールを交換したり、そのほかどこかが壊れたら修理をして履いてくださっています。 「世の中には、靴を修理して履くなんて考えられない!新しいのを買ったほうがいいじゃん!!」 という方もいらっしゃるかもしれませんが、履きこんで馴染んだ靴を修理して履くのは、それなりに理由があるのです。 たとえば、野球のグローブは新しいものだとちょっと硬くて使いにくいけれど、使い込んで自分の体の一部のようになったグローブはとっても使いやすいという経験をされた方もいらっしゃるはず。 いやいや、馴染んだグローブはだんだんボロボロになっていくから、靴だってボロボロになってしまったら見た目が良くないと言われるかもしれません。 でも、修理をして履くことを前提にしている靴は、そこが違います。 そこはソールではなく、見た目ボロボロのこと。 修理をして履くことを前提に作られている靴は、アッパーの革がとても丈夫で、普通に扱っていればそんな簡単にボロボロになりません。 また、ソールやウェルトを交換すると、靴の下半分が新しくなり、クルマでいえばブッシュを含めたサスペンション一式を新しくしたようなものです。 それでいて、使い込んだグローブのように履いた感じは足にピタリと馴染んだまま。 履きやすさがそのままで、シャキッとリフレッシュして、見た目もかなりキレイによみがえるとなると、 修理をすることの本質をわかっていただけるはず。 ただ、それはどの靴でも対応できるわけではなく、製法上修理をすることを前提に作られているものとなります。 具体的に言えば、ウェルテッドと名の付く製法や、ときどき私たちも作っているブラックラピドなどです。 そもそもが手間のかかる製法で、履きやすさはバツグンですがその分価格も高くなります。 でも、修理をして快適なまま永く履くことができます。 一長一短と言えばそうですが、日々を快適に過ごせる分、私は履きやすくて修理ができる靴を選ぶかなぁ・・・と思います。 いや、全部をそれにする必要はありませんが、何足かのうちの1足でも2足でもそういう靴を履いてみるのは、決して悪いことではないと思います。 エコだからというアプローチではなく、履きたいと思って履いていただきたいです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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今日も私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 やらなくてはいけないことがたくさんあるのに、こうして家にいて何もできないというのはとっても辛いです。 お天気が良かったら、また近所に散歩にでも行こうと思っていたのに、残念ながら午前から雨が降り出しました。 なので、今日は映画鑑賞の日となりました。 我が家では、映画の好みが三者三様なので3人で意見が合うことはありません。 そのため、今日は私がいくつか提案して娘が選んだ「ココ・シャネル」からスタートしました。 きっと多くの方がシャネルのブランドはご存知でしょうけれど、そのブランドの創設者のガブリエル・シャネルのことはご存知ないという方もいらっしゃるかもしれません。 詳しい話は映画を観ていただくとして、何かを始めるというのはとっても大変だということ、そしてモノづくりは大変だけどとっても楽しいということを改めて思い出しました。 服を作れる方なら、こんな服が欲しいと思えば材料を買ってきていくらでも好きなように作れるのでしょう。 私は靴を作ることができるので、自分でほしいと思った靴をどんどん作って・・・ と思っていたのは靴の学校に通っていたころで、実際に仕事として始めてしまうと、自分の靴よりお客様の靴がどうしても優先になり、 なかなか自分の靴を作るゆとりがありません。 もしあるとすれば、新たに試作を作ってそれを自分で履いてテストするくらい。 それでも、時間があったらこんな靴を作りたいと常に思っていますけどね。 なかなか実現しなくても、でも何かを作ることができるのってとっても楽しいしワクワクします。 一方で、作り手としてお客様と接し、お客様が希望されるものを形にしてお客様に届けるのも、とっても楽しい仕事です。 自分で作らなくても、自分が欲しいと思ったモノが少しずつ形になって完成に近づいていると思うと、やはりワクワクするものです。 このワクワクは、ぜひ味わっていただきたい愉しみです。 ところで、昨今の新型コロナウィルス感染拡大の中で、私たちはどうあるべきなのかということについて考えることが多くなりました。 映画の中では、「何ができるか」ということよりも「何がしたいのか」ということをしっかりと見つめて、先に進むことが是とされていて、 おそらくそれも製作サイドからのひとつのメッセージとして発信され、結局は映画ですからハッピーエンドで終わります。 でも、実際に今私たちが直面している新型コロナウィルスの問題は、何かをしたいと思っても今は我慢の時であり、 そのなかで何ができるのかを考え、できることをして、おそらくシナリオ通りに行かないでしょうしハッピーエンドになるかどうかもわかりませんが、 このリアルの崖っぷちで思考を凝らし、解決に向かって進んでいこうとみんなで頑張っています。 うまく言えないけれど、今は映画の中のような現実にあって、私たちが映画の傍観者のごとくのんびりと寛いでいられる時ではなく、 ひとりひとりが映画の登場人物になって自分のこととして今の感染拡大を阻止していかなくてはいけないと思います。 時間がたてばハッピーエンドで終わるようなものではなく、そのかじ取りをすべてリーダーたちや最前線にいる方々に押し付けることなく、 私たちもその他大勢として有効に働く必要があるのだと思いました。 