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裁断する

カテゴリー: Message:伝えたいこと


靴を作る際には、アッパーの革を裁断したり(この作業をクリッキングと言います)、インソールの革を裁断するなど、

とにかくたくさんの裁断の作業があります。

大きな一枚の革からアッパーのパーツを裁断すると、パーツとパーツの間の部分はゴミとなてしまい、

そのほかにも一枚の革でも縁(えん)の部分、つまり腹回りやわきの下や首回りなど、革の素材として靴に適さない部分の多くは、ゴミとなってしまいます。

革はとっても高価な素材なので 、私も靴作りを学び始めたころは、そんなにたくさん革がゴミになってしまうことに大変驚きました。

もちろん、少しでも上手にクリッキングをして、ゴミをなるべく少なくするように心がけていますし、

縁の部分はベロなど素材の特性を生かして使えるパーツに使いますが、

それでもおよそ1枚の革の3分の1ほどは使うことができず、ゴミとなってしまいます。

本当にもったいないことです。

こちらはインソールの革を裁断した残りです。

アッパーの革と同様に、もしくはアッパーの革よりももっと多くゴミが出てしまっているかもしれません。

ハンドソーンウェルテッドの靴におけるインソールは、非常に大切な役割を果たすため、

生地がスカスカな部分や厚さが足りない部分、さらには大きくキズが入っている部分は使うことができません。

さらに、インソール自体が結構大きなパーツなので、どんなに無駄なく裁断するように心がけても、やはり3分の1以上はゴミになってしまいます。

これが大きな工場だったら、その裁断した残りのゴミをまとめて何かに再利用することもできるのでしょうけれど、

私たちのような規模では、何かに使えるほど集めること自体が大変です。

いかんなぁと思いつつ、これは改善しなくてはいけないと思っています。

ただ、アッパーの縁の部分や首の部分は、キレイなところを使ってパスケースなどを作っています。

なかなか個性的な革ですので、購入希望の方はその旨お知らせください。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

4月13日(土)に、大阪梅田のRifare大阪店さんにて、店舗移転後初のイベントを開催します。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 2 】

4月14日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお邪魔して、皆様の足の計測をさせていただきます。

SUN×シューリパブリックで今後新企画の靴の発売を予定していますが、それに先駆けてご自分のサイズをご確認いただくための計測です。

ご注文の予定の有無にかかわらず、お気軽にお越しください。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 3 】

5月25日(土)と26日(日)に、Rifare仙台一番町店さんにてイベントを開催いたします。

Rifare仙台一番町店さん におけるイベントは、今回が初めてとなります。

詳細は、また改めてお知らせいたします。

【 お知らせ 4 】

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。








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