余談ですが、昨今のマスク不足からのマスクの高騰にビックリしました。
私はけっこうひどい花粉症なので、毎年マスクを買っていますが、確か昨年までは50枚入りで400円程度だったのが、今年は4,000円とか5,000円という値段がついていて、
これからもしばらくはマスクが必要そうなので、ちょっと作てみました。
こちらです。
昨日、近所の手芸用品を扱っているお店に行って、材料を買ってきました。
お店の方でももうわかっているようで、マスクを作る材料はこちらという感じで、専用のコーナーまでありました。
裏側はこんな感じです。
表側にブロードを使い、裏側はダブルガーゼを使いました。
両面にダブルガーゼでも良かったのですが、ブロードがワゴンセールで安かったので・・・。
工房にあるミシンの糸のテンションを下げて縫ってみたら、思いのほかうまく縫えました(プロから見ればうまくないのでしょうけれど)。
ちなみに、パターンはこちらのサイトのものを使わせていただきました。
この後、家に帰ってからアイロンをかけて、そのあとにゴムを通して完成です。
革用のミシンだと、押さえがウィールなので柔らかい布には不向きです。
家庭用のミシンがあれば、もっと簡単にできたはず。
マスクが入手できないとか、マスクの高騰に納得がいかないという方、ぜひ作ってみてください。
慣れれば、1時間で1個以上作れそうです。
さて、今日はイギリス靴のノーズの話。
20年ちょっと前に極端なロングノーズの靴が流行ったことがありますが、それを除けば基本的にイギリス靴がノーズが短めです。
こうして見ても、しかり。
ちなみに、ノーズとはハネよりも前のほうの部分を指します。
例外もあるものの、イタリア靴のほうがイギリス靴に比べてノーズが長いイメージがあります。
イギリス靴の場合、捨て寸(つま先の指よりも先で何もない隙間の部分)は長くても1インチ程度のものが多く、
それくらいのバランスでうまくまとまっていて、特にイギリス靴は履いた時に格好良く見えると感じています。
ときどき、ノーズを長く見えるようにしたいのでタブの位置(下の写真で私が指さしている部分)をカカト寄りにしてほしいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、
イギリス靴ではタブの位置はサイズで決まっているため、デザイン如何でずらすことはできません。
長い年月をかけて淘汰された結果の数値であり、
タブだけではなく、ハネの前端の位置や履き口の位置、くるぶしの位置、そしてカカトのトップの位置など、パターンを作る際にすべて数値で決まっています。
そしてその数値に則ってパターンを作るので、変なミスは起こらず、さらにはそのバランスがイギリス靴になるようです。
いずれにしても、私個人的な考えではこれくらいのノーズのバランスが機能的で使いやすく、
変に歴史に左右されない重みを感じられるように思います。
ちなみに、このタブの位置はシューズでもブーツでも同じで、もっと言えばギブソンでもオックスフォードでも基本は同じになります。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ 1 】
2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。
履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。
詳細は、1月31日のブログをご覧ください。
インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。
ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。
ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。
【お知らせ 2 】
シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。
イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。
私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。