映画の内容とは直接関係ないことですが、今日は映画をたくさん観ていろいろと考えさせられました。 ココ・シャネルと、ジョニー・イングリッシュと、そのあとに本能寺ホテルの3本を観て、まだこの後何か観るらしいです。 明日から、工房で静かに作業をする予定です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私たちシューリパブリックの工房は、数日の間臨時休業としまして、stay homeしています。 午前中は、お天気が良かったので自宅の前で日光浴がてら家族と喋りつつ、私はスケボーで転げて大笑いされました。 都内や大きな都市にお住いの方は、ちょっと散歩に出ようにも、出たら人と接するリスクが大きくなるため、なかなか息抜きに散歩というのが難しいかもしれません。 私が住んでいる地域は、先日も書きましたがちょっと離れれば地平線が見えてしまうくらいのところで、 一応住宅地ではありますが、ほとんど人に会うこともありません。 なので、私のようあまり人に会うことがないような方は、ちょっとの時間でも良いので近所でも歩くことをお勧めします。 その時に、ただ歩くのではなく、しっかりと足を機能させることを意識して歩いてください。 カカトで接地して、そしてしっかりと親指で蹴りだすように心がけると良いでしょう。 というのも、stay homeで自宅で過ごす時間が増えがちで、そうなるとちょっと体操をしたりストレッチをしたりすることはあっても、 それだけだと足を十分に機能させるには足りず、最悪の場合には身体がむくんでしまうということもあります。 外に出るのが難しい環境の方は、部屋の中でも構わないのでしっかりと蹴り出しを意識して歩いてみてください。 しっかりと蹴りだして歩くことで、ふくらはぎに刺激を与え、結果として血の巡りをよくする効果があると言われています。 外出が減っている時だからこそ、気を付けたいですよね。 私は、午後から娘を連れて近所の散歩に行ってきました。 家の近くの田んぼです。 埼玉県北部では、だいたいゴールデンウィークくらいに田植えをするところが多いようです。 ここ以外の田んぼでも、ちょうど田植えをしているところがありました。 昨年7月に今のところに引っ越して、一応市内なのでだいたいはわかっているのですが、細かい路地まではわからないので、そういう知らない道の探検をしてきました。 今は、新型コロナウィルスの影響で、子供たちは遊具で遊ぶことができません。 これを見て、昔新幹線の中で食べた冷凍ミカンを思い出しました。 この辺りには、昔々私が中学生のころの友達がたくさん住んでいて、よく遊びに来たものです。 自販機で買ったダイドーのコーラ。 思いのほか高し。 このあと、すごく大きな家やすごくオシャレな家、そしてまるでハワイじゃないかと思うようなすごい家が集まっている地域がありまして、 娘とともに異文化を目の当たりにしました。 ほんの1時間くらいの散歩でしたが、しっかりと体を動かすことができまして、定期的にこんな散歩が必要だと思いました。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルスの感染拡大のため、シューリパブリックの工房は5月5日(火)まで臨時休業とし、6日(水)の定休日を挟んで7日(木)より営業とさせていただきます。 ご連絡は、メールにてお願いいたします。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響で、お仕事は自宅で、買い物も極力家から出ずに、お食事は宅配でという具合で、あまり靴を履く機会がなくなっている方もいらっしゃるかもしれません。 靴は、履きすぎても良くないのですが、まったく履かないのも良いものではありません。 理想は週に1度くらい、もしくは2週に1度くらいは履ける環境です。 ときどき靴のお手入れを兼ねて、ちょっと履いてみてください。 さて、その時についでに見ていただきたいことがあります。 これは、既製品であってもオーダーメイドであっても、両方に共通することです。 それは、正しいフィッティングで履けているのかの確認です。 具体的にどんなことをするのかと言うと、 靴のライニングを見ていただいて、特に擦れているところがないかを確認してください。 フィッティングが合っていなかったり、もしくは靴ヒモの締め具合が緩かったりすると、靴の中で足が動いてしまってライニングが擦れている部分が見受けられることが多いようです。 靴のフィッティングが合っていても、靴ヒモが緩いと結果的に合っていないのと同じことになってしまいます。 なので、よくよく確認してみてください。 擦れが多くみられるのは、カカト周りや指先の辺りですが、厄介なことにフィッティングが合っていても似たような症状になることもあるので、 擦れがあって、なおかつ靴の中で足が動くか否かという条件でご確認ください。 以前にお客様のKさんがおっしゃっていたのですが、私たちシューリパブリックの靴を履くようになって靴下に穴があかなくなったそうです。 それは、擦れることが少なくなったというここを意味しています。 ちゃんと足に合った靴はとっても快適ですので、その靴を最大に生かしたフィッティングで履いていただくことをお勧めします。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルスの感染拡大のため、シューリパブリックの工房は5月5日(火)まで臨時休業とし、6日(水)の定休日を挟んで7日(木)より営業とさせていただきます。 ご連絡は、メールにてお願いいたします。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革発掘

