先日ご紹介した、あのレザーフェアで見つけたスウェードが、今日到着しました。 OPERAというイタリアのタンナーさんのLondonという商品です。 この革を扱っている革屋さんは、今回初めて購入させていただく会社なのですが、非常に丁寧でかつ親切に対応してくださり、とっても安心できました。 今日は、今回購入した4色のうちの2色をご紹介させていただきます。 まずは、こちらから。 Ciliegioという表記の色で、日本語で言うと「桜」だそうです。 印象としては、桜よりも少し濃い感じで桜餅とか桜餡の方が近いかもしれません。 実際にこうして1枚の革を広げてみると、カットサンプルを見た時のイメージとはけっこう異なるもので、やっぱりキレイです。 表面の仕上がりは、スウェードとしては毛足がやや短く、それゆえにやや硬い印象を受けました。 以前に使っていたスコッチスウェードと比べると、こちらの方が毛足が短いです。 革の硬さに関しては、こちらの方がコシがある感じという表現が正しいと思います。 スコッチスウェードは、革そのものの厚みがあってフワフワという印象でしたが、こちらはもう少し薄くてシャキッとした感じですね。 と言っても、1.6㎜あるので決して薄いわけではないです。 写真だと、革の色や質感、雰囲気が正しく伝わらないかもしれませんが、なかなか良いスウェードですよ。 スウェードなので、シワの感じはちょっとわかりませんね。 革の裏側はレジン加工が施されており、謳い文句としてはライニングなしでもということでしたが、私としては革がシャキッとしていることにメリットを感じます。 そしてもうひとつの色がこちら。 「Curry」という色。 だいぶカラシ色に近い感じで写っていますが、実物はカラシ色と鶯色の中間よりややカラシ色に近い感じです。 とってもキレイな色ですよ。 先日お越しいただいたお客様のIさんも、この革を気に入ってくださいました。 この革なら、カジュアルな雰囲気の靴を作るのにちょうど良いと思います。 ブリティッシュの靴はどうしてもカチッとした雰囲気に仕上がりますが、こんな革を使って作るとカジュアルな服にも合わせやすいですよね。 こちらも裏側にレジンの加工が施してあります。 そして、この革の特徴のひとつですが表面に撥水加工が施してあり、雨の日でも汚れにくい靴になります。 今回は、お試しで仕入れたので各3足ずつになりますが、もうすでにご注文やお取り置きのご依頼をいただいているものもございますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★2023年1月ご注文分より、靴や一部のオプション、そして一部修理代金などの見直しを予定しております。靴のご注文をご検討中の方は、可能であればなるべく年内にご注文ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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