もう年末ですね。
私たちのような個人事業者は、締めが年末なので12月31日に棚卸をします。
今年も大変だなぁと思いつつ、恒例の革探しをしてみたところ、
出てきました。
すっかり忘れていたヤツです。
量的には、ゆとりをもってあと1足分です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、革には靴を作るときに使えない部分がありまして、
例えばわきの下に当たる部分や、腹回り、さらには首の周りなどがそれに当たります。
その理由は、革は動物由来であるために部位によって差が出てしまい、どうしても生地がしっかりしていない、もしくは変なシワが入る可能性が高い、さらにはキレイではないなどが挙げられ、靴のクオリティを保つためにこの部分は使わないとされているのです。
そんな理由から、この状態で使えるのは約1足分。
それも、たくさんのパーツを使うようなフルブローグブーツやモンキーブーツは難しく、
チャッカブーツやギブソンシューズなどが好ましいと言えます。
上の写真に写っている部分は大丈夫なのですが、右上の見切れているあたりは牛の首の後ろ側に当たる部分で、
日本語で何というのかわかりませんが、英語ではgrowth markと言われる深いシワが入っています。
なので、その部分は通常は靴には使いません。
そういうことを含めてあと1足分ということになります。
で、言い忘れましたが、発掘したのはこちらのイルチアの革です。
少し古いもので、昔のイルチアがまだ非常に品質が良かったと言われていたころのものです。
この革を使って、チャッカブーツやギブソンシューズを作りたいという方、できれば年内にお越しいただける方優先で、ご連絡をお待ちしております。
★★★お知らせ★★★
【 お知らせ 1 】
2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。
靴本体の価格が、103,680円(税込)となります。
【 お知らせ 2 】
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。