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ときどき倉庫の中で探し物をしていると、すっかり忘れていた革が出てきたりします。 「出てきたり・・・」というよりも、毎回ほぼ間違いなく忘れていた革が出てくるのですが、 その中でもとってもお勧めのものをこうしてご紹介しています。 私はこう見えてもけっこう用心深いところがありまして、その革で作れる足数に対して1足分ほど余裕をもってご注文を受けるので、 終了と言っても実際には1足分ほど残っていることが多く、でも気持ち的には終了なのでそのままお蔵入りになってしまうことが多々あります。 今日ご紹介する革もそんな革です。 「Brazil」という名前のイタリア製の革です。 この革を買ってきたときに、革問屋さんからサンプルとして入荷したものと聞いていて、おそらく製品としての展開はなかったはず。 とっても貴重な革です。 そして、タンナーさんはおそらくTempesti社ではないかと。 あのイタリアのトスカーナにあるタンナーさんのどれかであることは間違いないです。 革の雰囲気は、やや薄めのシボが入っていて、これは控えめなシュリンクの革ですね。 似たようなところでConceria 800社のVacchetta 800というシュリンクの革がありますが、それに比べるとかなりシボが控えめです。 革の雰囲気は、どちらかと言うとELBAMATTに近く、でもそこまでガッツリとオイルは入っていません。 つまり、ELBAMATTよりもやや落ち着いた感じで、フォーマルな靴にもカジュアルな靴(キレイ目の)にも合う革です。 これくらいの感じなので、つま先やカカト周りは完全にシボが消えるはずです。 つま先からうっすらとグラデーションを感じられるような雰囲気の靴に仕上がりそうです。 ELBAMATTでは、ちょっとカジュアルすぎるという方に、ピッタリな革ですね。 色は黒、残りは1足分です。 私個人的には、つま先はプレーンの靴が良いと思うのですが、例えばチャッカブーツやギブソンブーツなどがよく合いそうです。 革の硬さからいけば、女性でも大丈夫そうです。 もしこの革を使って靴を作りたいという方、革をお取り置きさせていただきます。 今は外出を控える時なので、しばらく経ってからご注文いただければ結構です。 先着1名様のみで大変恐縮ですが、ご希望の方はメールでその旨ご連絡ください。 いい雰囲気に成長してくれる革です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルスの感染拡大のため、シューリパブリックの工房は5月5日(火)まで臨時休業とし、6日(水)の定休日を挟んで7日(木)より営業とさせていただきます。 ご連絡は、メールにてお願いいたします。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ハンドソーンウェルテッドやグッドイヤーウェルテッドの靴において、ウェルトとソールを縫うステッチを日本ではだし縫いと言います。 私たちシューリパブリックでは、製作の作業工程において唯一外部の職人さんにお願いしている作業です。 細かいことを言うなら、ラストのグレーディングは木型屋さんにお願いしていますが、 それはあくまでもベースラストを元にお客様の足に近いサイズにグレーディング(サイズを大きくしたり小さくしたり、幅を大きくしたり小さくしたりすること)であって、 ラストのグレーディングに関しては材料の購入に近い立ち位置ではないかと思っています。 そんな訳で、唯一の外部の職人さんにお願いしているだし縫いは、かつてお願いしていた職人さんは、仕様などにおいて若干もどかしい部分もありました。 しかしながら、今お願いしている方はとにかく腕が良いし、賢くて仕様に関してもしっかりと理解してくださっているため、 本当に安心してお願いできます。 このだし縫いは、靴の雰囲気を非常に大きく左右する仕様のひとつです。 向かって左の紫のチャッカブーツと右のサイドゴアブーツでは、だし縫いが全く違います。 拡大してみると、 この雰囲気に対して、 こんな感じです。 ピッチが細かいだけではなく、糸もテンションも、さらにはもっともっと細かい部分においても違います。 ちなみに、昨年の1月ころから黒のサイドゴアブーツの仕様(現在の仕様)になっています。 ピッチが細かければ良いというわけではないので、それは誤解しないでください。 だし縫いにおいても縫う方の味と言うかカラーと言うかノリと言うか、音楽でいえばグルーヴのようなものがあります。 ザックリと言ってしまえば、センスです。 さらに、糸のテンションにおいてもなかなか素晴らしい出来です。 下糸があまり浮いてしまっていると、糸が切れやすくなてしまうため、適度にめり込ませていて、なおかつロックの位置を中間よりややソール側に持ってきています。 これは、下糸がすり減って切れた時に簡単にソールが浮かないようにするための工夫です。 それらはすべて機械で縫うからこそできることです。 私たちシューリパブリックでは、だし縫いは機械で縫うことにしていまして、その理由はコスト、強度、見た目のすべてに於いて優れているからです。 機械でおこなってクオリティが落ちないものは、基本的に機械を使います。 私個人的には、だし縫いは機械の圧勝だと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルスの感染拡大のため、シューリパブリックの工房は5月5日(火)まで臨時休業とし、6日(水)の定休日を挟んで7日(木)より営業とさせていただきます。 ご連絡は、メールにてお願いいたします。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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