今週末の神戸出張の前に片付けておきたい仕事が順調に進み、明日は少し余裕を持って準備ができそうです。
お天気が若干微妙なところですが、イベントの日は神戸の方はお天気が回復しているようなので、ちょっと安心しています。
さて、少し前から工房の打ち合わせテーブルの一角にWREN’Sのクリームを置いて販売していますが、ほとんどの方が気付いていないようで、加えて私自身も話に夢中になってしまいお勧めするどころか、クリームの存在すら忘れてしまっています。
そんなわけで、これから工房にいらっしゃるお客様のために、WREN’Sのクリームについてご案内しておきたいと思います。
WREN’Sというシューケア用品はイギリスのブランドのようですが、実際にそれらを使ってみるとイギリスっぽさよりもフランスっぽさを感じます。
そのあたりは、のちほど詳しくお伝えするとして、
今回ご紹介するのは、以前にも何度かご紹介しているこちらの商品です。
このクリームを最近あまりメンテナンスをしていないこちらの靴に塗ってみます。
ちなみに、WREN’Sのクリームは他のブランドのものと比べてかなり柔らかくて、どちらかというとデリケートクリームくらいの硬さになります。
横にしてもこぼれ落ちるほどではありませんが、ちょっと勢いが付いたらこぼれてしまいそうです。
このクリームを先ほどのオックスフォードに塗るわけですが、塗る前と塗った後がわかるように左足(向かって右)のみに塗ってみます。
うすく塗れるようにスポンジを使って塗ってみると、
こんな感じになり、
豚毛のブラシでブラッシングしたのがこちら。
向かって右側の左足の方がイイ感じでツヤが出ているのがわかります。
正直なところ、WREN’Sのクリームって栄養補給の役割は十分にありそうだけど、サラサラでほとんどツヤが出ないと思っていましたが、意外にも十分なツヤが出ますね。
確かに左足の方がはっきりとツヤが出ているのがわかります。
これは予想外でした。
でも、私がこのWREN’Sの特徴としてお勧めしたいのはこの仕上がりのほかにもうひとつありまして、これはPCを介してでは絶対に伝わらないのですが、このクリームの香りです。
色によって香りが異なるものの、黒のWREN’Sクリームの香りは例えるなら桃のゼリーの人工香料みたいな感じ?
人口香料ってあまり良い表現ではありませんが、私たちの世代だと子供の頃に良い香りのする消しゴムとかのりとか、そういった文房具で何となくいい香りがするヤツがあったのを覚えている方もいらっしゃると思うのですが、そっち系の香りです。
通常靴クリームというと有機溶剤の臭いがきつい印象ですが、このWREN’Sに関しては全く違います。
黒以外では、赤系のものは違うフルーツの香料の香りがするような印象なのですが、これは工房にサンプルがたくさんありますので、いらっしゃったときにお試しください。
黒だけは、普通に販売しています。
ご購入をご希望の方は、その旨お声がけください。
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