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作り手だからこそ知っている情報を伝えていきたい

カテゴリー: Message:伝えたいこと


シューリパブリックは、日々を快適に過ごし、足元から健康になることを目的とした日常仕様のオーダーメイド靴を作っています。

しっかりとした作りを基本にしつつ、こだわり過ぎない85%のクオリティを目標とし、価格とクオリティのバランスを考えたモノづくりを進めていきます。

さて、今日たまたま見かけたコラムが興味深かったのでリンクを貼っておきます。

「ダイヤモンド チェーン ストア」というサイトの、日本人の服がこの10年で「ペラペラ」になった本当の理由というコラムなのですが、服同様に靴の素材である革もこの何十年かでかなりの変化があります。

私が靴の業界に入ったばかりの頃は、靴用の革はまだもう少し厚くてしっかりとしている生地のものも見かけることがありました。

それが、松竹梅とあったら竹の生地が徐々に薄くなり、今では松の生地の入手が困難という状態になっています。

作り手としては、おそらく選択肢は2つあるだろうと思うのですが、ひとつは生地のクオリティを落として価格をそのままに保つケースと、もうひとつは価格が上がっても良い生地のものを使うケース。

私は後者を選びました。

私たちシューリパブリックに来てくださるお客様が求めるのは、最高とは言わないまでも安心できるクオリティのはず。

ここ最近は革にせよソールにせよ全ての材料において価格の値上げが続いていて、変に何かでごまかすことなくクオリティは保ったままで価格の見直しをさせていただいています。

かつては当たり前のようにあったボックス調のキップの革(ビジネスシューズを作る時に使うもの)ですが、今では特に黒い革が入手困難で大変な事になっています。

世の中のトレンドがスーツを着るスタイルからカジュアルな服装になってきている裏で、そんなことが起こっています。

私たちシューリパブリックのお客様の中でも、お仕事の時にはちゃんとスーツを着ているという方も多く、ニーズが無くなっているわけではないのですが、将来的にどうなってしまうのだろうと私自身も心配しています。

将来的にでも、スムースの革でビジネスシューズを考えている方は、革をお取り置きさせていただくことも可能なので一度ご相談ください。


話は変わりますが、最近ちょっとだけインスタで動画をアップすることに力を入れています。

これには理由がありまして、もちろん時代の流れというのもあるのですが、私が最も重要視しているのは、お客様ご自身に靴のことをより深く理解していただいて、問題が起こった時にどうしたら良いのか考える参考にしてほしいということです。

特殊な工具を必要とする場合には、ご自身で解決するのは難しいとわかっていただけますし、構造が分かればこのようにしたら修理する事ができるとか、こうしたら靴に良いなどということをなんとなくでも感じ取っていただけるはずです。

短めの動画で、何かのついでにちょっと見ることができるようにしていますので、ぜひ参考になさってください。

動画は今後も少しずつアップしていく予定です。

ちなみに、インスタのユーザーネームは、 shoerepublic.jp です。

もし、こんな動画をアップしてほしいというご要望があれば、その旨お知らせください。

できる限りでやってみたいと思います。

ギブソンブーツ


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