今日は、浅草の台東館で開催されている東京レザーフェアに行ってきました。
埼玉県の北部に住んでいると、浅草まで行くのに1時間以上かかるので、行って用事を済ませて帰ってくると半日の仕事になってしまいます。
そんなわけで、今日は数か月ぶりの浅草。
通常、レザーフェアは春のこの時期に開催する時は翌年の春夏物の展示で、12月に開催する時には翌年の秋冬物の展示ということになっていますが、私たちシューリパブリックにはさほどトレンドは関係なく、むしろ面白そうな革を出品している革屋さんを探すのが主な目的です。
台東館に到着して、まず向かったのがいつもお世話になっている革やさんのブース。
私が靴の会社に勤めている頃からのお付き合いなので、もうかれこれ25年以上のお付き合いになります。
そこでちょっとおもしろそうな革を発見しました。
このグリーンの革がなかなかオモシロくて、ちょっと引っ張ってみると色が薄くなるいわゆるプルアップの革のツヤのある仕上げのもの。
今のところこのグリーンと濃い目のワインだけあるそうなので、ちょっと買ってみようかなと思っているところです。
そして、こちらはちょっと色が緑に振れてしまっていますが、やまぶき色の型押しのELBAMATTです。
少し前にギブソンブーツやフルブローグブーツを製作してお客様にお渡ししたあの革なのですが、あの時は試作だったので3足分しか入手できずでしたが、今ならもう少し購入できるとのこと。
こちらは、初めて入ったタンナーさんのブースで見つけたスムースの革です。
プレミアムを掲げているだけあって、仕上がりはなかなか良い感じでした。
数がまとまれば指定の色を作っていただくことも可能とのことでしたが、だいたいこの手の革でニーズがあるのは黒なんですよね。
ちなみに、この革のカットサンプルをいただいてきまして、営業さんがこの革はアノネイやデュプイの革を目指して作ったとおっしゃっていました。
革の雰囲気は確かにそんな感じもしましたが、実際の革のポテンシャルは履き込んだ時の状態の加味しないといけないので、使うのであれば一度購入して靴を作って履いてみてからですね。
そのほか、こちらは数年前からお世話になっている革屋さんのアリゾナという革の色展開サンプル。
これまで黒(ネロ)とチョコ、そしてここにはありませんがパープルを購入しまして、今回見てきた中で買ってみたいと思ったのがレジメントとムスキーオのダーク系のもの。
明るい色の革は、どちらかと言えばシュリンクよりも型押しの革の方がはっきりしてメリハリが出るので、私は明るい色の革は型押しを仕入れるようにしています。
今回の収穫はこんな感じで、これまでに何度かお世話になっている関西の革屋さんのブースには今回は残念ながらこれといった目に留まるものがありませんでした。
私自身は、今週末に神戸出張がありますし、今回出店していた革屋さんたちはしばらく片付けでバタバタしそうなので、数日間考えて良さそうなものを発注しようと思います。
もし、今日ご紹介した中で何か特にこの革で靴を作りたいというものがありましたら、その旨お知らせください。
参考にさせていただきます(たぶん仕入れちゃうだろうな)。
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