皆さんは、電車ってお好きですか?
今、鉄道好きのドラマをやっているのをご存知でしょうか?
テレビ東京で放送している「鉄オタ道子、2万キロ」というドラマです。
玉城ティナさんが主演で、乗り鉄にはたまらないドラマだと思います。
じつは私も電車が好きで、私もどちらかといえば乗ったり車窓を楽しんだり、さらにはどこか知らないところに行ってその旅情を楽しむのが好きな方です。
なので、このドラマは私にピッタリで、リアルタイムでは観ることができませんが、時間があるときにTVerで観ています。
私が住む埼玉県も、なかなか面白い鉄道が通っていまして、もし機会があったらぜひ乗ってみたいと思っているのが、東武鉄道から野岩鉄道を経て会津鉄道の西若松、更にはJRを乗り継いで会津若松までの路線です。
会津若松まで行ったら何時間かかるのか全くわかりませんが、途中の車窓もすごく楽しそうですし、完全に未知の世界に行けそうなので、以前から興味があります。
仕事などの用事があって何時までにどこかに行かなくてはいけないというのと違って、純粋に移動そのものを楽しめるのは、非常に楽しいことだと思います。
目的地を決めずに、行った先でおもしろそうなところで降りて、知らない世界を楽しんでみたいと思っています。
さて、今日は先日木型屋さんから届いたラストをご覧いただこうと思います。
数日前のブログでは、ラストを調整するという話を書きましたが、今日はその少し前の話で、調整する元になるラストの話です。
私たちシューリパブリックでは、お客様からご注文いただいた靴を製作するときに、お客様専用のラストをご用意させていただいていますが、そのラストはお客様の足のサイズを元にだいたい近いサイズのものを木型屋さんに作ってもらっています。
一般的な既成靴では、だいたい平均的なウィズの2Eとか3Eで作られていますが、私たちの場合はそのお客様の足に応じてウィズがCであることもありますし、4Eであることもあります。
例えばこちらをご覧ください。
こちらは今回届いたラストの一部ですが、
この2台は同じ8 1/2というサイズですが、ウィズが異なります。
お客様の足の幅が違うので当然といえば当然なのですが、手前のラストのお客様はちょっと細くてウィズがDなのに対し、奥のラストのお客様はだいたい標準くらいのウィズで2Eです。
こちらは、サイズが違うので完全な対比ができませんが、右側のラストが4Eで左側のラストが2Eです。
このあと結構ガッツリと削ったり肉付けをしたりするのですが、お客様の足のサイズとウィズは本当に様々なので、オーダーメイドの靴を履く前はこの幅広のお客様も細いお客様も既製品を履いていたということに驚かされます。
さらに、標準的なウィズの2Eの方もじつはこのあと結構たくさん調整が必要で、たまたまスタートが標準的な2Eだっただけの話であり、実際には標準的な足の形をしている方はほとんどいらっしゃいません。
深い話をしてしまえば、それこそお客様によってどれくらい締めるのかということが異なってきますが、それ以前にお一人お一人の足が全く違うということがあまり知られていないことであり、もっと靴や足に関心を持ってほしいと思っています。
改めて考えれば、やっぱり靴はもっとオーダーメイドが普及して、それが当たり前になるべきなのでしょうね。
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