今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。
いつもながら、お休みの日には細かい家の用事が多く、今日も午前中からあれやこれやと忙しくしていました。
その中で、なかなか興味深かったことがありまして、それは何かといいますと、
我が家の家庭菜園で育てている野菜に大変な数の虫がついていまして、それらを何とかしないと大変なことになってしまうので、殺虫剤を買ってきてスプレーで吹き付けたということです。
いや、別に大したことではないと思ってはいけません。
普段から私たちは消費者としてスーパーで野菜を買ってきて食べています。
何の疑いもなく、キレイな野菜を選んでいるのですが、それって大変なことなのです。
何もしないで野菜を育てれば、ほぼ間違いなく虫に食べられてしまったり、ナメクジが這っていたり、ダンゴムシが紛れ込んでいるはずなのに、
スーパーで買う野菜にはほとんどそんなことがありません。
むしろ、ナメクジが這っていたらやれクレームだの大騒ぎになってしまうことだって考えられます。
一体どんな風にそだてているのでしょうか?
虫食いだってほとんど見たことがありません。
それに、私が育てている野菜は、例えば小松菜などの葉っぱものの野菜は、収穫してから数時間でヨレヨレになり始めるのに、
スーパーで買ってくる野菜は翌日でもシャキッとしています。
不思議です。
菜園を始めたころは、多少なら虫に食われてもいいやくらいに思っていたのですが、実際には全然多少では済まず、レモンの木の若い葉は何枚かが芋虫のようなヤツに食い尽くされてしまいました。
できれば好きじゃないけれど虫たちと共存できれば良いくらいに思っていたのに、レベルが違いすぎました。
そんなわけで、ホームセンターに行って虫退治の農薬を買ってきて、300倍に薄めてスプレーしておきました。
効果がどれくらいあるのかはわかりませんが、虫たちがどこかに行ってくれることを願っています。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、興味深かったのは害虫駆除の農薬なんて買うことがないと思っていたのに、
こうして環境が変わってこれまで全然知らなかった世界に足を踏み込んで、どれはどんな特徴があってという具合にあれこれ調べて、新たな分野に足を踏み入れたことです。
一般的に、無農薬の野菜は身体に良いということを聞いますが、反対に農薬を使わないで育てた野菜は自ら毒の成分を出すものもあるということを聞いたこともあります。
ですが、今日実際に農薬を散布してみて、素人が散布するとまんべんなくまくことが難しいので、この辺りは濃くなったりこの辺りは薄くなったりすることもあります。
基本的には、農薬はかなり用心深く安全性を確認されているらしいので、私があまりそういう危険性を心配する必要はなさそうです。
さてさて、今日の本題です。
少し前に、中学生になったウチの娘の通学靴のことに関して書いたことがあります。
中学生の通学靴は、白いスニーカーと決められていて、なかなかその条件で探すと安くて良いものが少ないと書いたと思います。
実際には、さらにもっとやっかいだということがわかりました。
というのも、ウチの娘が巻き爪や外反母趾、そして親指のタコなどを気にしていて、
どうやらその原因の一部は靴にあるようなのです。
昔々、外反母趾で靴がきつい場合には幅の広い靴を履くという認識が広まったことがあるようですが、
厳密に言えばその症状による部分はあるものの、外反母趾の場合は緩すぎる靴は悪化させてしまうというのが昨今の考え方です。
なぜ、どうして?
と思われるかもしれませんが、靴が緩いと靴の中で足が動いてしまい、あっちこっちぶつかって親指の先は外側へ、小指の先は内側へ(つまり外反母趾と内反小趾の状態)になってしまう危険性があるのです。
そうならないように、靴は大きすぎず小さすぎないものを選びましょうということになっています。
同じ考え方で、足の幅の細い人が標準的な靴を履くと、やはり靴の中で足が動いてしまい、上記のようなことが起こります。
男性でも、パンプスなんて履かないのに外反母趾になってしまう方がいるのはこれが理由と推測されます。
また、同じ理由で巻き爪やタコも発生します。
もっと言えば、必要以上にウィズが広い靴を履くことは、横アーチの低下につながり、そこから外反母趾につながることもあります。
それが、成長著しい小学生や中学生が実際に履ける靴を探すと、ほとんどありません。
幅広のモデルは比較的多いのに、細いモデルはほとんどありません。
結局、海外の有名なスニーカーのブランドのモノを買わなくてはらなず、とっても大変というのが親のホンネです。
白じゃなくちゃいけないなんていう括りがなければ、もう少し安くて足に合うものを選ぶことができます。
そのような校則に対してケンカを売るつもりは全くありませんが、もっと全国的に靴のことを理解しようとしていれば、
こんなことにはならないはずです。
ウチの娘に限らず、おそらく世の中の中学生たちの一部は学校指定の足に合わない靴を履き、もしくは高校生たちの中にも学校指定のローファーを履く子たちもいると思いますが、
彼らの中には足を悪くして将来的に足に問題を抱えることだって十分に考えられます。
ウチの娘が通っている学校は、まだ白い靴と言う括りなので、ムリして値段の張る靴に目を向ければまだ履けるものはありますが、
そういうことよりも、子供たちの成長において足を守る必要があるのに、文化として靴の大切さが理解されていないことが非常に残念です。
子供だって幅の広い足の子もいれば幅の細い足の子もいます。
なのに、合わない靴を履いていれば足に障害を持つことになるかもしれませんし、それが軽度だったとしてもタコや魚の目、巻き爪、外反母趾などの原因になる可能性が十分にあります。
せっかく世の中にはたくさんの靴が存在しているのですから、色で選択肢を排除するのではなく、もう少し柔軟に判断できる靴の文化が育ってほしいと思います。
まったく悪意がなくただただ気づいていない人たちがたくさんいるかもしれないので、私は専門家として靴の文化を向上させるための情報を今後も発信していきたいと思っています。
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2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。
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前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。
靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。
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詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。
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まずはメールやお電話でお問い合わせください。
【お知らせ 3 】
シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。
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