毎年この時期には、浅草の産業貿易センターでレザーフェアが開催されます。
いわゆる革の見本市で、浅草の革屋さんだけではなく関西の革屋さんの出展や、さらには海外からの出展もあり、情報収集と新しい革探しには最適なイベントです。
なかなか立派な建物です。
そして、入り口にはイベントの案内。
改めて見てみると何やらいろいろとやっていたようですが、私はさっさと革を見て帰ってきてしまいました。
と言っても、2時間くらい滞在しましたが。
ざっと見て来て気になった革がいくつかありました。
その中のひとつ、碓井さんで取り扱っている「アリゾナ」ですが、最近私も使い始めていてお客様からの評判も良いですし、革の雰囲気も良いし、硬さや厚さなど靴としてのクオリティもなかなか良いステキな革です。
私はこの中ではネロ(黒)とチョコ(茶)と、もう1ページの方にあったパープル(紫色)を仕入れて使っています。
そして、次に入荷するとしたら、黄色っぽいパグリアとかブルーネイビーあたりが良いかなぁって思っています。
そのほか、普段からお世話になっている新二幸さんに行って新しい革を見せていただいたり、普段はなかなか見る事ができない兵庫のタンナーさんの製品を見てきたりしつつ、とにかく一つも見逃さずに見るつもりで細かく見てきたところ、
ついに見つけました。
ずっと探していたスウェードです。
イタリア製のスウェードで、そのタンナーさんはとにかくスウェードに力を入れているそうで、雰囲気もなかなかなものでした。
また、撥水加工もしっかりと施されていて、この革で靴を作った場合でも雨の日だって安心して履けそうです。
これらの革は日本の代理店さんが入っていて、今現在在庫していてすぐに購入できるのがこれらの6色とのことでした。
少量から買えるそうなので、どれか選んで試しに買ってみようかと思っているのですが、皆さんはこの革で靴を作ってみたいというご希望はありますか?
どうせ買うのであれば、お客様のご希望があるものを選びたいので、もし写真のスウェードの革のこの色で靴を作りたいというのがありましたら12月11日(日)までにお知らせください。
12日(月)に発注する予定です。
ちなみに、左上の「Curry」というのはいわゆるカレーを意味するそうですが、色としてはやや緑がかっているカレーの色といったところでした。
日本では鶯色に近いのかもしれません。
私はこの鶯色は結構好きです。
そうそう、先日お客様のMさんより、
「夏にTシャツ+短パンというスタイルに合わせる靴を考えていて、モンキーシューズあたりを考えているんだけど・・・。」
というご相談があったのですが、この「Curry」で作るモンキーシューズはなかなか涼しそうで上品で良いのではないでしょうか?
Mさん、いかがですか?
この革のサンプルは工房にございますので、近々お越しいただけるようでしたらぜひ実物をご覧ください。
以前扱っていたスコッチスウェードとはまたちょっと雰囲気が異なりますが、私はこれはアリだと思います。
Snuffもキレイですし、Dark Blueもキレイなんですよね。
迷っちゃいます。
当初「Ciliegio」はキレイだけど靴には難しそうだなぁって思っていたのですが、その意味を調べたところ「桜」とのこと。
うむ、これは日本人として何とか上手に使わないといけないです。
悩むなぁ・・・。
★★★お知らせ★★★
★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
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