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革発掘

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ときどき倉庫の中で探し物をしていると、すっかり忘れていた革が出てきたりします。 「出てきたり・・・」というよりも、毎回ほぼ間違いなく忘れていた革が出てくるのですが、 その中でもとってもお勧めのものをこうしてご紹介しています。 私はこう見えてもけっこう用心深いところがありまして、その革で作れる足数に対して1足分ほど余裕をもってご注文を受けるので、 終了と言っても実際には1足分ほど残っていることが多く、でも気持ち的には終了なのでそのままお蔵入りになってしまうことが多々あります。 今日ご紹介する革もそんな革です。 「Brazil」という名前のイタリア製の革です。 この革を買ってきたときに、革問屋さんからサンプルとして入荷したものと聞いていて、おそらく製品としての展開はなかったはず。 とっても貴重な革です。 そして、タンナーさんはおそらくTempesti社ではないかと。 あのイタリアのトスカーナにあるタンナーさんのどれかであることは間違いないです。 革の雰囲気は、やや薄めのシボが入っていて、これは控えめなシュリンクの革ですね。 似たようなところでConceria 800社のVacchetta 800というシュリンクの革がありますが、それに比べるとかなりシボが控えめです。 革の雰囲気は、どちらかと言うとELBAMATTに近く、でもそこまでガッツリとオイルは入っていません。 つまり、ELBAMATTよりもやや落ち着いた感じで、フォーマルな靴にもカジュアルな靴(キレイ目の)にも合う革です。 これくらいの感じなので、つま先やカカト周りは完全にシボが消えるはずです。 つま先からうっすらとグラデーションを感じられるような雰囲気の靴に仕上がりそうです。 ELBAMATTでは、ちょっとカジュアルすぎるという方に、ピッタリな革ですね。 色は黒、残りは1足分です。 私個人的には、つま先はプレーンの靴が良いと思うのですが、例えばチャッカブーツやギブソンブーツなどがよく合いそうです。 革の硬さからいけば、女性でも大丈夫そうです。 もしこの革を使って靴を作りたいという方、革をお取り置きさせていただきます。 今は外出を控える時なので、しばらく経ってからご注文いただければ結構です。 先着1名様のみで大変恐縮ですが、ご希望の方はメールでその旨ご連絡ください。 いい雰囲気に成長してくれる革です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルスの感染拡大のため、シューリパブリックの工房は5月5日(火)まで臨時休業とし、6日(水)の定休日を挟んで7日(木)より営業とさせていただきます。 ご連絡は、メールにてお願いいたします。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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