余談ですが、
Amazonのサイトを見ていると、突然にこれを買っておかないといけないと思うことがあって、
そんなに慌てて買う必要なんて全くないのですが、なぜか買わないといけないような気持になって買ってしまうことがあります。
必要なモノなので、遅かれ早かれ買うのは間違いないのですけれど、今買わないといけないという不安に駆られるのはなぜでしょう?
少し前ですが、私はそんな魔のささやきによって、こんなものを買いました。
マイクロSDカードです。
アダプターがついているので普通のSDカードと同じように使えます。
私は、このTEAMというメーカーを全く知らなくて、パッと見た時におもしろいデザインだなって思い、今回はこのメーカーのものにしました。
SDカードってそう簡単に壊れるものではありませんが、私が使っているのはあまりにも容量が小さすぎて、
さすがにこれでは問題がありそうなので、そのうち買おうと思っていたところでした。
まだ使っていないのでスペック的なことはわかりませんが、特に大きな支障がなければ構いません。
過去にもそんな魔のささやきで何かを買ったことが何度もありますが、振り返ってみると買ったものはすべてフル活用していて、無駄だったというものは思い当たりません。
だいたい買うのは文房具の消耗品が多く、むしろあの時に買っておいてよかったと思うことのほうが多い気がします。
さて、今日工房の倉庫の中でこんな革を発見しました。
ギン付きのスウェード(こげ茶)です。
これはかなりレアでしょう。
いつ買ったヤツだか全く覚えていませんが、最近はほとんどこういうギン付きのスウェードなんて見ることがないですし、
もしかしたら世界のどこまで流通しているのかもしれませんが、私が知っている限りではここしばらくの間は見たことがありません。
参考までに革にあまり詳しくない方のために解説すると、ギンというのは革のギン面のことで、
いわゆるスムースの革の表側のツルツルしている面のことを言います。
そして、その反対側を床面と言います。
一般的なスウェードは、厚い牛の革の1層目をスムースとしてスライスし、2層目を使って作ります。
なので、1層目で厚い革を作るために厚くスライスしてしまうと、2層目の生地は表面から深い部分になってしまい、
革は深くなるほど繊維が良くないので、深い2層目のスウェードはあまり良い革ではないと言われるのです。
ところで、このギン付きスウェードというのは1層目を使っていて、贅沢なことに1層目の床面を表側にしているものなのです。
なので、当然に生地は非常にクオリティが高く、裏側がギン面ということで強度もあり、とにかく非常に贅沢な革なのです。
しかしながら、今現在私たちの工房に残っているのはこの1枚だけ。
それも、あと1足分ほどです。
さらに、私の手で区切っている左側はあまりクオリティが高くない部分で、使うとしたらベロくらいになります。
ということは、ご注文をお受けできるのは、この右側の部分だけで作れる靴というのが条件になります。
今日ちょうどチャッカブーツのパターンを作ったので置いてみました。
まぁ、そこそこ余裕をもってとることができそうです。
チャッカブーツかギブソンシューズなどのシューズ類であれば大丈夫でしょう。
サイズの大きな男性モノでも大丈夫そうです。
ただし、ギブソンブーツやモンキーブーツ、さらにはウィングキャップやフルブローグなど、革を多く使うモデルにおいては難しいかもしれません。
革はこんなにキメが細かく、とってもキレイです。
革の雰囲気からして、フォーマルの靴以外でしたらほとんどのデザインを作れるかと思います。
女性用の靴でサイズが小さめであれば、デザインは何でもOKだと思います。
どうかなぁと思ったら、ご相談ください。
最近は、ZOOMやGoogle Meetのアプリで直接打ち合わせもできるようになりました(事前にご予約が必要です)。
事前というのは、空いていれば5分前でも構いませんので、ちょっと詳しく聞いてみようという場合は、お気軽に前もってお電話やメールでご連絡ください。
スウェード自体が今となってはとっても貴重なので、迷っている方はぜひ押さえておくことをお勧めします。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ 1 】
2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。
履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。
詳細は、1月31日のブログをご覧ください。
インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。
ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。
ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。
【お知らせ 2 】
新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。
ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、
前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。
靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。
こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。
詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。
まずはメールやお電話でお問い合わせください。
【お知らせ 3 】
シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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